12月15日,東京電力福島第一廃炉推進カンパニーさんにお世話になり各号機ごとの状況についてレクチャーを頂き構内視察をさせて頂きました。私自身一番関心を持っていたのが汚染水の問題です,セシウム吸着装置等を使用しトリチウムを除く62核種の大部分を除去した処理済水は約140m3/日で11月時点で約976364m3となっており貯蔵タンク916基。その他,汚染水対策として汚水源に水を近づけないためのサブトレイン(建屋近傍の井戸)での地下水くみ上げや,汚染水を漏らさないための海側遮水壁の設置などの対策がとられておりますが,約一週間で1000tタンクが一杯になることから増え続ける汚染水の最終処分の検討が急がれます。2014年に視察した際は500m3/日であったことを考慮すれば努力が見て取れますが1日も早い解決を願うばかりです。
12月14日,第4回定例会において一般質問に登壇しました。今回取り上げたテーマは①ジャイアントパンダについて,日中平和友好条約締結40周年の節目の年ということで例年になく両国間の動きに注視した対応が求められることから政府との接触状況等について確認②仙台市奨学金返還支援事業について,期間・対象人数の拡充を求め中でも3年限定での事業については延長を求め質疑しました③宅配の再配達削減に向けた取組みについて,地下鉄駅構内への宅配BOX増設を提案④特別養護老人ホームの待機問題について,高齢者のひとり暮らし増加などニーズの高まりに対応できる施設整備を求めました⑤小学校卒業式の服装について,卒業式は最後の授業でありふさわしい服装について考える機会となるよう提言しました。教育長からは「袴や着物など着慣れない服装は安全面などの配慮が必要,文書などで保護者に説明する機会を設けたい」という答弁を引き出し,交通事業管理者からは「地下鉄駅構内の宅配BOXの利用は徐々に増加しており利便性向上の観点から事業者に可能な限り協力する」と増設に前向きな答弁を引き出すことが出来ました。
12月9日,第3回となる復興祈願心をつなぐ「若林シーサイドマラソン」が開催され参加してまいりました。今大会には第1回大会の3倍以上となる1300名を超える方々がエントリーされました。当日は仙台市内今年初の降雪となり,雪の中での受付から始まり寒さが気になりましたが白川若林区長のスターターにより無事5kmの部がスタートし,その後10kmの部も順調に実施されました。貞山運河を眺めながら7年4ケ月ぶりに再開された海岸公園冒険広場を横目に復興が進む沿岸を楽しく走ることが出来ました。毎年参加することで新しい場所として変化していく過程を見守ることも可能となりますので引き続き参加し応援してまいりたいと思います。
12月6日,仙台市議会平成30年第4回定例会が開会しました。本定例会には条例案6件,人事案2件,その他案10件,平成30年度補正予算2件の計20件の審議が行われます。条例案では安全で快適な街の実現に資するため客引き行為等の禁止に関し必要な事項を定める「仙台市客引き行為等の禁止に関する条例」,補正予算では小中学校の普通教室等へのエアコン設備を設置するための経費133億円余について提案がなされておりしっかり議論したいと思います。新会派結成後はすべての定例会にて登壇の機会を頂いており本定例会においても一般質問に登壇予定です。質問原稿作成に四苦八苦ではありますが市民のみなさまの声を政策に反映すべく取り組んでまいります。
11月25日,第38回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会が開催され地元上杉学区民体育振興会のみなさんと恒例の沿道整理に行ってまいりました。クイーンズ駅伝in宮城として開催されたのは震災後の平成23年からですが,復興支援活動として「ハートフルプロジェクト」活動も実施。人の手で思いをつなぎ希望のエールを送ろうという趣旨で沿道でハート柄のついた手袋を着用してハートを振る(ハートフル)応援です。手袋を各所にて配布し多くのみなさんのハートあふれる応援は選手のみなさんの励みになっているものと思います。
11月23日~24日,外部コーチとしてお手伝いしている中学生の子どもたちと強化合宿に行ってまいりました。運動部活動のガイドラインが示され原則土日の部活動はいずれか1日で約4時間までとなっており,強化合宿はあくまでも保護者主催による自主練習という形式をとってますがやる気のある子どもたちの意欲を何とか形にしてあげたいという気持ちが伝わってきます。恒例となっている強化合宿でありますが,その年々の人数や技術に合わせて合宿メニューを考えるのに一苦労ですが,この時期の練習が来年の中総体までに確実に反映されてくるのが中学生。合宿は技術力の向上だけでなくチームワーク向上にも繋がり,何よりも一緒に寝泊まりすることでコーチである私と子どもたちの信頼関係を深める機会でもあります。今後とも子どもたちの成長を見守りお手伝いしてまいりたいと思います。
11月17日,「Voters Café in仙台」と題して仙台市議会議員と若者の交流会が開催され出席してまいりました。平成28年より18歳選挙権がスタートし投票により若者の声を政治に反映させることが出来るようになった一方で,若者の低投票率が課題となっております。こうした状況を少しでも改善すべく仙台市選挙管理委員会が,有権者にとって身近な存在である市議会議員と若者の交流を通じて政治への関心を持ってもらおうと企画したものです。当日は「若者の力が活きる社会とは?」をテーマにカフェ形式で少人数のグループに分かれて話し合いました。参加者には高校生も複数名,公務員を目指す大学生や社会人の方々とも意見交換させて頂きしたが意識の高さに圧倒されました。参加者からは「思ってた以上に話しやすい」「議員ってすごい気さく」「もっと話しをしたかった」等々うれしいお声も頂きました。今後とも継続した取組みとなるよう応援していきたいと思います。
11月11日~13日,仙台市議会経済環境委員会による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
浜松市では日本初の軽自動車や日本初の国産オートバイ等輸送用機器関連産業が盛んで第二次産業の割合が高く政令市中で第1位。しかしながら,製造品出荷額はリーマンショック前3兆円を超えていたもののここ数年は2兆円弱で推移しており輸送用機器に次ぐ新たな産業の創出が急務であったため「はままつ産業イノベーション構想」を策定し企業立地に取り組んできている。浜松市内の工場立地件数は平成20年度から平成29年度の10年間で合計190件を超えている,最大の特徴は「戦略的な企業立地支援」であり用地取得補助金15%,建物機械設備に対する補助金10%,新規雇用補助金等々浜松市単独補助で最大38億円という制度で支えています。平成16年度から平成28年度までの交付額約102億円に対し,税収額は約126億円で24億円の超過であり成果が表れております。新たな産業集積に向けて企業側のニーズを把握するため「産学官金」の連携を図り金融との人事交流も実施,更には銀行からの民間採用や中小企業診断士有資格者の民間採用も実施するなどオール浜松体制による企業誘致に取り組んでおりました。
新潟市では成長産業として「航空機産業」に着目し企業立地課に航空産業立地推進室を設置。世界の航空機需要は20年後には約2倍となる見込みでこれから約4万機が生産されることから航空機関連産業支援の取組みに着手されたとのこと。戦略としては売り込むなら海外,急拡大する航空機製造に部品が間に合わず単品ニーズではなく多工程発注が主流になると予想し,解決策として中小企業の単体では困難でありグループ化を目指し更にグループ化だけでなく「共同工場」が必要と判断。建屋を新潟市が整備し地域の中小企業がグループで入居できる戦略的複合共同工場として航空機産業の集積を図られたのが大きな特徴でありました。これまでの各々の工程を担う各中小企業が個別に発注企業から受注する仕組みから,とりまとめ企業が中心となり工場内での構内発注で一貫生産受注が出来る仕組みを構築し発注者が求める方式「共同受注モデル」を確立されてる点も特徴でありました。新たな産業集積に向けた参考となる取組であります。
長岡市では平成に入り百貨店の撤退が後を絶たず駐車場が確保できない街中では商業施設の新たな進出も期待できないことから,商業とは違う人の流れを創出するため「中心市街地構造改革会議」にて議論を重ね郊外化による多極分散型から中心市街地へ再集積として「まちなか型公共サービス」という概念を導入し市役所機能をあえて駅前に分散配置し,まちなかの賑わいや回遊性の創出に取り組んでおりました。分散による公共サービスの低下を防ぐために5年をかけて大改革を行い,身近な手続きをワンフロアに集約し市役所コンシェルジュも配置,平日は午後7時まで休日午後5時まで窓口を開設しまさに市民のためのワンストップサービスを実現しており本市の新庁舎建設にあたり参考とすべき取組みであります。市役所機能をあえて駅前に配置したことで,平成24年以降は休日のまちなか歩行者数が1.5倍に・空き店舗数は47%減少・店舗数も年々増加しており地域経済にあたえる効果も見え始めているようです。アオーレ長岡の理念は「市民が主役」として使いやすさを徹底的に追及し一般利用は「無料」,ルールを作らない自由度の高い運営を実現しており回遊性の向上のみならず市民協働・交流の拠点として利用されているのが大きな特徴でもありました。
11月10日,第8回となる仙台リレーマラソンに今年も仙台市議会スポーツ市議の会有志のみなさんと参加してまいりました。毎年開催を心待ちにしているみなさんと新たな参加者に支えて頂き,556チーム5786名という過去最高の参加者のもと盛大に開催されました。ご家族・ご友人・職場の同僚とともに一本のタスキをつなぎ,リレーマラソンの醍醐味であるお互いの交流・親睦とスポーツの秋として素晴らしい時間を過ごされたことと思います。私たちスポーツ市議の会としても7回目の参加となりましたが幹事長としての役割しっかり努めてまいりたいと思います。
11月3日,区政施行30年第30回青葉区民まつりが開催され出席してまいりました。「青葉区の“いいもの”詰め込みました!」をキャッチフレーズに,区民が日頃の活動の成果を発表する場として区民の手づくりのまつりを目指して,地域団体の出店・出演の拡充や若者の参画と子どもの笑顔を重視した企画と伺いました。メイン会場となった市民広場ステージでは第一中学校吹奏楽部によるオープニングや中央通コース・一番町コースとして行われた市民パレードでは上杉山通小学校吹奏楽部の演奏,市役所前では消防はしご車とパトカー展示に多くの子どもたちが興味深々でまさに子どもの笑顔が溢れる区民まつりであったと思います。
