12月24日,岩手県南・宮城県北ILC誘致推進大会が開催され仙台市議会議員連盟のみなさんと出席してまいりました。ILCとは,全長20km~50kmの地下トンネルに建設される電子・陽電子加速器を中心とした大規模研究施設で世界で唯一岩手県南部から宮城県北部の北上山地が建設候補地となっています。この間何度か議会でも取り上げてますが文部科学省が公表したILCの経済波及効果は20年間で最終需要額1兆2千億~3千億円・生産誘発額は2兆3千億~6千億円と莫大な金額であり本市や東北にもたらす影響も図りしれません。我が国が主導する初めての国際プロジェクト成功に向けて,関係者のみなさんと共に取り組んでまいります。
12月19日,出身組織の研修会が実施され久しぶりに市政報告の機会を頂きました。コロナ禍の影響で多くのみなさんに参集いただく形式での市政報告会の開催が難しい中ではありますが感染症対策を徹底し開催されました。この日の報告では,夏の仙台市長選挙後の仙台市議会の会派構成について説明させて頂くと共に,この間何度も取り上げてきた地元中小企業への発注に関する課題,重要課題でもあるガス事業民営化をめぐる議論経過や,私自身が議会で取り上げた指摘内容について報告させて頂きました。今後とも機会を捉えて活動の報告をしっかりしてまいりたいと思います。
12月15日,青葉山公園(仮称)公園センターの名称と開館時期が決定いたしました。名称については,これまで受け継がれてきた杜の都・仙台のみどりに新たな彩りを加え未来につなぐ施設となるよう「仙臺緑彩館」と命名。3月の予算委員会にて提案した仙台市博物館北側にある伊達政宗公胸像について,大橋に近い追廻地区の北東角に移設されます。 また,伊達文化の大切な観光資源である青葉まつりと雀踊りに関し観光拠点の一つとして公園センターに伊達時代行列・政宗公神輿渡御の甲冑等の展示・十一基の山鉾の輪番による展示を求めてきましたが情報ラウンジへの展示も決まりました。市民や仙台を訪れた人が親しむことが出来る杜の都のシンボルとなる公園となるよう期待するものです。
12月2日,仙台市議会第4回定例会が開会されました。今回の定例会では条例案8件・その他案13件・補正予算案2件の合計23件について審議いたします。条例案では,近年の駐輪場の利用実態を踏まえ商業地域などにおける建築物への駐輪場の設置に係る算定基準を緩和する自転車等駐車場の附置に関する条例の一部を改正する条例,補正予算では3回目のワクチン接種の必要性が示されたことから必要な経費の追加,感染症の影響により令和3年度産米の概算金の下落したことを受け生産者への支援金の支給,公共交通の運行継続を支援するための奨励金など,一般会計41億4800万円の増額補正について審議する予定です。
11月29日,仙台市議会第3回広報委員会が開催されました。「市議会中継映像の取扱いについて」各委員より活発な意見が出されました。仙台市議員等においては,その諸活動を市民に周知する手段としてホームページの他SNS等も広く用いるようになってきていますが,中継画像の利用・紹介方法について市議会録画中継のホームページのリンク掲載するほか,加工・編集等をしたものを含め様々な方法がとられております。議員等による中継映像のインターネット配信・動画掲載や加工・編集等の二次利用について明示の許諾や条件設定はないことから,今後の取扱いについて真摯な議論がなされております。委員長として着地点を見出すべくその役割を果たしてまいりたいと思います。
11月18日,カトケンコンペを開催して頂きました。コロナ禍により少人数での開催となりましたがこの間少しづつ後援会活動も動き出しました。スポーツの秋ということもあり,釣り大会の開催や有志による登山など感染症対策に配慮しながら行事を開催して頂いております。また,昨年は中止が続いた中学校の各種大会も開催出来るようになり,部活動の外部コーチとして大会でのコーチングの機会も増えてきました。まだまだ油断は出来ない状況ではありますが,次の議会では第6波への対応やワクチン3回目接種の対応などが議題として提案されておりますのでポストコロナを見据えた取組みに向けてしっかり議論してまいりたいと思います。
11月12日,仙台市長に女川原子力発電所を視察して頂き同行いたしました。昨年,会派の代表質疑において当時の会派代表である安孫子議員より女川で原子力災害が発生した場合の広域避難者受け入れなどについて仙台市の考えを質した際「郡市長も自身の目で現地を確認すべき」と提言したことがきっかけで本日の視察となりました。女川原子力発電所の安全性向上に向けた取組みについて説明を受けたのち,淡水貯水槽・ガスタービン発電設備・防潮堤の視察に加え,原子力技術訓練センターや3号機の原子炉ギャラリーも視察頂きました。市長からは「日夜,安全・安心のため苦労されていることが理解できた」等の感想を頂きました。
11月8日,コロナ禍により昨年は書面開催となった企業後援会「ニューシティ懇話会」の総会を開催して頂きました。この間,幹事会や役員会など少人数での会合はありましたが多くのみなさんを前に挨拶の機会を頂いたのは久しぶりでありました。夏に挙行された仙台市長選挙や新たな会派結成等について報告させて頂きました。また,第2部の記念講演として健康福祉局新妻次長をお招きし「仙台市の新型コロナウィルス感染症への対応について」と題しご講演を頂きました。直近のワクチン接種状況は2回目接種率79.1%,うち高齢者は93.8%と高い接種率となっており第4波と第5波の新規陽性者割合も大きく減少しています。重症化率においても未接種者は2回接種済者の約40倍となっており,仙台市のデータからはワクチン接種の効果があらわれている等の話しを聞くことができました。会員のほとんどは地元中小企業のみなさんです,引き続き声を寄せて頂き市政に反映出来るよう取り組んでまいります。