10月30日,防災・減災推進調査特別委員会による視察2日目は福岡市市民局防災危機管理課松田課長より「福岡市市民総合防災訓練の取り組み」「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の取り組み」「博多あん・あん塾の取り組み」についてレクチャー頂きました。市民総合防災訓練では,平成28年熊本地震を教訓としこれまで防災機関による救出救助・ライフライン復旧訓練等の「支援」を中心にしていた訓練を,地域住民が主体となった避難所運営訓練等の「受援」を取り入れ複号型訓練に衣替えされたとのこと。平成30年度の訓練ではトラック・陸自ヘリ輸送による救援物資輸送訓練を取り入れメイン会場となる本部と救援物資のある防災倉庫ならびに避難所運営訓練となる小学校等との3ケ所連携による訓練を実施されたのが特徴。弾道ミサイルを想定した住民避難訓練では政令市で初めてjアラートを活用した訓練を実施,情報配信ツールである各携帯会社との調整では国からの要請がなければ個別自治体でのjアラート訓練は困難であるとのことで国との連携が必要なことも初めて知ることができました。博多あん・あん塾の取り組みについては,仙台市が実施している防災リーダー養成講座よりハードルは高く受講経験者のほとんどが防災士資格を取得,修了生有志により結成された「博多あん・あんリーダー会」の方々が各避難所の運営訓練に協力されているのが特徴的な取り組みでありました。
10月29日,防災・減災推進調査特別委員会による視察1日目は熊本市政策局危機管理防災総室中村氏より「熊本市における震災対処実働訓練の取り組み」についてヒアリング。平成28年4月の熊本地震では,全職員が初めて経験する事態に動揺・職員の安否確認や参集状況もつかめず・何よりも「対応マニュアルが全く役に立たない」ことを実感されたとのことで教訓を活かした実働訓練を実施。職員向けの訓練と地域や企業が参加する訓練を一体的に行うことで成果も見えてきているとのこと。参考となる工夫としては毎年4月第3週の土曜日を震災対処実働訓練の日として定例化を図り地域・企業の参画を促している点でありました。更にLINEを職員間の情報収集・伝達手段のひとつとして活用しており避難所間のやり取りにも大きく貢献,緊急時の通信容量・サーバーダウンなどの懸念からLINE社と協定を締結している点は本市としても参考とすべき取り組みでありました。
10月28日,第36回全日本大学女子駅伝がが行われ地元体育振興会のみなさんと恒例の沿道整理にあたってまいりました。2005年から舞台が仙台となり「杜の都駅伝」との通称で仙台の秋の風物詩として定着しております。東北からは東北福祉大・石巻専修大・東北学連選抜の3チームが参加,地元仙台から出場しての東北福祉大が昨年同様の16位となり過去最高を更新することは出来ませんでしたが東北に元気を与える走りを見せて頂きました。秋色に染まる仙台を駆け抜ける全日本大学女子駅伝,男子の箱根に対し「女子の仙台」として更に大会を盛り上げて行ければと思います。
10月27日,上杉チャンネット(地元おやじの会)主催による「上杉ハロイモ2018」を開催いたしました。子どもたちを対象としたハロウィン&芋煮会ですが,常日頃お世話になっている子ども110番のお店と町内会長宅を回りお菓子をゲット,昼食は防災訓練さながらの大鍋を使用した芋煮で交流を深めました。何より青葉区役所まちづくり推進課の協力を頂き『おしえて!町内会ってなに?』と題して作成された紙芝居を披露!初公開の紙芝居でありましたが子どもたちも興味津々に見ていたようです。何よりも集合住宅が多く町内会加入率が低い地域でもあり,保護者の方々に対してPRできたことも大きい成果であったと思います。
10月22日,私たち会派「市民ファースト仙台」は昨年の結成以来,市民が第一の市政を実現し仙台市の発展を目指すべく活動を進めてまいりました。このたび,こうした活動を踏まえ会派基本政策の見直しと改訂を行いました。5つのファースト「子供・福祉・安心・地元・市民」の視点に着目し57項目に絞りこみ整理いたしました。仙台市民が安心・安全を実感し,将来への希望を持つことができるよう,これらの政策を市政に反映されるよう強く要望し,郡市長に提言いたしました。
10月20日,仙台西後援会のみなさまより市政報告会ならびに芋煮会を開催して頂きました。第3回定例会における代表質疑で取り上げた主な課題から「市立小中学校へのエアコン設置」について,財源の課題のみならず室外機の設置場所の確保等々早急な現地調査を求めたことや,「いじめ防止条例の制定」に向けた対応では,具体な条文化への課題や保護者の役割・地域住民の役割を明記した一方で,財政措置や市民への周知などの本市の責務について踏み込むべきと求めたこと等々報告させて頂きました。今後とも市政報告の機会や多くのみなさんから声を寄せて頂く機会を作っていければと思います。
10月17日,和歌山県動物愛護センターにて中山所長・西出業務課長より事業の取組みについて説明して頂きました。「人と動物が共生する潤いのある社会づくり」を目指して平成12年4月にセンターを設置。動物の保護に関する事業では平成29年度の県内収容頭数「犬」296頭「猫」1620頭でありますが,平成12年度比較では保護犬が約7%に減少・引取犬が約15%に減少・引取猫は約56%に減少するなど確実に成果が表われておりました。一方,措置状況は譲渡「犬」62頭「猫」80頭に留まり殺処分は「犬」134頭「猫」906頭であり,殺処分減少に向けて譲渡事業の強化に向けた飼い方講習会の開催や獣医師体験・飼育体験など動物愛護の啓発事業にも力を入れておりました。知事就任時の公約として5年間で殺処分ゼロを掲げ今年で2年目の取組みとなることから今後更なる取組みが期待されます。
10月17日,和歌山県庁にて環境生活部県民局食品・生活衛生課坂本班長・坂田主査より「和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例の改正」(通称:猫条例とも言われている)についてヒアリングしてまいりました。和歌山県では「猫の飼い主への対応」「野良猫への対策」「地域猫対策の推進」「罰則の追加」を盛り込み平成29年4月に条例を改正。特徴①飼い猫の所有者に対し「飼い猫への所有明示」「ふんの適正処理」を義務化,特徴②生殖することができない猫を対象に給餌等を行うことを義務化し野良猫に時間を決めて餌やりすることをルール化,特徴③地域猫対策としては認定制度を導入し不妊去勢手術費用の助成を実施,特徴④これらのルールに違反した場合は5万円以下の過料が科せられます。不妊去勢手術費用に係る予算について以前は200頭を想定していたが平成30年度予算では600頭・1200万円を計上し取組みを強化してきております。平成28年度から「不幸な猫をなくすプロジェクト」を実施し殺処分2年間で508頭減らし平成29年度の殺処分は1970頭まで減少。「野良猫で迷惑している」方がいる一方で「かわいそうな猫を助けたい」という方もいらっしゃいます,地域猫対策の推進は人と猫の共生に配慮した解決策として考案された取組であり議員提案による「ペットとの共生社会」実現に向けた条例制定に参考となる視察でありました。
10月16日,東京都動物愛護施設センター金谷所長より事業について拝聴してまいりました。伺ってまず初めに案内頂いたのは犬の去勢手術,生々しい現場を拝見する機会となりました。東京都では殺処分ではなく「致死処分」と表現されているが特徴で,そもそも衰弱や感染症によって生育が極めて困難な場合や引取り収容後に死亡した場合など殺処分とは別に管理されておりました。致死処分の9割が「猫」さらに全体の4割が「子猫」,生後間もない子猫は譲渡が難しいのが現状とのことでした。飼い主からの犬猫引取り理由の第1位は飼い主の病気で59%,飼い主の死亡9%と合わせると7割が「飼い主の健康問題」に関わることであり,動物を最後まで買うためにあらかじめ対策を考えておくための啓発が必要であることを改めて実感しました。東京都の特徴のもう一つは,室内飼いがそのほとんどを占めており地域猫等の課題は少なく生涯飼いに向けた飼育の推進であるようにも感じました,本市においても市内中心部のMS街など今後想定すべき課題であると思います。
10月13日,顧問を拝命している中山地区の防災訓練が実施され参加してまいりました。中山地区ではこれまで近隣の桜ケ丘地区・川平地区と3地区合同で持ち回りの防災訓練を実施おりましたが昨年から3地区が各々同日一斉に訓練を実施するよう変更し連携を取り合いながら行われている好事例の地区でもあります。今回の開催ではボランティァとして中学生は一時避難所を経由し小学校へ避難後,仮設トイレやプライベートルーム組立訓練に参加。小学生は6年生が全員参加し応急救護訓練や水消火器訓練など地域の方々と共に訓練に参加しておりました。1年生~5年生は授業日として設定し3時間目全クラス防災授業として公開するなど地域と学校が一体となった取り組みはまさに好事例であり市内各地域への水平展開が必要と感じました。
10月8日,山形県南陽市で開催されている第19回南陽さわやかワインマラソン大会に参加してまいりました。事前にゼッケン・計測タ グが送付され当日は受付不要でスタートラインに立つことが出来る点や,ゴール後にわずか数分で完走証が発行される点などマラソン大会の 運営において参考となる大会でもありました。19回目を迎えていることから参加者のニーズにいかに対応していくか感じられる大会運営であったと思います。11月に開催予定の第8回仙台リレーマラソンならびに12月には3回目となる若林区マラソン大会が開催されます,ランナーとして参加すると共に大会運営にも気をかけながら改善点があれば積極的に提案してまいりたいと思います。
10月7日,上杉学区民体育振興会主催によるチャレンジランキング秋の陣と題し子供会対抗によるミニ運動会を開催いたしました。変則玉入れやスリッパ飛ばし・ニアピンゲームや雑巾がけリレーなど普段とは違ったミニ運動会で子どもたちにも楽しんで頂けたようです。秋休みと重なったことから開催日の在り方に課題が残りましたが,体育振興会として春の学区民運動会のみならずチャレンジランキングと題し年に2回開催しておりスポーツを通じた地域の繋がりや親交を深めるべくこれからも事務局としてしっかり対応してまいりたいと思います。
10月5日,9月4日から開会された第3回定例会が閉会いたしました。今回の定例会では条例案件9件,人事案件3件,その他案件6件,平成30年度補正予算1件,平成29年度決算認定に関する件7の計26件の審議が行われ撤回となった人事案件1件を除き原案のとおり可決しました。条例案件では,自転車の安全利用の推進及び促進に関し自転車利用者等の責務・自転車損害賠償保険等への加入義務等を定める「仙台市自転車の安全利用に関する条例」,保育所の位置変更ならびに民営化に伴い廃止する「仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例」を審議可決。補正予算では,コールセンターの将来的な方向性について基本構想の策定など「コールセンター等整備事業に係る債務負担行為の設定」1100万円,公立保育所の民営化に伴い新たに建替用地を取得する「保育所用地取得」9649万円,次世代放射光施設の整備決定に伴い関連産業の活性化を図るための費用として「成長産業振興事業費の追加」880万円について審議可決いたしました。平成29年度決算認定に関する件については,一般会計・特別会計歳入歳出決算をはじめ下水道事業・自動車運送事業・高速鉄道事業・水道事業・ガス事業・病院事業の決算について認定いたしました。
10月1日,国土交通省における走る広告塔としての地方版図柄入りナンバープレートが10月1日より交付されることとなりました。仙台市では,仙台藩祖伊達政宗公の時代より仙台に息づく伊達な文化の豪華絢爛な一面を風になびいてサラサラと揺れる仙台七夕のカラフルな吹き流しにより表現され,爽やかな色彩の政宗公の騎馬像は緑豊かな「杜の都・仙台」を象徴しております。中央には伊達家で最も格の高い三引両紋が配置されております。~つけて走って広げよう・地域の魅力~私も早速交換しました,議員のひとりとして仙台市をPRしてまいりたいと思います。
9月30日,顧問を拝命している中山地域の第49回学区民運動会が開催され実行委員として審判副主任として参加してまいりました。台風24号の接近に伴い開催の有無ついて話し合ったところ,これまで準備を重ねてきたこともあり地域の親睦を深めるためにも協議種目を減少し体育館で実施することで開催に至りました。49年の歴史の中で雨天による体育館開催は今回で2回目とのこと,実行委員のほとんどが初めての体育館での運営のため右往左往しながらでありましたが無事すべての競技を終えることが出来ました。前日準備から当日のお手伝いに本当に多くの方々が携わる地域をあげての行事ということもあり,町内会の枠を超えた親睦の機会になったものと思います。
9月29日,平成30年度宮城総合支所管内の総合防災訓練が大倉小学校を会場に実施されました。今回の特長は水害対応について参加者による体験型訓練として行われました。「土のう作成及び土のう積み訓練」「火災原因調査体験」「応急手当訓練」「流水時における歩行体験」中でも特殊車両を活用した「暴風雨体験」はなかなか体験する機会も少ないことから地域の方々のみならず参加された小学生のみなさんも興味深々取り組まれていたようです。あたかも台風24号の接近が想定されている中での訓練であったため,みなさん真剣に取り組まれておりました。
9月26日,教育費について質疑しました。今回取り上げた課題は①教職員の長時間労働の是正について,教職員は勤務時間外の労働時間は在校時間として管理されており特に中学校において月平均80時間を超えている月もありますが平成24年度から増加していた在校時間でしたが決算年度である平成29年度ようやく減少となりました。②運動部活動における外部指導員の配置ならびにガイドライン策定について,これまで「ハイシーズン」の期間を長めに設定することが可能となる等,やる気のある子どもたちの活動を制限することなく子どもたちのニーズに応えられるガイドラインとなるよう強く求めてきた経過にありますが概ね4週間程度のハイシーズン期間を設定することで検討しているとの回答を引き出しました。③教職員の負担軽減策について,喫緊の課題でありますが部活動にかかわる時間外労働が原因かのような取り組みが進められている感があります,負担の原因は「公立学校教職員の人事行政状況調査」によると「国や教育委員会からのアンケート」や「生活指導の必要な子供の増加」「保護者や地域住民への対応」が負担感の上位をしめており今必要なことは教員の行う業務を明確化し,いわゆる教員免許が必要な業務以外は事務職員を有効に活用していくなど教員が担うべき業務に専念できる環境をいかに確保していくかであると考えます,当局にこのことを求め質疑いたしました。
9月21日,市民費について町内会等への支援策並びに集合住宅等の町内会加入の課題について質疑しました。本市と多様な主体による市民協働事業の実施状況では協働の相手として「市民活動団体」が169事業49.6%,地域団体の158事業を上回っている状況です,代表質疑でも質疑しましたが市民とは第一義的に住民であり町内会を中心とした地域が主体であると考えることから予算配分の考え方について当局に求めました。また,MS等集合住宅の町内会加入に向けた取り組みについて,これまで何度もとりあげている課題であり,東京都豊島区や金沢市のように「集合住宅コミュニティ条例」などの制定についても提言してきた経過にあります。条例制定にはハードルが高いことも承知しているものの一歩でも前に進める取り組みを求めました。
9月15日,平成30年度青葉区総合防災訓練が挙行され出席してまいりました。今年の特徴は地区避難所マニュアルに基づき中学生がその運営委員各班の活動を体験し,小学生には様々な訓練を体験してもらうことで児童・生徒の防災に関する学びの場や次世代の防災人づくりに結びつける取り組みになったことと思います。今年に入ってから6月に大阪で発生した地震,7月に西日本を襲った豪雨,更に今月に入り台風,北海道胆振東部地震の発生などたくさんの方々が犠牲になられました。これらの教訓をしっかりと生かしていくためにも訓練の継続した実施が求められていると思います。
9月11日,第3回定例会において会派「市民ファースト仙台」を代表し,議案並びに重要施策について質疑いたしました。今回取り上げた主なテーマは①市長就任から1年の総括②いじめ防止条例②仙台版奨学金制度の創設③小中学校へのエアコン設置④待機児童の解消に向けた保育所整備⑤東北放射光施設特区の検討⑥仙台市経済成長戦略2023⑦東北連携によるILC国際リニアコライダー誘致⑧仙台市交流人口ビジネス活性化戦略⑨地域を中心とした市民協働⑩平成29年一般会計決算認定に関する件⑪バス事業の在り方⑫自転車の安全利用に関する条例⑬ワンストップコールセンターの設置⑬次期総合計画策定に向けて。特に,東北放射光施設立地を活かし東北全体の経済連携を求めました。また,小中学校へのエアコン設置にあたっては室外機の設置場所の確保が可能なのか電気・ガスの取付工事以外の設備増強工事が発生しないかなど検討に必要な現地調査を早急に行うことを提案しました。
9月5日,仙台市議会「仙台港・仙台空港等利用促進議員連盟」のみなさんと民営化2年目となる仙台国際空港株式会社にてヒアリングしてまいりました。仙台市の観光客宿泊数は平成28年度約553万人から平成29年度約572万人と確実に増加傾向にあり,特に外国人宿泊数は約13万人から約17万人と30%増でその多くは仙台国際空港を利用されております。旅客数は平成29年度343万人で内国際線の利用は28万人とのことで約1割にまで伸びてきているとのこと。外国人観光客の内訳は台湾が圧倒的に多く,次いで中国・韓国と続きタイからの観光客も増加しており更なるプロモーションも必要とのこと。今年度よりLCC等の便が増加したことに伴いゲート数を増やすためにピア棟の建設が進められておりました,朝一番に集中している一斉離陸の解消にも繋がるとのことで10月28日の供用開始に向けて着々と準備がすすめられておりました。
9月2日,平成30年度青葉消防団特別点検が挙行され出席してまいりました。毎年開催されている消防団の日頃の訓練成果を披露する機会でもあります。青葉消防団には10の分団がありこの日は「機械器具点検」「小型ポンプ基本操作」等により,その速さや正確性を競いあい切磋琢磨している様子を伺うことができました。仙台市では「学生消防団員活動認定制度」を有しており,大学生等が消防団員として真摯かつ継続的に消防団活動に取り組み地域社会へ多大なる貢献をしたものについて,市長が功績を認証することにより就職活動を支援するものです。今年はこの制度を活用された学生の消防団員も参加されており若者の入団促進が図られていると感じました。昼夜を問わず市民の安心・安全のために鋭意取り組んでおられる消防団員の方々に感謝であります。
8月29日,顧問を拝命しているニューシティ懇話会主催によるビアパーティーを開催して頂き会員をはじめ,加藤けんいちを囲む会幹事のみなさま・出身母体でもある東北電力企業グループの労使の方々など約100名のみなさまに出席を頂きました。7年前の8月29日は初めて当選証書を授与された記念すべき日でもあり,これまでの取り組みの報告と8年目の活動に向けて挨拶させて頂きました,特にこの1年は新たな会派を立ち上げ持続可能な市政運営のためには経済政策が必要であるとの視点で取り組んできたことや,私自身が議会で取り上げてきた「ワンストップコールセンター」の実現性にも触れ貴重な意見交換の場となりました。
8月27日,仙台市議会では特別委員会を設置し議員相互の意見交換を行い各々の政策課題について当局に答申させて頂いております。この日は私が所属する「防災・減災推進調査特別委員会」が開催され任期2年の折り返しとなることから今後の進め方等について議論いたしました。東日本大震災の記憶を風化させない取り組みと仙台市地域防災計画に基づき,市民が参加する地域の防災・減災力の強化に向けた取り組みを推進していくことを目的として具体的には,①災害情報等の適切な伝達方法について②地域全体を巻き込む防災訓練の在り方について③地域における防災・減災の担い手となるリーダーの育成について調査を進めております。
8月24日,東北ILC準備室にてILC計画ならびに日本誘致に係る現状について伺ってまいりました。ILC国際リニアコライダーはみなさまもご存じのとおり次世代の直線衝突加速器を用いた素粒子物理学実験施設であります。加速器本体の設置は岩手県南部から宮城県北部にわたる北上山地が最適と評価され現在東北ILC推進協議会が中心となり誘致活動を展開されております。加速器はすでに空港の手荷物検査を行うX線荷物検査装置やがん早期診断システムのPETにその技術が使用されておりますが,この技術が進歩することにより,例えば放射線のがん治療の際など呼吸で動く患部の臓器へ正確なビーム射程が可能になるなど,命を守るための医療分野においてもILCの生み出す技術に期待が寄せられています。日本への誘致にあたっては,本年12月までに日本政府が前向きな意向を表明しなければなりません,仙台市としても気運を高める取り組みが求められます。