11月2日,会派「市民フォーラム仙台」の基本政策を郡市長に提出しました。新型コロナウィルス感染症への早急な対応として12項目。基本政策として『6つの視点』として93項目に整理しました。①【子ども】子どもの命を守る教育と次世代支援として20項目②【経済】地域経済の活性化と雇用の確保として20項目③【福祉】市民福祉の充実として17項目④【安心】安全・安心なまちづくりと都市インフラの最適化として13項目⑤【環境】防災・減災および環境に配慮したまちづくりとして13項目⑥【市民】行財政改革と持続可能なまちづくりとして10項目。仙台市基本計画の推進にあたっても基本政策を踏まえ対応してまいりたいと思います,引き続き感染拡大防止と社会経済活動の両立を最優先課題として取り組んでまいります。
11月2日,令和4年度青葉区予算について青葉区長に提出しました。生活に密着する課題を中心に23項目に整理しました。地域コミュニティの充実強化に向けた「ふるさと支援担当職員の拡充」や,歩行者安全対策の強化に向けた「歩道根上り箇所の早期改修」,障がい者の歩行安全対策として「点字ブロックの点検修繕」,通学路の安全点検・対策充実に向けた「横断歩道の白線引き直し」,また,安心安全なまちづくりの観点から「雨水排水環境の改善」や「管理不全な特定空家に対する適切な対応」等々。区民一人ひとりが安全・安心で安定した生活と活力あるまちづくりを実現するため取り組んでまいりたいと思います。
10月25日,仙台市・川崎町広域行政連絡協議会のみなさんと国道286号バイパス建設予定地を視察してまいりました。この事業は長年にわたり同協議会を通じ国ならびに宮城県に対し要望行動を重ねてきた事業であります。全体計画では橋梁~トンネル~橋梁~トンネル~橋梁と全長2.7kmに及びます。この日は仙台市側の南赤石工区と宮城県が整備する川崎町側の支倉道路改良整備事業の進捗状況について各々説明を頂きました。民地部の用地買収は事務方の努力により概ね順調に推移し,現在は保安林の解除申請の最中とのこと。工事用仮設道路工事についてもようやく着手され令和11年度の完成に期待が高まります。
10月12日,仙台市議会第3回定例会が閉会しました。今回の定例会では条例案4件・人事案3件・その他案12件・令和2年度補正予算6件・決算認定7件の計32件の審議が行われました。条例案では,民設民営に伴い中田保育所を廃止する仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例について審議可決。補正予算ではスーパーシティ型国家戦略特区の選定を見据えプロジェクト推進事業費に6431万円,コロナ禍により制約を受けている文化芸術公演の開催支援するため使用料一部補助する仙台市市民文化事業団補助金の追加1億1250万円,住宅確保給付金の支援に要する生活困窮者自立支援事業費の追加5061万円,新規事業としてヤングケアラー実態調査に要する経費490万円,保険適用PCR検査等事故負担分給付費の追加3億3427万円等一般会計で計15億円について審議可決。また,この間の緊急事態宣言ならびにまん延防止等重点措置に伴う感染症拡大防止協力金・時短要請等関連事業者支援金の専決処分事項に関する件についても審議可決いたしました。
10月6日,本定例会において決算等審査特別委員会の委員長を拝命いたしました。地方自治法第233条第3項,普通公共団体の長は監査委員の審査に付した決算を監査委員の意見を付して次の通常予算を議する会議までの議会の認定に付さなければならない,とされており令和2年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件他6件について決算等審査特別委員会に付託され審議しております。決算については既に執行がなされていることから「可決」ではなく「認定」することとなります,仮に不認定となった場合は同法第233条第7項の規定により決算不認定を踏まえた措置を講じ報告しなければなれません。法的拘束力はありませんが不認定となった場合は市長の政治的・道義的責任が問われることとなります。
9月22日,仙台市議会第3回定例会の一般質問に登壇しました。今回取り上げたテーマは大きく5点。①地元企業者の受注機会確保に向けた「官公需適格組合制度」について,一般競争入札における加点と随意契約範囲拡大を図り地域経済の活性化・地元中小企業育成のため積極的な取り組みを求めました。②仙台市基本計画に掲げているTOHOKU未来プロジェクト仙台・東北の産業を支える「次世代放射光施設」について,トップセールスによる企業誘致の取組みと立地市としての役割発揮を質疑。③「キッチンカーマルシェ」について,第1回の実証実験を踏まえた改善点について提案しました。④コロナ時代の健康づくりについて,短時間でも運動効果が上がるとして注目を集めている「ウォーキングによる健康増進の取組み」を提言すると共に,厚生労働省が普及を進めている「健康ポイント制度」を本市でも検討するよう提案しました。⑤ガス事業の民営化について,翌日の地元紙でも大きく取り上げられましたが,「需要家の減少はガス事業の永続的発展の趣旨に照らして整合的ではない」という見解に対して,民営化すればエネルギー市場の競争環境は進展し一定の需要減を想定することは当然,民営化された他都市の現状・ガス市場の競争実態を踏まえるべきと指摘し,さらに,当局は事業譲渡後すぐのサービス向上を求めるものの事業者は事業を受け継いだ後に徐々にメリットを還元せざるを得ず,当局側と事業者側の間に大きな温度差があることを指摘。今回の決断で得したものは誰もおらず,何よりも民営化によって更なるサービスを享受できるはずであった市民への影響は大きくその責任は重いものがあることから早急の検証を求めました。