8月21日,委員長を拝命している経済環境委員会にて仙台市ガス局港工場を視察いたしました。公営のガス事業としては国内でも最大の仙台市ガス局,自ら原料の調達・製造も行っており都市ガスの製造工程について学んでまいりました。燃料はマレーシアのビンツゥルからLNGを受け入れ専用船アマンセンダイにて年間約19回往復,全体の2/3を海外から調達し残りの1/3は新潟~仙台パイプラインによって受け入れております。製造にあたっては夏場は約60万m3/1日必要なためガスホルダーは1基10万m3で6杯分が製造されております。(参考:冬場は約120万m3)仙台市と近隣4市2町1村に供給がなされております。
8月18日~19日,各地域で開催されている夏祭りも終盤を迎え,顧問を拝命している中山東第二町内会ならびに地元上杉地区夏祭りに伺ってまいりました。町内会の役員担い手不足や高齢化等の課題が指摘されておりますがこの両日の夏祭りでは事務局やお手伝いとして若手の参加が目立ちました,地域コミュニティ推進に向けて本年度も予算措置がなされ冊子の作成・配布や担い手育成講座などの事業も展開されておりますが,地域コミュニティの課題対応に向けては地域の夏祭り等の行事を通じた世代間交流は何よりも重要な取り組みだと思います。
8月11日~13日,観光姉妹都市である徳島市に仙台市親善訪問団として伺いました。仙台市と徳島市との姉妹都市締結は昭和45年4月15日,仙台市の七夕まつり期間中の8月5日から7日に徳島市から親善使節団が来仙し,徳島市の阿波踊り期間中の8月11日から13日には親善訪問団を派遣しており今年で49回目となります。経済環境委員会の委員長として藤本副市長ならびに菊地副議長と共に訪問し,徳島市長のご指導のもと阿波おどりにも挑戦させて頂きました。今年の阿波おどりはマスコミ等でも注目を浴びておりキー局の報道関係者が多数取材に入っておりましたが,徳島市長との懇談でお聞きした内容とマスコミ報道ではだいぶ違いがあることも実感いたしました。来年は徳島市との観光姉妹都市交流50年を迎えます,節目の年として両市の絆が更に発展することを確認できた訪問でありました。
8月6日,中山商店街のみなさまと共に事務所に七夕を飾りました。七夕初日は生憎の雨で七夕期間中の雨のジンクスが証明された形となってしまいました。市街地中心部の七夕飾りは竹は常置し吹き流しなどの飾りは上下するなど取り外しも可能ですが,地域の商店街の七夕飾 りはそのほとんどが竹に直接取り付けていることから一度飾れば3日間そのままとなり雨が降ると飾りが崩れるなど管理が難しいのが実態です。この日は雨対策としてビニールで覆い何とか3日間対応することが出来ました,仙台夏の風物詩「七夕」多くのみなさんに楽しんで頂けたと思います。
8月5日,毎年恒例となっている上杉商店街の七夕飾り竹の切り出しへ上杉チャンネットのみなさんとお手伝いに行ってまいりました。例年はメインイベントと重複し数名でのお手伝いでありましたが今年は7名にて参戦。仙台七夕は「雨」のジンクスがあり市街中心部のアーケード街では飾りの上げ下ろしが可能ですが,地域の商店街では竹に直接飾るため3日間雨が降ってもそのままなので初日の雨には苦労しているのが実態です。今年も前夜祭~初日は雨,集客にも大きな影響を与えそうです。ダムの渇水や農作物への影響を考えれば恵みの雨でありますが,お祭りの日は晴れて多くの観光客のみなさんに仙台を満喫して頂きたいです。
8月2日,企業後援会主催による恒例の親子施設見学会,今年は電源開発株式会社にお世話になり会津若松にある下郷水力発電所に伺いました。下郷発電所は昭和52に工事着手し十有余年の歳月をついやして昭和62年に1・2号機・平成3年に3・4号機の運転をそれぞれ開始し,1~4号機を合わせ最大出力は100万Kwで国内では最大の水力発電所です。深夜の電力需要の少ない時に発電時とは反対に揚水運転を行い大川ダムより上池に汲み上げて貯留し昼間の需要の多い時に発電する揚水式発電所です。参加した子ども達も興味津々で夏休みの宿題に役立てるとのこと。エネルギー政策について子どもたちにも日頃何気なく使っている電気に興味をもってもらえばと思います。そして,夏休みの一つの思い出に残る行事であったと思います。
7月28~29日の両日,上杉チャンネット主催による学校へ泊まろうを開催しました。上杉チャンネットは地域のおやじの会として活動を続けこの行事も今年で19回目を迎えました。学校へ泊まろうの行事に留まらず,体育振興会とのタイアップ行事・地元夏祭りへの出店・商店街の七夕飾りの応援等々,地域に根差した活動を目指しており連合町内会や小中学校とも連携を図り今では地域の一員として欠かせない団体になっていると感じています。翌日は青葉消防署の協力のもと「防火防災訓練」も実施,上杉地区は町内会加入率が低いこともあり防災訓練に参加されていない世帯も多いことから,その機会を提供するなど子どものみならず保護者をターゲットとした企画でもあります。今後とも,地域と共に上杉チャンネットのメンバーと活動してまいりたいと思います。
7月27日,昨年から実施されているプレミアムフライデー,政府・経団連が中心となり普段よりもプレミアムな生活を推奨する個人消費キャンペーンですが最近忘れらている感じがします。午後3時に仕事を終えることを奨励することで働き方改革との連携も期待されます。しかしながら,導入されている企業はわずか数パーセントに留まっているとのことで課題も多く浸透するにはまだまだ時間がかかると思われます。この日は若いみなさんとキリンビール工場を見学の上,早い時間からの意見交換・懇親会にお邪魔させて頂きプレミアムフライデーとして有意義な時間を過ごすことができました。
7月22日,中山学区子ども会育成会主催による「第44回とびの子まつり」が開催され出席してまいりました。この日は2007年8月15日の37.2℃に次ぐ36.7℃を記録し子どもたちや高齢者の方々の体調が心配されましたが無事盛大に行われました。とびの子まつりは過去に一度も中止に至ったことがないと聞き,地域の絆の強さを改めて実感いたしました。44年前に第1回のまつりに携わった先輩からもお話しを聞くことが出来ました,子どもたちの健全育成に加え高齢者が共に集える場の提供として実施したとのこと。「小さい子どもからお年寄りまで」のスローガンが今日まで引き継がれております,コミュニティ形成に地域行事は欠かせないと思います。
7月19日,仙台市いじめの防止等に関する条例の骨子案に対する特別委員会が開催され会派を代表し質疑させて頂きました。会派の持ち時間制の質疑は持ち時間が短いことや,質問順番が6番目ということで難しい対応が求められました。私からは〇市の責務として財政措置ならびに人的措置を講じること〇社会全体での意識醸成に向けて周知啓発を図ることを市の最重点責務とすること〇具体な条文化に向けて法令用語に置き換えた際に骨子案の主旨が漏れ落ちることがないよう事前に担当部局との連携調整を図ること〇私立学校に対し積極的に協力要請すること等々を質疑いたしました。理念条例ではなく実効性が担保される条例となるよう対応してまいりたいと思います。
7月15日,常日頃お世話になっているユアテックユニオン宮城支部の政治研修会にお招き頂き市政報告の機会を頂きました。3連休の中日ではありましたが多くのみなさまと意見交換することが出来ました。市政報告の前段に社会貢献活動として市内中心部の青葉通り・広瀬通りの清掃活動を実施してきたとのことで感想を聞いてみました。歩道は思ったよりも綺麗で清掃する所もないぐらいであったとのこと,しかしながら植え込みにはペットボトルやタバコの吸い殻が目立ったとのことでした。清掃活動を実施する方々がいる一方でマナーを守らない方々がいること非常に残念でなりません。森の都仙台にふさわしい都市となるよう取り組んでいかなければと改めて感じました。
7月14日,顧問を拝命しているニューシティ懇話会のみなさまと恒例の釣り大会に行ってまいりました。この日は閖上港からの出港でありましたので久しぶりに閖上の地に訪れました。復興公営住宅の一部は未だ建設中でありましたが集団移転の宅地はほぼ完成し新たな生活が始まっておりました。現在は道路のかさ上げ工事がキューピッチで行われており過去の道路とは大きく様変わりしていますが確実に復興の歩みを進めていることを感じてまいりました。肝心の釣り大会ですが,私以外は大漁の様子で大海原の中で親睦を深めることが出来ました。
7月8日,上杉学区民体育振興会主催によるチャレンジランキングというミニ運動会を開催いたしました。あいにくの雨模様のため体育館プログラムに変更しスリッパ飛ばし・変則玉入れ・キンボールを使用したサークルリフティング・恒例の雑巾がけリレーを実施,子ども会単位で参加を募り この日は200名を超える児童に加え多くの保護者の方々にも出席頂きました。運動会をはじめ地元行事の事務局的役割を担わせて頂いていることにも感謝でありますが,地域行事を通じ常日頃会う機会の少ない方々とのコミュニティ形成は大切な取り組みであります。
7月4日,仙台市議会仙台港利用促進議員連盟のみなさんと仙台塩釜港(仙台港区)の現状と取り組みについて視察させて頂きました。仙台塩釜港は東北地方唯一の国際拠点港湾であり東北港湾における取扱貨物量の約3割,コンテナ第取扱個数の約5割を占めており東北の経済を支える広域物流拠点として機能を発揮しております。高砂コンテナターミナルは,コンテナ取扱貨物量の増加及びコンテナ船入港隻数の増加により荷捌き地が狭隘化しコンテナ船の滞船も発生していることから,ふ頭拡張事業ならびにふ頭再編改良事業とし平成35年度の工事完了を目指し取り組んでおりました。3年連続でコンテナ貨物取扱量が過去最高を記録しており平成29年度25万TEUを本事業により30万TEUへの拡大を目指しています。輸出品目の取扱量では「ゴム製品」が第1位で「紙・パルプ」「水産品」と続きます,一方輸入品では「製材」が第1位で「木製品」「電気機械」と続きます。輸出国の取扱量は「アメリカ」「中国」「タイ」と続き,輸入国では「中国」「韓国」「フィリピン」となっており国際拠点港として確実にその役割を果たし東北地域産業の自立的発展及び復興の加速化にも寄与している港であることを実感してまいりました。
6月29日,議員提案による条例制定に向けて仙台市議会の有志による政策立案のグループを立ち上げました。ペットとの共生社会実現に向けた条例制定に向けて調査研究を進めております。仙台市内ではペットの代表でもある「犬」の殺処分はゼロであるものの,とりわけ「猫」については課題も多く殺処分が実施されています。猫は餌を与えることで住み着くともいわれており餌を与えた方が管理をしっかりして頂ければ問題はないのですが,糞尿の処理や臭いなど衛生面での苦情も寄せられておりペットといかに共生していくか大きな課題となっております。この日は「猫の島」として話題となっている田代島に伺い「地域猫」の現状について伺ってまいりました。長年地元で生活されている元組長さんや,新たに取り組みを初めた(社)田代島にゃんこ共和国の理事の方々とも意見交換をさせて頂き,直接話しを聞くことでそれぞれの立場の意見もあり前に進むことの難しさを実感いたしました。条例制定に向けてはどちらか一方の考え方に立つことなく冷静に取り組むことが必要であることを改めて痛感いたしました。