9月11日,本市の健康増進センターでは,ただ歩くだけではもったいないため健康づくりをしながら仙台市の歴史や文化その魅力を再発見できるよう「健幸ウォーキング」を作成しております。国際センター周辺・定禅寺通~西公園周辺などのMAPの他,公園めぐりウォーキングMAPも作成し街あるきや公園巡りを促しております。コロナ禍で運動不足が深刻化し健康二次被害の問題も懸念されているため,本定例会の一般質問において,健幸ウォーキングMAP等を活用した健康づくりや健康ポイント制度の導入について提案する予定です。この日は「野草園の公園めぐりウォーキングMAP」のコースをジョギングにて現地確認。アップダウンのある中々厳しいコースでしたがウォーキングされている高齢者の方々にも出会いました。ウォーキングのもつ利点を施策へ反映できるよう取り組んでまいりたいと思います。
9月9日,仙台市議会第3回定例会が開会され10月12日までの34日間の長きにわたり議論が展開されます。本定例会より新たな会派「市民フォーラム仙台」として4年前のメンバーと合流し再出発となります。同時に2年前の市議会議員選挙後に結成した「蒼雲の会」を解散,3人の少数会派でありましたが各々の役割を果してきたものと自負しておりこの経験を新会派においても活かしてまいりたいと思います。本定例会には条例案4件・人事案3件・その他案12件・補正予算4件・決算認定7件の計30件の審議がなされます,みなさんに頂いた役割をしっかり果たしてまいります。
8月24日,今任期の広報委員会の活動総括について正副委員長より議長報告,嶋中副議長に対応頂きました。広報委員会では,市議会だよりの発行等従来の活動に加えて,町内会用のサイズ変更を踏まえた市議会広報ポスターの作成・市議会だよりの表紙写真を仙台の隠れた魅力を紹介していく形でシリーズ化・インターネットバナー広告の市議会開催のPR効果を高めるための運用手法を変更・市議会ホームページの市議会ポスター掲載に併せたストーリー紹介等々,工夫を凝らしながら効果的に執行することが出来たものと思います。広報委員の任期は1年でありますが委員を離れても引き続き市民のみなさまへ開かれた議会を目指し取り組んでまいります。
8月19日,コロナ禍における「新しい生活様式」に適応した屋外空間の創出や公園・地域の活性化を目的として公園にキッチンカーを出店する社会実験を行っている自治体が増えてきており,3月に開催された予算等審査特別委員会において取り上げた「キッチンカーマルシェ実証実験」の第1回目が行われました。コロナ禍での飲食業における新たな需要の獲得やテイクアウト導入による業態転換に取り組む事業者の支援もその目的としております。今回は8月17日~19日までの3日間の開催でありましたが,今後場所の選定を含め来年1月まで計8回の実証実験を予定しております。次回以降に向けて周知の時期・手法等について検証してまいりたいと思います。また,仙台に訪れるといつでもどこかの公園でキッチンカーによる屋台村が展開されている,実証実験の先にはそういう姿を想像し取り組んでまいります。
8月12日,岩手県議会・宮城県議会国際リニアコライダー建設実現議員連盟勉強会に仙台市議会ILC議連のメンバーと出席してまいりました。ILCは日米欧が中心となり国際共同科学プロジェクトとして検討が進められており,欧米は日本での実現を支持していおりますが,日本政府からのILC日本誘致の意思表明は未だされておりません。以前に日本政府は誘致の関心を表明したものの協議を進めたいとまでは明言せずに欧州中心に誤解が広がる局面もあったとのことです。今年6月に「ILC準備研究所」の提案書が公表されたことにより一歩前進したもののILC準備研究所設立には政府の意向表明が必要で課題の一つでもあります。本日の講師である東京大学素粒子物理国際研究センター特任教授の山下了氏(ILC国際推進チームWGIメンバー)の講演を拝聴し切に感じたのは,これまで日本はパートナー国として参加してきた実績はあるものの国際計画を日本が主催国として誘致した実績は一度もないことがハードルの高さになっているということでありました。また,昨年8月に設置された「東北ILC事業推進センター」代表の鈴木厚人氏(岩手県立大学学長)の講演では,建設候補地に関する地質・地形調査や製造・組み立てなどを担う地域拠点の検討をはじめ,大型物質輸送の調査や環境アセス等々実務的な活動を行っており,この活動が無駄にならぬよう改めて誘致を積極的に進めていかなければと感じました。本市や東北にもたらす経済効果ははかり知れません,引き続き日本初の国際技術拠点の誘致に向けて微力ながら取り組んでまいりたいと思います。
8月6日,なかやま商店街のみなさんと共に事務所に七夕を飾りました。昨年に引続き令和3年度「仙台七夕」を実現する市議の会を立ち上げ七夕まつり開催に向け取り組み,規模縮小ではありますが市中心部での七夕まつりが実現できました。また,地域商店街においても昨年に引続き七夕を繋げていけるよう取り組んでまいりました。私が事務所を置いている「なかやま商店街」では「根白石商店会」さんが伝統的に実施している『鉢植えの竹』を活用し今年も七夕を飾ることが出来ました。来年こそは例年通り賑やかな七夕まつりとなるよう願うものです。
8月4日,仙台市大倉ふるさとセンターに伺い大場センター長よりヒアリングをさせて頂きました。午前中は市内小学校の子どもたちが活用されていたとのことで年間数校が来館されているとのこと。大倉中学校跡地に建設され築15年となり修繕の課題が出てきており,特に各種ワークショップや会議室として利用されている「多目的室」には冷房設備がなく今日の猛暑時に小学生等の利用を考えるとエアコン設置が喫緊の課題であるとのこと。敷地内にはキャンプサイト20区画も整備されており1区画510円はリーズナブルな価格設定,大倉地区の豊かな自然を生かした「カヌー体験」「沢歩き体験」も準備しておりコロナ禍であっても三密を回避しながら充分楽しめる施設でもあります。また,隣接している古民家「旧石垣家住宅」は築後180年が経過しているものと考えられ平成6年に仙台市指定有形文化財となりました。江戸時代後期以降の仙台地方の民家の特徴と考えられる技法が随所に見られる住宅でもあります。
8月1日,上杉商店街の七夕飾りに使用する竹の切り出しのお手伝いをさせて頂きました。例年上杉チャンネットの仲間と共に地域活動の一環として参加しており,お手伝いの立場でありますがベテランの域となりました。仙台七夕まつりについては,コロナ禍によりその開催が不安視されておりましたが,この間(仮称)令和3年仙台七夕を実現する市議の会を立ち上げ取り組んできたこともあり,規模縮小ではありますが2年ぶりに市中心部での開催が決定しました。連動し取り組む地域商店街も多いと伺っており上杉商店街においても2年ぶりの七夕飾りとなります。
7月25日,拉致被害者家族連絡会の増元元事務局長と「北朝鮮に拉致されたすべての人を救出する宮城の会」が行った拉致問題解決と被害者救出に向けた署名活動に仙台市議会の拉致議連のみなさんと共に参加してまいりました。拉致問題はご家族だけの問題ではありません,国の主権・国民の安全・人権侵害など国の責任でもあり国際社会の課題でもあります。そして何より私たち自身の問題でもあると考えます,市民のみなさまのご協力を切にお願いするものです。この日一番町で実施した署名活動では241名の方々にご協力を頂きました,引き続き拉致問題早期解決に向け議連のみなさんと共に取り組んでまいります。
7月24日,上杉チャンネット(地域おやじの会)主催の「学校へ泊まろう」を開催しました。コロナ禍により感染症対策を充分に人数を制限し日帰りにて実施に踏み切りました。今回で22回目となりましたが東日本大震災以降,防災の視点を取り入れ開催しており食事はアルファ米を活用し,災害時に煮炊きに必要なボンファイヤーも取り入れております。過去の行事では防災副読本をクイズに出題し,災害時に子どもたちが近くに避難するため「ごとも110番」を巡る企画も実施しました。今回は,仙台市が歴史的町名等活用推進事業で設置した『辻標(歴史的町名に通りを付した道路通称名)』を巡り自分たちの暮らしている街の歴史を学ぶ企画となりました。1年ぶりの開催となり久しぶりに見せてもらった子どもたちの笑顔が印象的でした。
7月16日,仙台市科学館協議会が開催され出席してまいりました。コロナ禍で受け入れを自粛していた市内中学2年生を対象とした「科学館学習」が2年ぶりに再開されたとの報告を受けました,学校の授業では触れることの出来ない貴重な機会でもあり再開をうれしく思います。また,令和3年度の特別展は「アリスのふしぎ体験ツアー」と題し,子どもから一般の方を対象に『錯覚』をテーマとした展示で感覚をまどわすような不思議な体験を通じ錯覚に関する興味・関心を高めるものとなっています。市内の子どもたちは「どこでもパスポート」を活用することで無料となります,感染症対策にも十分対応されておりますので安心して足をお運び願います。
7月9日,仙台市博物館の特別展ライデン国立古代博物館所蔵「古代エジプト展」の開会セレモニーが開催され出席してまいりました。この特別展はオランダにあるライデン国立古代博物館が所蔵するヨーロッパ有数のエジプト・コレクションより,人や動物のミイラ・棺・石碑など厳選された資料約250点を展示し最新の研究から判明した古代エジプト人の知識やミイラ作りの過程といった知見も紹介されております。また,極めて稀といわれている棺の「立体展示」は圧巻ですので是非この機会を逃すことなく足をお運び頂きたいと思います。
7月4日,地元体育振興会主催の「チャレンジランキング・夏の陣」を開催しました。子どもたちを対象としたミニ運動会のようなイベントで,変則玉入れ・スリッパ飛ばし・雑巾がけリレー等子ども会単位で競うもので今年で29年目の開催になるとのことです。コロナ禍により久しぶりのイベント開催となりましが,感染対策を講じながら100名を超える方々に参加頂きました。地域行事も自粛や中止が続いている状況ですが少しづつ動きはじめています。今後とも規模や手法など理解を得られるよう努めながらイベントの開催を模索してまいりたいと思います。今回のイベントでの子どもたちの笑顔が印象的でありました。