6月27日,宮城県民社協会と宮城友愛の合同による研修視察にて五島市が取り組んでいる日本初の浮体式洋上風力発電について五島市地域振興部再生可能エネルギー推進室又野氏より話を伺ってまいりました。平成22年に環境省の実証事業を受託し系統連携した日本初の浮体式洋上風力発電施設を設置。床上式とは違いアンカーで固定することから移動も可能,周辺海域や海洋生物等の影響調査を継続し浮体式洋上風力発電施設は漁業協調型であり安全で環境への影響が小さいことが確認され現在は,実証事業を終了し五島市とフローティングウィンドパワー合同会社により運転を継続し将来的には現1基から10基へ増設する予定とのこと。この日は陸上で建造した発電施設を沖合にて半潜水状態で浮体を進水・浮上する「半潜水型スパッド台船」という浮体式洋上風力発電施設を設置するための特殊な船も視察することができました。
6月24日,仙台西後援会「仙台西けんちゃん会」のみなさまと意見交換の機会を頂きました。新年度予算において,ふるさと底力プロジェクトとして2479千円が計上され特に「宮城地区西部活性化事業」高齢化・少子化等によりコミュニティの維持が困難になりつつある地域の魅力向上に取り組み住民の地域への愛着の向上や定住人口・交流人口の増加につなげ地域活性化を図ることとしている旨を報告し,西部地区ならではの意見も多くいただきました。更に,直接現場を見てほしい箇所があるとのことで翌日は共に現地確認,樹木が生い茂り標識等が見えにくい所もいくつかあったことから宮城総合支所に出向き相談。早速,応急措置を講じて頂きました。
6月22日,6月7日から開会した仙台市議会第2回定例会が閉会しました。今回の定例会では条例案5件,人事案件2件,その他案件4件,平成30年度補正予算1件の計12件の審議と,継続審査となっていた第60号議案仙台市乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例1件の審議が行われ原案のとおり可決しました。条例案件では,特定市町村の認定を受けた中小企業者が先端設備等に該当する機器及び装置・工具等を導入した際に3年分の固定資産税を課さない「市税条例の一部を改正する条例」や,医師である保険医による初診の場合に係る非紹介患者初診加算料を改訂する「仙台市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例」,5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者のうち市長が適当と認めたもので研修を修了した者を児童支援員とすることができる「仙台市放課後児童健全育成事業及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を審議可決。補正予算では,先進的な農業経営の確立に資するため農業者が農業用機械・施設等を導入する際に対し助成する「農業担い手総合支援事業費用の追加」2800万円について審議可決いたしました。提出議案の少ない定例会でありましたが充実した議論が出来たものと思います。
6月17日,第52回上杉地区体育祭(学区民運動会)と平成30年度上杉山通小学校運動会を合同で開催いたしました。上杉地区では33町内会と4子供会を合わせると4670世帯となります,この日の運動会では約3000名の出席により盛大に開催することが出来ました。体育振興会の役員として今年も招集のリーダーを担当し大きな問題もなく任務を全う出来たのも地域並びに中学生のボランティアの方々のおかげです。地域コミュニティの形成にはこうした行事は欠かせないものと思います。運動会は町内会・子供会単位での競技でありますが残念ながら町内会未加入世帯が増加傾向にあります,町内会に加入してなくても子供会のみに加入し運動会に参加している児童も少なくありません。もっと深刻な点は,この子供会でさえも高学年になると「役員がまわってくる」という理由から脱退する世帯が多くなっていることです。子どもたちは親や家族だけでなく地域の方々にも見守られながら成長していることを,私たちの地道な活動を通して伝えてまいりたいと思います。
6月15日,仙台市議会第2回定例会にて一般質問に登壇しました。今回の質問項目は①東北放射光施設の建設後の対応について,研究施設・生産施設の誘致に向けた優遇制度の整備を提言しリサーチコンプレックス形成に向けた立地市仙台の役割発揮について求めました。②教職員の負担軽減に向けた労働時間管理について,特に中学校教員の在校時間が増加していることから労働時間の現状把握を行い対策を講じるよう提言しました。③中学校部活動について,本年度から実施予定である「部活動指導員の配置」について大阪市の事例を紹介し先進事例を参考とすべきと提言,また,運動部活動のガイドライ策定にあたっては子どもたちに視点をあてたガイドラインとなるよう求めました④体験型市民防災センターとメモリアル施設について,他都市の先進事例に学び体験を通じて防災学習に触れられる施設の検討と市中心部におけるメモリアル施設との合築について市長の考えを問いました。
6月12日,市民防災の日である本日仙台市総合防災訓練が挙行され出席してまいりました。今年の訓練は防災関係機関等と連携した実働訓練を実施し,更なる連携強化を図るとともに地域防災の中心となる仙台市地域防災リーダーの参加により,地域の防災訓練へのフィードバックを通じて地域防災力の向上につなげることを目的として実施されました。更に災害時応援協定を締結している企業や各種団体も参加され道路啓開訓練・避難場所等確保訓練・仮説トイレ供給訓練など協定に基づいた連携実働訓練も実施されました。今後とも108万市民の総合力による防災力の向上に向けて共に頑張ってまいります。
6月4日~6日,仙台市議会会派による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
沖縄県では,1970年代から沖縄振興開発計画を策定し本土との格差是正と自立型発展の基礎条件の整備に取組んできた経過があります。新たな戦略としてアジアの中心に位置する地理的優位性を活かし平成27年「沖縄アジア経済戦略構想」を策定したとのこと。主な重点戦略の1つ目は,日本とアジアを繋ぐ国際ビジネス拠点として商流面と物流面の海外展開を支援,更には全国の農林水産物や食品等のアジア輸出拠点を形成しております。主な重点戦略の2つ目は,世界水準の観光リゾートを目指しクルーズ船の寄港やFreeWi-Fiの整備に加え緊急医療態勢の整備にも取組み年間の観光収入は約6000億円になるとのこと。その他,羽田に次ぐ第2位の国内路線数を活かし航空機の機体整備や装備システム整備など航空関連産業クラスターにも取組んでおり平成30年10月には航空機整備施設が完成予定,アジア経済戦略として沖縄県の持つ「自然」「歴史」「文化」「伝統」に加えまさに地理的優位性を充分に活かした取組みであると感じました。特区制度は,県外から沖縄に立地する企業や地場産業を営む県内企業も活用できる優遇制度を整備しており,他県にはない高率の所得控除(最大40%)や投資税額控除などの課税の特例が特徴であります。観光地形成促進地域・産業高度化促進地域・情報通信産業振興地域・国際物流拠点産業集積地域などを指定し,特に観光地形成促進地域は沖縄県内全域を対象にしているのが印象的で,名護市などは特区を活用した支援企業の法人税が4割になるなど大きな成果を上げてきているとのこと。10数年前までは失業率が全国ワーストで経済成長に苦労していた印象が一掃された視察でありました。
久米島町では移住定住促進の為の情報提供・相談窓口を立ち上げ,いわゆる窓口を一本化しワンストップで対応する「島ぐらしコンシェルジュ」を2年前より展開。定住だけのコンセプトだけでなく久米島に興味を持ってもらうことも大事な視点とのこと。成果として323名が移住希望者として会員登録されている。転出される町民(特に高校を卒業する生徒たち)に対してもアンケートによる意識調査を実施し久米島への関心を引き続き持ってもらえるよう取組みを展開しているのが特徴。また,久米島高校の園芸課存続のため「離島留学制度」を活用し30名程度を受入れし,宮城県からは仙台市・塩釜市から2名の高校生が久米島高校に通っているとのこと。
海洋深層水は水深200m以下(太陽の光が届かない)とされており,久米島では612mから取り出している。光合成が出来ないため栄養分を充分に含んでおり藻類などの成長に適しているとのこと。冷たく栄養素が高いことから「海ブドウ養殖」「クルマエビ種苗」に活用している。また,この冷たさを農業用水として活用し,夏に出来にくいホウレンソウなどの葉物野菜の栽培に成功している。更に5年前より太陽からの熱エネルギーにより温められた「表層海水」と海洋を循環する冷たい深層海水との温度差を「タービン発電機」により電力に変換する「海洋温度差発電」の実証事業にも取り組んでおり61ケ国の研究者が視察に訪れている。まさに,海洋深層水を研究・産業利用・発電など複合活用による先進的な取組みでありました。
久米島町では,平成17年東北楽天ゴールデンイーグルスが春季キャンプを開始したことをきっかけに仙台市と久米島町とのスポーツ交流が始まりました。久米島マラソンを実施した平成19年より,仙台国際ハーフマラソンの男女上位各1名と,久米島マラソンでの男女上位各1名をお互いに派遣するなど交流を続けております。先週は久米島町議会議員全員が仙台市を訪れ楽天の応援と合わせ,仙台市長ならびに仙台市議会議長に表敬表問にもいらっしゃいました。この日は私達も幸地議長を表敬訪問させて頂き今後の両市町のスポーツを通じた交流について意見交換をさせて頂きました。仙台市はプロスポーツが集結し国際ハーフマラソン等々のスポーツ都市でもあります,しかしながら「文化」「観光」「音楽」「歴史」等の姉妹都市を締結しておりますが「スポーツ」の姉妹都市はありませんので,この点について検討を求めてまいりたいと思います。
沖縄空港は国内4番目の旅客数を誇る日本有数の空港で1995年国内線供用開始,ネットワークは30路線・1日149便で1752万人,国内航空路の幹線空港であると同時に県内離島航空路線の拠点空港となっております。国際線は2014年旧国際線ビルの老朽化や狭隘化を改善するため新設し供用開始,ネットワークは13路線・週187便で,2017年度の国際線旅客数は360万人と過去最高を記録し国内空港では6番目の旅客数とのこと。国際線の到着フロアには東南アジアからの集客を図るため礼拝堂の整備を進めている点は特徴的な取組みであります。自治体との連携では,沖縄県からの財政出動に伴うプロモーション活動を展開している。県の路線誘致の方向性も飛行時間2~3時間圏内の東アジアの各都市に就航し今後は東南アジアへの路線開拓など明確になっていることから連携した取組みがかみ合っていると感じました。仙台空港の国内線300万人・国際線28万人と比較すると大きな開きがあります,自治体のインバウンド施策と空港のサービスレベルの向上は密接な関係にあると改めて感じました。
[タブレット端末導入・議会棟の傍聴環境について 北九州市中畑議会事務局長]
5月23日,北九州市は公害からの克服の知見を活かし環境産業に重点を置いた取組みを展開しており,ペーパーレス化もその一環で議会改革協議会にてPC・タブレットの利用・ぺーパーレス化が提案され平成29年5月よりタブレット端末のデモンストレーションを実施されたとのこと。議事堂のみで使用する場合や議事堂以外でも使用する場合等々の経費負担見込額や,FAX・コピー使用等の軽減による経費削減見込額,想定される効果と課題等を試算した上で外部コンサルタントによる評価も取り入れ検証を重ね2020年度の導入に向けて協議中とのこと。議会棟の傍聴環境については,磁器ループを整備し耳の不自由な傍聴者向けに音声伝達システムを設置。乳幼児連れやご高齢の傍聴者の方々が利用しやすい「特別傍聴室」を設置しております。防音仕様となっており小さいお子さんの声などを気にされることなく傍聴が可能,ご高齢の方向けに柔らかい肘掛の椅子を使用,フロアーも段差をなくしカーペットを設置,アコーディオンカーテン内のスペースでは乳幼児のオムツ替えも可能で絵本やおもちゃも準備しておりました。
[タブレット端末の導入について 久留米市議会 田中議会運営委員会委員長]
5月22日,導入のきっかけとなったのは平成26年12月「コスト削減・利便性の向上・労務改善などの対応ツールとして議会にタブレット端末を導入してはどうか」という一般質問から検討が始まったとのこと。会派代表者会にて何度か打合せを重ね具体的には「小委員会」を設置し議論を深め平成29年12月議会から本格運用に至りました。小委員会での議論では,情報の共有化・情報の発信・ペーパレス化・議員活動の効率化など目的を明確にすることを確認,その他セキュリティや情報の管理についても議論し数度の研修会を開催してきたとのこと。導入の効果としては,〇文書検索の迅速化〇外出先での会議資料閲覧が可能〇議会事務局と議会間の情報連絡網やスケジュールの共有化の確立〇印刷・コピー料金・職員労務時間の削減。今後の課題としては,〇使用頻度やスキルの平準化〇電子データと紙資料の併用期間の検討〇タブレット端末を活用した議会広報の検討〇改選時の機器の取扱い等々,更なる検討課題も出てきているようです。仙台市議会においても導入に向けて議論が必要だと思います。
5月19日~20日,第34回仙台青葉まつりが開催されました。私が代表を拝命している地元祭連「上杉山雀“絆”」のみなさんと共に今年も宵まつり・本まつりに参加してまいりました。私たちの祭連は,上杉山通小学校とその保護者が中心で毎年参加者を募り親子祭連として参加しております,今年は70名を超える大人数となりましたが無事演舞することができました。子どもたちのはつらつとした踊りと笑顔に癒されます,今後ともみなさんと共に続けてまいりたいと思います。また,今年は過去最高の156団体約6400人が雀踊りに参加,2日間の人出は約90万人とのことで多くの方々に杜の都仙台を満喫頂いたことと思います。
5月16日,4月に就任した副市長ならびに危機管理監と同行し女川原子力発電所を視察してまいりました。安全性向上に向けた取り組みが展開されており伺う毎に景色が変わって見えます。これまでの津波に備えた対策や地震に備えた対策に加え電源・冷却機能の確保として電源車の配備・空冷式ディーゼル発電機の設置・送水車の配備・代替注水車の配備を徹底し新たにガスタービン発電機の配備と大容量送水ポンプ車も配備,更には重大事故の収束に必要な冷却水を確実に確保するため淡水貯水槽も設置し,既設の熱交換器が使用できなくなった場合も想定し熱交換ユニット2台を設置するなど徹底した安全対策に取り組んでおりました。その他,基準地震動580→1000ガルに対応した耐震工事,海抜29mの防潮堤・鋼管式鉛直壁による安全対策,閉込機能の強化のための静的触媒式水素再結合装置やフィルタ付収納器ベント装置の設置等々,あらゆるリスクを想定し現段階でなし得る最新技術を投入した対策が行われておりました。経済活動・国民生活を守るためにも安全品質の徹底による早期の再稼働を望みます。
5月13日,第28回仙台国際ハーフマラソン大会が開催されました。国際ハーフに切り替えてから14年,市民マラソンとして衣替えしてから 7年,日本最高峰のハーフマラソンに成長することが出来ました。今年のエントリー状況を見てみるとハーフマラソン12000人・車イス35人 ・5Kmと2Km2500人の総勢14000人を超える方々が新緑の杜の都を駆け抜けて頂きました。都道府県別の参加状況は鳥取県を除く46都道府県から参加,仙台市の参加者は約46%・宮城県内では約61%,約4割は全国各地からの参加であり感謝に堪えません。今年も地元体育振興会のみなさんと共に第1給水所を担当いたしました,改めて大会を盛り上げて頂いた多くのみなさまに心より感謝申し上げます。
5月8日,大阪市教育委員会にて部活動のあり方研究モデル事業について伺ってまいりました。大阪市では部活動指導の専門性を有した教員の不足や部活動の顧問の過剰負担が喫緊の課題となっていることから課題の対策として「民間団体活用方式」を平成27年度から事業実施しました。当初2年間は8中学校8部活動で,平成29年度は10校16部活動に,平成30年度は14校20部活動において実施しているとのこと。学校や部活動の選定は手上げ方式で行い,民間事業者は公募型プロポーザル方式にて現在は4社に委託されているとのこと。技術力向上や勝つことだけが目的でなく,部活動にてスポーツを楽しみたいという子どもたちのニーズも汲み取り,事業者と学校で調整されているのが特徴だと感じてまいりました。課題としては委託費が1時間あたり7,000円と高額なため全市展開には多額の費用が必要となることや,制度上学校外への活動において外部指導者が引率出来ない点とのこと。それらを踏まえ大阪市では平成30年度より新たに「部活動指導員方式」を導入,部活動の実技指導の他,学校外での活動における引率や保護者への連絡,生活指導に関わる対応等部活動指導全般。平日4日2H・休日1日4Hで1時間あたり2,500円,国の補助金も活用し将来的には上限である1校に3名に配置したいとのこと。初年度となる今年は80名に対し5月からスタートしたにもかかわらず現在26名を配置されたとのこと。仙台市においては今年度予算として「部活動指導員の配置」として単独で部活動指導を担うことができる部活動指導員を非常勤嘱託職員として任用の上,各区1校2~3名をモデル的に配置する予定でありますので,大阪市の先進的取組みについて提案してまいりたいと思います。
5月7日,兵庫県にある大型放射光施設「SPring8」を視察いたしました。国立研究開発法人理化学研究所が設立し,運営は公益財団法人「高輝度科学研究センター」が担い,この日は利用研究促進部門主席研究員の中村氏にご案内頂きました。放射光施設は,太陽の100億倍もの明るさに達する光を使用し物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べることができる研究施設であります。国内外から産学を問わず毎年1万6千人の研究者が利用されているとのこと。X線を安定的に見れる(止まった世界)SPring8と合わせ,2012年にはレザーにより短い時間(動いている世界)を見れるSACLAの供用運転を開始されたとのこと。研究施設や産業集積には課題があり,当初放射光施設が建設されれば多くの産業界の進出があると思いこみ営業活動に力を入れなかったことから,近隣の工業団地には放射光との関わりをもつ企業が多いとは言えない状況で,空地とならないよう兵庫県により福祉施設などの建設されておりました。現在「東北放射光施設建設」に向けて東経連が設立した「光科学イノベーションセンター」が中心となり取組みが進められておりますが,前SPring8副センター長でもある東北大学総長特別補佐「高田昌樹」教授にもご同行頂き詳しく説明を伺いました。専門用語でありますがSACLAは「硬X線」であるため東北放射光施設では「軟X線」のレザーを見据えているとのこと,建設が実現すれば西と東の両拠点による世界最高水準の放射光施設となり期待が高まります,立地市仙台として何が出来るか提案してまいりたいと思います。
4月30日,私が事務所を置いており常日頃からお世話になっている中山地域において多世代交流センター「とびのこハウス」が5月1日オープンすることとなり内覧会が行われました。商店街や町内会が中心となりNPO法人中山街づくりセンターが建て,放課後児童クラブや中山ナイトクラブ・寺子屋学習塾・カフェレストランなど多彩な催しを企画し,子どもから高齢者まで各世代が集える多目的施設として建設に至ったものです。同センターでは中山地域の課題解決と活性化を目指し国家戦略特区を活用した公園内への保育所の設置や,公営住宅を活用した空家リノベーションによる賑わいの創出など4つのプロジェクトを策定し取組まれており,街づくりの先進事例でもあることから微力ながら引き続きお手伝いしてまいりたいと思います。
4月28日,第89回メーデー宮城県大会が開催され宮城県民社協会ならびに母体である職場のみなさんと参加してまいりました。そもそもメーデーは5月1日に世界各地で行われている労働者の祭典でありましたが,日本においては開催日がゴールデンウィークの前後にあたり長期休暇取得を主張する労働組合自身の自己矛盾や参加者の減少を理由に2001年以降4月の最終土曜日や昭和の日といった4月にメーデーを開催するように変化してきました。現在でも5月1日開催を主張する組織もあり全国的には統一されておらず「労働者の祭典」としての位置づけに疑問も生じています。私自身,連合宮城の専従役員とてメーデーの開催にあたって激しい議論をしてまいりました,働く者のための働き方改革のためにも一致団結した取組みを望むものです。