6月16日,仙台市議会第2回定例会の一般質問にて登壇いたしました。今回は新型コロナウィルス感染症対策関連事業に係る「業務委託」の実態について,これまで幾度と求めてきた地元企業への発注割合がどのようになっているのか事前に各局の委託状況を調査し,調査結果を踏まえ指摘し質疑させて頂きました。地元企業を含めた共同事業体・企業連合という形態での委託では地元発注割合を把握することが出来きないこと,中でも市民局の「特別定額給付金」子ども未来局の「子育て世代臨時特別給付金」健康福祉局の「ワクチン接種事業」経済局の「感染症拡大防止協力金」は東京本社の同一の企業が受託しており,その収益に伴う法人市民税も本市には納められません。調査結果からは細分化することで更なる地元発注が可能であることを指摘し地元企業への優先発注を改めて求めました。また,教育局に関連し白石市の小学校で木柱倒壊による事故を踏まえ「防球・防砂ネット柱や照明灯柱の安全点検」,昨年小中学校で仮設使用した「ルームエアコンの移設工事」,昨年第2回定例会で提案し補正予算1945万円を計上した「小中学校水道蛇口のレバー式への取替状況」,最後に修学旅行実施に向けギリギリまで判断を待つことが出来るよう「修学旅行のキャンセル料の助成」について求め質疑いたしました。
6月9日,東北経済連合会内の東北ILC推進協議会にてILCの日本誘致に関する現状と今後の方向について伺ってまいりました。これまでの準備室は廃止となり昨年8月に「東北ILC事業推進センター」を設置し建設候補地に関する実務的な活動を行うこととし,推進協議会は引き続き東北におけるILC日本誘致の推進母体として中央への要望活動や広報活動を行い産学官を挙げて東北におけるILC日本誘致を推進しております。国際研究組織である「国際推進チーム」が設立され具体な検討にはいりました,2022年を目途に本準備期間として「ILC準備研究所」の設置を目指しているとのこと。準備研究所設置のためには日本政府の意思表示が必要となり課題の一つでもあります。ILCは科学技術に留まらず国益にも大きく関わることから,国家プロジェクトとして位置づけられるよう推進協議会の一員でもある仙台市の取組みも必要であります。
6月7日,光科学イノベーションセンターのご協力により次世代放射光施設の建設工事と最近の状況についてヒアリングの機会を頂きました。一年前の8月に現地をみさせて頂いた際は土木工事の真っ最中でありましたが,建物の概況が見て取れるようになり5月末現在の工事進捗率は51%と順調に建屋新築が進められておりました。本年12月には加速器の搬入を予定し年度末には建築完了検査を受け2023年3月竣工に向けて工事が進められていくこととなります。コアリションメンバーの状況は,加入目標210口に対して意向表明100口に留まっており参画企業の獲得が今後の課題であり昨年議会でも仙台市の更なる協力を求めた経過にありますので検証してまいりたいと思います。仙台市はこれまで,整備資金の無利子貸付・固定資産税相当額の補助(総額30億円)や地元企業などへ利用権(2000時間)を付与するための過入金5億円の出資を行ってきておりますが,大切なことは今後の放射光施設を活用される研究機関と生産工場の誘致でありますのでしっかりと議論をしてまいりたいと思います。
6月3日,本定例会に提案されている「泉パークタウン朝日地区計画の建築物に関する制限を定める」条例の一部を改正する条例。現状の取組みについて三菱地所さんより聞き取りをさせて頂きました。第6住区東工区開発の事業主は三菱地所・パナソニックホームズ・関電不動産開発の3社で721区画の戸建用宅地造成し竣工は2022年を予定。今後開発計画の中央工区・西工区を含めた全体では1965区画となるものの着手は未定とのこと。第5住区の紫山は一括で開発したものの事業終了まで20年を要したことから反省も踏まえ分割で開発したとのこと。本開発の特徴は国交省スマートシティモデル事業(重点事業化促進PJ)に採択されており,「エネルギー」「健康」「交通・物流」「安心・安全」なスマートシティ実現体制の下,東北電力・ヤマト運輸・SOMPOホールディングス・仙台市泉区における先進取組協議会など官民一体となった取組みが進められております。社会課題解決型まちづくりの先進的取組みとして期待がもたれます。
5月28日,コロナウィルスワクチン接種のキャンセル時の対応について郡市長宛要請書を健康福祉局長に提出いたしました。キャンセル時の対応については現状において具体な方法・対象者は示されておらず「キャンセル待機リスト」等の作成を要請いたしました。私立を含めた「教職員」私立・認定こども園・児童センターなど「幼児保育関係者」市消防局職員など「救急隊員」保健福祉センターなど「保健所関係職員」さらに,感染した場合の養育リスクが高まる「就学前児童の保護者」への接種を優先的に進めることを求めました。医療従事者のワクチン接種割合は80000人中1回接種が73000人,2回接種が49000人まで完了,24日から始まった大規模接種会場では約1500件の予約中14~15人のキャンセルが発生しており,余ったワクチンは未対応の医療従事者や潜在看護師・スタッフに接種するなど暫定的な対応を行っているとのことでした。対象者や優先接種者について早急に構築することが求められます。