4月27日,仙台市消防航空隊庁舎ならびに宮城防災ヘリコプター管理事務所の開所式が挙行され出席してまいりました。東日本大震災において若林区荒浜の航空分署が津波で被災したことから,新たな拠点確保のため宮城県と共同で整備を進めてきた新庁舎が運用を開始いたしました。庁舎は仙台空港隣接地に消防ヘリを2機配備しており,空からの消防業務の他・航空救助・救命・救急等々これまで以上の活躍が期待されます。仙台市民の安全・安心のために取り組んでいる消防航空隊員のみなさまに敬意を表します。
4月25日,自身が事務局長を拝命している宮城県民社協会の第25回総会を開催しました。民社協会は,政権交代可能な政治勢力の結集すなわち二大政党制の実現を目指して活動してまいりました。また,民主社会主義の理念のもと福祉国家づくりや責任野党論,現実的な外交・防衛政策,原子力の平和利用の必要性,何よりも国益や国民の生活を第一に考え議論を展開してまいりました。平成6年12月に民社党が解党し23年が経過しましたが,民社党の精神である労働者・生活者の目線に立った政治,「自由・公正・友愛」を基本とする国家観・世界観を持ちつつ,他国の脅威には毅然として対処するという真に国益を考えた政治の実践が必要と考えております。宮城県民社協会は,こうした民社党の精神を継承し,労働団体とも連携しながら,それぞれの議会の場で常に労働者・生活者の目線に立って地域の発展に資する取り組みを進めてまいりたいと思います。
4月20日,各種常任委員会が開催されました。仙台市議会では年に4回開催される定例会以外にも様々な委員会や会議が行われております。この日も常任委員会の他「広報委員会」と「いじめ問題等対策特別委員会理事会」が開催されました。この他にも各議員が5つの委員会に分かれて所属する「調査特別委員会」や交渉会派より選出された議員で構成する「議会運営委員会」等が随時開催されております。また,今年度より3分の1以上の議員による「政策立案に関わる検討・研究会」を立ち上げて条例の提案や当局への政策提言等,政策立案機能強化に向けた枠組みが確認され私も「(仮称)ペットとの共生社会推進」の検討会議メンバーとして取り組んでいるところであり,議会からの政策提言を活発にしてまいりたいと思います。
4月13日,日頃の運動不足解消と現地調査を兼ねて,広瀬川沿い牛越橋~澱橋の約1kmのジョギングコースを走ってみました。アスファルト にゴム製の素材が利用されているのか柔らかく整備がなされておりました。仙台市ではスポーツ振興基本計画においてこれまでの「する」「みる」「ささえる」に加え「ひろがる」の4つの柱を目標に掲げスポーツ推進に取組んでおります。特に「する」スポーツでは,身近で利用しやすいスポーツ環境の整備として,公共のスポーツ施設の他に学校施設や公園活用の他「ジョギングコース」の整備にも取り組んでおります。誰もが・いつでも・どこでも・気軽に・スポーツに親しめる環境づくりに向け取り組んでまいりたいと思います。
4月7日,第71回杜の都づくり春の植木市の開市式が開催され宮城県都市緑化議員連盟のみなさんと出席してまいりました。この植木市は広く 市民に花苗・植木等を提供する場を設けることにより,緑を愛する心を育むとともに市民と一体となって緑豊かなまちづくりを進め,豊かな緑に包まれた美しい「杜の都」を創造することを目的として昭和55年から西公園を会場に開催されております。以前は春と秋の年2回開催されていたとのことですが平成22年度より年1回春に開催となったと伺いました。現在は「杜の都づくり植木市協賛会」との共催により実施されており仙台の春の風物詩として定着しています。ひとりでも多くの市民のみなさまに訪れて頂ければと思います。
4月6日,ウィナー杯中学校ソフトテニス仙台大会が開催され外部コーチとして子どもたちと参加してまいりました。議会対応や地域行事の対応が続きお手伝いが滞っておりましたが久々にベンチにてコーチングさせて頂きました。そもそも部活動は学校教育の一環として行われ我が国のスポ ーツ振興を大きく支えてきました。しかしながら社会・経済の変化等もあり教育に関わる課題が複雑化・多様化し学校や教師だけでは解決することが出来ない課題も増えております。特に運動部活動においては教職員の負担の一因ともなっており在り方について検討がなされております。仙台市においても,教職員の多忙化解消および部活動指導充実の観点から「部活動指導員の配置」について新年度新たに予算を計上したところです。教職員の負担軽減の取組みも必要ですが最も重要なことは「子どもたち」であります,この視点を忘れず引き続き取り組んでまいります。
3月27日,お世話になっているみなさんに市政報告の機会を頂きました。この日は私自身の政策の力点である「地域コミュニティの形成・町内会を中心としたまちづくり」について,地域連携担当職員の配置(まちづくりの最前線である区役所職員と地域を結ぶ職員を配置)5区で26名まで増員できたことや平成29度より「ふるさと支援担当課長」を配置した点を報告。もう一つの力点である「教育環境の整備・健全育成の充実」について,学力向上の取組みに留まらず不登校対策や部活動を通じた健全育成,新年度から中学校2年生35人以下学級の拡充3億800万円余の予算措置や中学校等のいじめ対策専任教諭配置5億4400円余の予算措置等について報告させて頂きました。
3月25日,登米市で開催された東北風土マラソンに参加してまいりました。この大会は県内で唯一のフルマラソンコースで地元グルメの飲食・物販ブースが並ぶ「登米フードフェスティバル」と東北の日本酒が勢揃いする「東北日本酒フェスティバル」を同時開催し東北の魅力をたっぷり味わえるランナーも子どもたちも観光客もそして地元の人たちも楽しめるイベントでありました。今年で5回目となる大会とのことでしたが東北の復興に向けて観光産業や第一次産業の活性化に繋げるとともに,感謝の気持ちを世界に発信することも目的にしております。各自治体において観光客誘致の観点などからマラソン大会の開催がなされており,仙台市においてもリレーマラソンやハーフマラソン等開催しておりますが多くの思いが同時に達成されるよう引き続きの取組みが必要であると思います。
3月22日,静岡県文化財団グランシップにて鈴木事務局長兼総務課長より話しを伺ってまいりました。グランシップは愛称で静岡県コンベンションアーツセンターが正式名称。大ホールはアリーナとしても使用できホール空間のアレンジにて各種エンターテイメントから国際コンベンションまで最大4600人収容,中ホールは客席を緩やかな曲線に配列オーケストラピットも付設し最大1200人収容できる劇場として心豊かな快適空間を実現。平成6年に東静岡都市拠点総合整備委員会の答申を受け平成7年に県民国際プラザとしとて着工し平成8年に現在の名称に変更されたとのこと。当時はバブルの影響もあり総工費700億円,自然石貼りのエントランスや個性的な形状,海外資材を使用するなど高級感に拘ったこともあり現在ではメンテナンス費用に苦労しており建設にあたっては将来的なランニングコストを充分考慮する旨アドバイスを頂きました。グランシップサポーターとてボランティアの方々が運営を支えているのも特徴で仮に最低賃金にて雇用した場合1300万円/年間を超えるとのこと。年間の指定管理料は約9億円,音楽の文化を子どもたちに継承していく取組みに力を入れており,その取組みにより国から3000万円ほどの補助金も頂いているとのこと。県民の多くの方々に利用頂くよう使用料は安価にしているため貸館事業としては伸びておらず自主企画事業に工夫を凝らし全体の稼働率83%を達成している点は参考となる取組みであります。
3月20日,お世話になっているみなさんに市政報告の機会を頂きました。第1回定例も閉会し今議会のトピックも踏まえて報告しております。特に,新市長となり初めての予算委員会であったこともあり仙台市の財政についても紹介させて頂きました,目的別支出では生活保護や障がい者福 祉・子育て支援等で健康福祉費が35%を占めており前年比37億円の増は今後も同様の傾向となります,市債残高は平成29年度末で7921億円・一人あたり158万円の借金に値します。更に市税などの収入のうち子育て支援などの扶養費や人件費・市債返済などの公債費など固定的支出の割合をしめす「経常収支比率」が99.4%と高く臨時の財政需要への余裕がない実態について説明し,福祉施策の継続実施のためには経済施策への取組みが欠かせないことを報告させて頂きました。
3月14日,仙台市議会第1回定例会が閉会しました。今回の定例会では条例案33件,人事案件4件,その他案件12件,平成29年度補正予算12件,平成30年度当初予算17件の計78件の審議が行われ継続案件1件を除き可決しました。条例案件では,住宅宿泊事業法の制定を考慮し同法の施行に関し必要な事項を定める「仙台市住宅宿泊事業法の施行に関する条例」いわゆる民泊に関わる条例等審議可決。人事案件では新副市長と新教育長の選任を確認。新市長のもと初めて提出された予算の主な内訳としては,いじめ防止対策推進13億4400万円,教職員の多忙化解消推進14億6500万円,すこやか子育てプラン推進623億1800万円,子どもの貧困対策1億900万円,文化振興4億7300万円,中小企業経営基盤強化1億2600万円,防災環境都市づくり推進4900万円,低炭素都市づくり等推進6億9200万円,防災減災対策推進2億8200万円等々,一般会計合計で5390億3200万円について審議可決いたしました。子ども子育て等福祉施策に手厚く配分されたことは評価しつつも今後の仙台市の財政見通しを鑑み,各種制度を安定的に継続するためには経済政策等の歳入確保に向けた施策にも軸足を置く必要があると考えます,今後は次年度予算も意識しつつ議論してまいりたいと思います。
3月11日,午前中は小学校の体育館の清掃に参加してまいりました。来週末の卒業式に向けて綺麗な会場から卒業生を送り出したいとの思いから地元体育振興会を中心に施設開放でお世話になっている団体で毎年実施しております。学校を拠点とした地域コミュニティはこうした行事を通じて形成されていくものと思います。午後からは「東日本大震災仙台市追悼式」に参列してまいりました。あの震災から7年が経過いたしました。犠牲となられた皆さまのご冥福をお祈り申し上げますと共に,更なる復興と仙台の輝かしいまちづくりに向けて微力ながら今後とも取り組んでまいりたいと思います。
3月5日,新しい市長による初めての予算編成に対し予算等審査特別委員会が設置され副委員長を拝命し運営にあたっております。新年度の一般会計は前年比6%減の5390億円で企業会計・特別会計を合わせた総額は1兆791億円となります。一般会計の目的別の歳出では子ども・子育て支援や介護・高齢者福祉に関わる健康福祉費が35%を占めており少子高齢化の進展に伴う持続可能な財源の確保も今後の大きな課題であると考えます。歳入の増に向けた経済対策にも力を傾注することも求められておりますが経済費の占める割合は僅か4.5%に留まっており危惧される点だと思います。