5月21日,仙台市議会経済環境常任委員会が開催され「ごみ排出量について質疑いたしました。令和2年度の家庭ごみの量は188,759トンとなり令和元年度と比べて2.15%増,3月だけの比較では6.02%増加しています。全市のごみ総量は事業ごみが減少していることから△2.7%となっているもののコロナ禍の影響により家庭ごみが増加しており更なるごみの減量と分別の協力を求め質疑いたしました。また,ステイホームの影響で粗大ごみの排出量は15%増,自己搬入も10%増加しており清掃工場への搬入は多いときで2時間待ちとなっています。他政令市の状況を調べたところ土曜日稼働は11都市,土曜日非稼働であっても祝日稼働は3都市で,平日のみ稼働という都市は本市を含め少数となっていることから,土曜日の稼働に向けて隔週・月1・午前中等など試験的施行も含め提案させて頂きました。
5月18日,第15回目となる仙台市議会ICT化推進検討会議が開催されました。いよいよ第2回定例会よりタブレット端末を導入した運用が開始されることとなりました。委員会等招集通知についてはLINEWORKSを活用,当面は紙併用することとしておりますが9月の第3回定例会からの完全電子化に向け協議を行う予定です。本会議についても第2回定例会から配布資料をシステム格納,紙併用のため来年の第2回定例会からの完全電子化に向けて課題整理を図ってまいります。その他,常任委員会・調査特別委員会や予・決算等審査特別委員会の配布資料電子化についても検討していくこととなります。なお,ICT化推進検討会議については,今月末のタブレット端末貸与後は完全電子化にて取り組むこととしております。
5月4日,仙台市博物館の中庭にある伊達政宗公胸像を確認してまいりました。2月13日の地震により破損した前立てについて,3月に開催された予算等審査特別委員会において修繕を求めさせて頂きました。特殊な技術を要するとのことで東京の業者へ依頼し前立ての折れた部分に心棒を通して溶接し3月末に元の台座に戻されました。コロナ禍ではありますが政宗公の雄姿が復活しましたので感染症対策を十分にとりながら初夏の散策などで是非ご覧頂きたいと思います。
4月15日,仙台市議会第2回臨時会が開催され会派を代表し登壇いたしました。少数会派所以の限られた持ち時間の中で大綱2点について市長の考えを資しました。1点目は「本市の主体性と宮城県との対応」について,まん延防止等重点措置の権限は知事にあるものの適用区域は本市であることから,市長は知事に対し何を提案しされたのか採用された提言や却下された内容等協議状況について確認し,期間の延長あるいは終了の判断のあり方について提言しました。2点目は「感染症拡大防止協力金」について,支給手続きの委託業者が高齢者ワクチン接種の事務処理を受託している事業者と同一であることを指摘し万全の体制となるよう求めました。また,今回補正予算として提案されている拡大防止協力金の他,高齢者施設の職員を対象としたPCR定期検査や飲食店従業員を対象としたPCR検査など,委託業者は東京の事業者であってもDM発送に伴う説明書や封筒などの印刷物は地元業者へ優先発注するよう強く求めました。地域経済への影響が大きいとの発言を繰り返すのであれば関連事業者支援金などに該当せず支援が行き届いていない業界団体への対策として地元発注を特に意識すべきと考えます。
4月7日,仙台市は特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の重点地区に指定され,食品衛生法上の営業許可を取得している飲食店にこれまで独自の緊急事態宣言による午後9時までの時短を1時間繰り上げて午後8時までの要請となりました,事業者のみなさまには厳しい要請ではありますが引き続きご協力を頂きたいと思います。第5期となる感染症拡大防止協力金は,これまでの一律1日4万円の支給方法と違い①売上高による方法(前年度又は前々年度の1日あたりの売上高に応じ1日あたり4万円から10万円の支給額)と②売上高減少額による方法(前年度又は前々年度と今年度を比較した1日あたりの売上高の減少額×4割で上限1日あたり20万円)で予算額は153億円を予定しております。対象施設は約10000店舗を想定しており県と市による見回りも実施されます,飲食店のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますがコロナを封じ込めるためにもご協力を頂きますよう重ねてお願いいたします。
3月26日,現下のコロナ禍を踏まえ会派「蒼雲の会」として藤本副市長に緊急要請を行いました。端的に3点①「保健所業務の体制強化について」指示報告体制など責任の所在を明確にするためマネジメントができる課長級の職員を充てることと,課長級職員のもとにグループを配置し効率的な業務遂行を要請②「区保健福祉センター業務の改善について」区保健福祉センターは避難所運営も兼ねており宮城県沖地震程度の地震が想定されているため避難所対応からの担当替えと,応援などで出入りが激しく密状態が懸念されるため早急の場所確保③「新型コロナウィルスワクチン接種について」ワクチンの確実な確保を求め,市内65歳以上の高齢者27万人に対し新型コロナウィルスワクチン接種券を発送することとしているが,個別・集団接種ともに5月後半の見通しであり混乱を招きかねないことから発送の時期について再考を要請しました。
3月23日,木造建築業シェルターが手掛けた純木造として国内最高層の7階建てオフィスビルが仙台駅東口に完成し視察の機会を頂きました。コンセプトは「地産地消」木材は県内産を使用し職人も地元で対応することで域内循環による地産地消を実現している。木の温もりを活かした耐火部材を使用し1~3時間耐火仕様で国土交通大臣認定を取得しており中高層建築への木造の採用を可能にしたとのこと。全国各地にある製材所を利用することで2次加工を不要とし横持コスト(運搬費)の削減にもつなげております。仙台市議会では3月に「木材利用促進議員連盟」が発足しました,木材利用の促進は地球温暖化の防止・循環型社会の形成・森林の有する国土の保全・水源の涵養など多面的機能の発揮や,山村などの地域経済の活性化にも貢献することが出来ます。公共建築物等における木材利用の促進に関する法律の趣旨に賛同し更なる木材利用に向けて調査研究をしてまいりたいと思います。
3月12日,仙台市議会第1回定例会が閉会しました。今回の定例会では条例案16件・人事案3件・その他案13件・令和2年度補正予算13件・令和3年度当初予算17件の計62件に加え,新型コロナウィルス関連の補正予算や2月13日の地震被害に対応した補正予算など追加議案9件と議員報酬削減の議員提案2件を含め計73件の審議が行われました。新年度の特徴は,令和3年度から始動する新たな仙台市基本計画に基づき「社会変化を力に変えるまちづくり」「人のつながりが育む豊かな地域づくり」「杜の都の可能性を広げるまちづくり」に予算を重点配分し一般会計で5764億円,企業会計を含む全会計の合計は震災以降引続き1兆円超の規模となりました。
3月3日,仙台市議会予算等審査特別委員会土木費について質疑いたしました。①根上り対策について,令和3年度も1億5500万円の予算を措置し100ケ所以上の対策を講ずる旨の答弁を引き出すことが出来ました。②公共建築物マネジメント推進の観点から,特定建築物法定点検の業務委託について点検報告に基づくルール化を求めると共に,廃止方針が打ち出された仙台市民会館と戦災復興記念館の劣化が著しい箇所の修繕の必要性についても指摘し早期に対応頂く旨の答弁を頂きました。③博物館中庭に設置してある伊達政宗公の胸像について,2月13日の地震により破損した部分の早期修復を求め,また製作者「小室達」氏は白石高校(旧制白石中学校)の卒業生であることを紹介し,伊達家の重臣である片倉家との繋がりから来年度より整備が予定されている(仮称)青葉山公園センター建設予定地(旧片倉家屋敷跡地)へ移設することを求めたところ,移設に向け準備を進めて行きたい旨の答弁を頂きました。
3月2日,仙台市議会予算等審査特別委員会経済費について質疑いたしました。①キッチンカーマルシェの実証実験について,公募によるアイディア募集(プロポーザル)を求め,一過性のイベントに留まらず通年の取組みで実証実験の先には,仙台に訪れるといつでもどこかの公園でキッチンカーによる屋台村が展開されている姿を目指し福岡市が屋台であれば,仙台はキッチンカーによる屋台村として全国に名が広がる取組みとなるよう求めました。②奨学金返還支援事業について,3年間の時限事業となっていることから,時限を改め通年の制度なるよう対象年度の拡充を求めました。
2月20日,これまで議会で取り上げてきた根上り対策。令和元年度末で対策が必要な根上り箇所は1200箇所ですが,昨年までは根上りに特化した予算措置がなされておらず区役所に配分されている道路維持費を流用されており道路修繕や側溝の修繕等との調整を行いながらの対応でありましたが,昨年の予算委員会において令和2年度より1億6000万円の予算を措置して頂くことが出来ました。特に仙台駅前から晩翠通りまでの広瀬通りは,仙台の玄関口でありながらも著しい根上り箇所が35ケ所でありましたが根上りに特化した予算措置により今年度は7箇所の改修が図られております。この日は本定例会の予算等審査特別委員会にて質疑を予定していることから現地を確認させて頂きました。
2月17日,仙台市議会第1回定例会において一般質問に登壇しました。今回の質問テーマは令和2年度施政方針を振り返り先送りとなった施策を中心に市政を監視・チェックする議会の役割として数点質疑いたしました。①先送りとなった施策の代表的なものが音楽ホール基本構想の策定と中心部震災メモリアル拠点基本構想の策定でありますがコロナ禍も踏まえ今後の財政見通しとの整合が必要であり大規模財政出動が伴う「市役所本庁舎建替え」と同時並行して進めることは厳しいため,東日本大震災から10年で記憶を風化させないためにも世代を超えて記憶や経験を継承する【中心部震災メモリアル拠点を優先すべき】と提案し優先順位をつけるよう昨年の第3回定例会に引続き決断を求めました。②昨年市民会館と戦災復興記念館の廃止方針が打ち出され市民の活動の場を補完する観点から【中心部震災メモリアル拠点と市民利用施設との合築による整備】について提案しました。③中心部震災メモリアル拠点の建設地について検討委員会報告書の基本的要件にふさわしい【候補地として宮城県民会館跡地】を提案し,④合わせて【宮城県民会館跡地利用に向けた宮城県知事との協議状況】について質疑しました。⑤青葉通仙台駅西口にある旧さくら野ならびにエデン地区など民間開発と連携した一体的な整備となるよう都市再生特別地区の指定を求め,【青葉通仙台駅西口公共空間あり方検討の方向性を早急に市民に示す】ことを求めました。⑥仙台市交流人口ビジネス活性化戦略の改訂について秋保・作並温泉宿泊キャンペーンなど【コロナ禍を踏まえ域内に力を傾注した戦略】となるよう提案し,⑦中心市街地の宿泊促進にはイベント開催の影響も大きいことから【コロナ禍における青葉まつりの開催のあり方】について質疑しました。
2月11日,第五十五回建国記念の日を祝う宮城県民大会が開催され出席してまいりました。今年は新型コロナウィルス感染症対策として参加案内を大幅に縮小しインターネットによるライブ配信で視聴して頂くなど配慮の中での開催となりました。「建国記念の日」は,神武天皇が橿原の地にて紀元前660年2月11日に初代天皇としてご即位されたことに由来し,日本の建国をしのび国を愛する心を養う日とされております。新型コロナウィルス感染症の拡大により苦難に直面しておりますが2681年の時を超えて受け継がれてきた日本です,必ずやコロナ禍を乗り越えて幸福な日々が訪れることを信じみなさんと共に取り組んでまいりたいと思います。
2月8日,仙台市議会第1回定例会が開会されました。本定例会は3月12日までの33日間という長丁場の議会となります。条例案16件・人事案3件・その他案13件・令和2年度補正予算13件・令和3年度当初予算17件の計62件の審議が行われます。私も1月に開会された臨時会に引続き一般質問に登壇予定ですが,持ち時間は僅か10分であり質問原稿をまとめるには相当きついというのが正直なところです。少数会派の宿命として受け止めると共に,少数会派でも存在感をしっかり示していけるよう努力してまいりたいと思います。
1月19日,仙台市立七北田小学校6年生3クラス118名の児童により子ども議会が開催されました。今回のシナリオは「小学校工事契約に関する件」について,今使っている校舎が建設からかなりの年数が経ち調査の結果強い地震に耐えられないため校舎を取り壊し建替え工事を行うという設定です。この校舎は市内で最も古く伝統のあるものなので取り壊しせず耐震補強すべきという反対討論と,東日本大震災の教訓を踏まえ地震に対する備えや安全で安心な環境の中で学校生活をおくるために建て替えるべきといった賛成討論が行われ,起立採決の結果2クラスが起立多数で可決,1クラスが起立少数で否決される結果となりました。その後実施された議会広報委員との懇談では子どもたちより様々な質問が出され有意義な体験が出来たものと思います。
1月14日,毎年恒例となっている大崎八幡宮どんと祭裸まいりでありますが今年は新型コロナウィルス感染症の防止の観点から服を身にまとい代表者による参拝となりました。本来であれば参加団体中最大の100人を超える団体として無病息災・家内安全・商売繫盛等々それぞれの思いを祈願するところですが,出身組織である電力業界はエネルギー・ライフラインを守るエッセンシャルワーカーでもあります。国民生活を守り経済活動を支えていくため欠かすことの出来ない電力の安定供給に向けて感染を避けなければならず裸参りを断念されました。服を着たままでしたがコロナ禍の早期終息・仙台市政の発展・家内安全を祈願してまいりました。
1月5日,令和3年仙台市議会第1回臨時会が開会され会派を代表し質疑いたしました。本臨時会に提案された議案は,国分町エリアの飲食店に対する時短要請とその協力金についてであります。営業時間の短縮要請は,病床のひっ迫を防ぎ医療崩壊を招かないためにも必要な措置であるならば本市の置かれている医療体制がどのような状況になっているかを先に説明すべきであるという観点から,①『政府が示す感染状況ステージの指標と本市の状況』の認識を問い②『営業時間の短縮要請の前提となる医療体制の現状』について確認し,対象となる飲食店に対して丁寧な説明と理解を求める取組みを求めました。また,③『感染症拡大防止協力金の支給』にあたっては,対象となる期間・施設・要件・エリア・支給手続きについて質疑し特に,エリアについて「国分町エリアを時短要請することによって仙台駅前に人が流れることは考えにくく総じて客足が遠のき不必要な不公平を生んでしまう」ことや,「年始の国分町はそもそも休みが多くむしろ仙台駅前を対象にしたほうが効果がある」旨を提案し新型コロナウィルス感染症拡大防止のためには仙台駅前まで対象とすべきと提言しました。さらに,④『今後の需要喚起策』として,地域内の経済循環を高めるための「商店街応援割増商品券」発行支援の再取組み等必要なことはアクセルを踏み込むための次の施策を同時に打ち出すことであり早急の対応を求めました。
1月4・5日,仙台市中央卸売市場花き部・水産物部・青果部・関連事業者・食肉部において各々業務開始式が開催されました。昨年1年間の取扱高は,水産物では取扱金額で前年比96.9%,取扱数量で99%となっておりますが鮮魚の取扱金額は91.8%の低い水準となっています。青果では取扱金額が前年比98.7%,取扱数量で98%。花き部門においては取扱金額で93.1%,数量では92.9%に留まっている状況,一方食肉部門においては取扱金額で100.3%,取扱数量で103.7%と若干前年を上回る状況となっております。コロナ禍の影響によりイベントの中止や飲食店への供給が減少し花きや水産物の取扱いが前年を下回る一方で,テイクアウトにより食肉の取扱いが増加するなど関連事業を含めた全体の総取扱高では前年比97.7%となっています。109万市民の台所として「食」の安定供給の役割を担っていけるよう議会の立場から引き続き取り組んでまいりたいと思います。