2月27日~3月13日までの日程で開催される予算委員会です,最後までしっかり副委員長の役割を果たしてまいりたいと思います。
2月25日,仙台市経済局が主催する地元企業魅力発見イベントが開催され来賓として出席してまいりました。第一部として仙台「四方よし」企業大賞の表彰式が行われました,四方よし企業大賞とは「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」に加え企業を支える従業員にとって良い職場環境づくりに取組む「働き手よし」を実践している魅力的な中小企業を表彰する制度で今年で2年目となります。表彰式では受賞された企業よりプレゼンテーションも実施されました。第二部としてWISE事業として学生記者による発表会が行われました。WISEとは仙台の大学に通う学生が地元企業を取材し地域に密着した新たな就職情報とWEBサイトを作り上げております。この3年間で延べ90人の学生記者が約120社の地元中小企業への訪問・取材を行っており,この日も地元企業の魅力と題して発表がありました。WISEと四方よしの連携したイベントは初めての開催となりますが意味深い取組みであったと思います。
2月21日,仙台市議会第1回定例会において一般質問に登壇いたしました。今回取り上げた課題は ①東北放射光施設建設に向けた対応について,研究施設や生産施設が集積される期待が高まっていることから誘致に積極的に取組むことを求め,地元中小企業との学術連携への支援についても提案させて頂きました。②東北大学農学部雨宮キャンパス跡地について,解体工事の遅れによる計画全体への影響や歩行者の安全確保と交通への影響抑制について事業者との情報交換と市民への周知を求めました。③ワンストップコールセンターの設置について,我が会派の基本政策の大きな柱でもあるコールセンターについて,先行都市の事例も紹介し市民サービス向上の視点からも設置に向けて提言いたしました。④タイ・バンコクからの観光客誘致と経済交流について,仙台市が中心となりながらオール東北という視点で取り組むことや観光客誘致のための助成制度の確立を求める共に,経済交流にあたっても仙台-タイの都市間交流から東北連携という視点を取り入れ市内企業の海外展開に向けた支援を求めました。
2月14日,市内の中小企業の会員のみなさまによる企業後援会「ニューシティ懇話会」主催にて新春の集いを開催して頂きました。会員の他,事務所を置いている中山地域からは各町内会長さんをはじめ地域の方々,住まいをかまえる上杉地域からは連合町内会長,顧問を拝命しているみやぎ中小建設業協会の会員のみなさまにもご出席を頂きました。更には加藤けんいちを囲む会の幹事のみなさまにも出席頂き多くの方々との懇談の機会となりました。仙台市からは伊藤副市長においで頂き励ましの言葉を頂戴しました。私からは,福祉施策・子ども支援施策・コミュニティ施策・まちづくり施策等々これから10年先20年先の施策を進めていくためにも安定した財源の確保という視点が重要であり,そのためにも本市経済を支えて頂いている中小企業が元気になる経済政策にも力を入れていく必要があるということを挨拶で触れさせていただきました。
2月6日~11日,会派の先輩方とタイのバンコクにて視察をしてまいりました,今回はプライベートではありましたが大変有意義な視察となりました。
① 仙台-タイ経済交流サポートデスク」仙台企業とタイ企業の輸出相談やマーケッティング調査を実施し,仙台の企業の商談や出展に向けた支援に取り組んでおりました。本市からの委託料は約150万円,人件費にも満たないことから仙台の企業からの問合せに応えるという受け身対応にならざるを得ないのとの印象を受けてまいりました。このビルには同企業が受託している「埼玉県」「山梨県」のサポートデスクも別フロアに入居しており埼玉県の委託料は本市の10倍の金額であります。受け身対応ではなく現地販売先とのマッチングや日本企業とタイ企業の双向の支援にも取組まれておりました。仙台市の企業の情報も少ないことも課題であり予算措置を含めた対応が必要と感じてまいりました。
② 「UTIC FOOD CO.LTD」三陸産海産物を活用した居酒屋を経営しその店舗に宮城県のアンテナショップを受託③「JETROバンコク」今後の進出分野である健康福祉・介護関連に関わるマーケティング状況について聞き取り④「MATSUNAGA介護ショップ売り場」富裕層をターゲットにした車椅子売り場を高級百貨店に出展し販売は代理店を使わず自販されているのが特徴⑤「パラマウントベット新ショールーム」自治体の支援を受けずに富裕層をターゲットに医療福祉器具の販路開拓に成功した事例を視察。⑥「JTBバンコク支店」インバウンドの視点はこれまでの自然・レジャー・食からアウトレットやなんとインスタ映えに変化しているとのこと,留学生との連携も視野に入れてSNSの活用というアドバイスも頂きました。
⑦「泰日工業大学」10年前に仙台市とタイの観光協定の足がかり(学都仙台の切口)となった大学で東北大学等との協定も締結し現在は10名を超える学生が本市に留学中,近年仙台市との交流が停滞ぎみであり引き続き官学連携に取り組みたいとのお話しも頂きました。⑧「外国人技能実習生研修学校」国際人材育成機構が取組む外国人技能実習生受入事業,現在日本ではタイ人約4000人の実習生を受け入れています。宮城県の受入企業は4社と少ないものの本市においても建設業界を中心にベトナム等からの受入れも進んでおります。
⑨「Thai International Travel Fair」今回の最大の目的でもある「タイ旅行博」観光コンベンションとして仙台市もブースに出展。今回は仙台市単独ではなく東北連携も視野に入れた取り組みであり,昨日までの訪問先で伺った「タイ人は仙台というよりは東北という見方をしている」に合致します。エージェント・自治体・関連業者など1000を超えるブースは5日間の開催で60万人が来場!他自治体との差別化を図りPRするのはかなり困難ではありますが多くの方々が来場されております、一方で旅行代金は東京・関西と比較すると約3万円の格差がありこれを埋める行政のサポートの必要性を改めて感じました!
⑩「タイ旅行業協会との懇談」主催者であるタイ旅行業協会の主宰等幹部のみなさんとの懇談,タイから日本には年間96万人の観光客が訪れておりますが仙台直行便がないことが課題とのこと。東京~仙台間の新幹線移動の課題としてショッピング目的からスーツケースは大きめの物を使うことが多いため移動に際しての狭さの声が寄せられていることも伺いました。タイ航空だけではなくエア・アジアでの直行便も模索中であり共に取組みたいとのお話しも頂きました⑪「HISタイランド」お客さまの6割が日本への観光客,残念ながら東北に占める割合は1割に満たないとのこと。本展示会ではリピーターに焦点をあてレンタカーによる東北周遊を提案。今後はエア・チャイナと連携し台湾経由で地方都市へのプランを模索中で仙台への観光客増に期待が持たれます。
2月3日,仙台西後援会「けんちゃん会」の会員のみなさまに議会報告ならびに新年のご挨拶をさせて頂きました。市街地と比較すると雪の量も大分違います,高齢者世帯も増加傾向で雪かき等の作業も大変とのことで仙台市として支援制度を考えてほしいといった要望も賜りました。新年と名の付いた行事もそろそろ終盤を迎えます,各種団体や町内会等の新年会において多くのご意見も頂きました。生活に密着する課題解決も大切な取組みです,微力ではありますが出来る事から着実に対応してまいりたいと思います。
1月23日~24日,防災・減災推進調査特別委員会による視察をしてまいりましたので以下に概要を報告いたします。
静岡県は1976年に発表された東海地震説以降,東海地震に備えるため40年にわたりハード・ソフト両面における様々な防災対策を実施。現在では平成25年度~34年度の10年間で想定される犠牲者を8割減少させるという目標を掲げたアクションプログラムに基づき広範な地震・津波対策に市町と一体となって取り組んでおります。平成8年には市町村の被害状況等を県出先事務所から県庁に報告するシステムを構築,平成16年からは被害状況等を消防庁報告様式で直接市町村から県庁に報告するシステムへ変更し,平成24年からは「ふじのくに防災情報共有システム(通称:FUJISAN)」を構築して報告内容を関係機関で情報共有し県民に対し情報公開できる体制を構築されました。総務省の地域ICT利活用広域連携事業を活用しシステムを開発,特徴としては発災情報を市町村が直接入力することが出来るようにした点と,クラウドを想定被災地外に置くことで耐災性を確保している点だと伺いました。更に,国・県・市町村・関係機関が共有することが可能なことから,応援派遣者が事前に状況を確認できることも大きな特徴であるとのこと。災害に備え国・県・市町村の連携は欠かせない取組みであり,本市と宮城県との連携という視点も必要であり先の一般質問でも取り上げましたが,今後とも防災・減災を如何に進めていくか議論してまいりたいと思います。
京都市市民防災センターは平成7年9月総工費39億円を投じ開設されました。背景には国の災害対策基本法に基づき自主防災組織の結成の動きが活発化し昭和62年にこの事業の所管を消防局に移管し,平成元年には結成率が98%に達し更なる育成のための施設が必要という視点から平成3年に構想を策定されたとのこと。平成18年から指定管理者として京都市防災協会が管理運営を行っております。年間の来館者は約10万人で自主防災組織である町内会や消防団のほか,子供会やPTAなど1000を超える団体が利用されているのが特徴でもあります。更に体験プログラムが充実しており,地震体験・強風体験・消火体験に加え避難体験室や映像体験室も設置。体験を通じてしっかり防災学習に触れることが出来る施設であります。仙台市において震災の記憶を風化させないため社会学習の場ともなり得る体験型の防災センターの検討が必要と感じました。
1月16日~17日,札幌市にて視察をしてまいりましたので以下に概要を報告いたします。
札幌市が取組んでいるインバウンド施策について調査・視察させて頂きました。札幌市の外国人宿泊者数は平成28年度に200万人を超え震災時の平成23年43万人と比較し5年間で5倍の推移となっております。国別では中国・台湾・韓国の順で全国とほぼ同様の傾向でありますが,伸び率ではシンガポールとマレーシアが上位を占め誘致プロモーションの成果が現れております。特に国際観光誘致事業に係る予算は約1億円で平成27年度から1.5倍に増額したことに伴い外国人宿泊者数は平成26年度の140万人から190万人へ増加し着実に成果が現れておりました。大きな鍵を握るのは直行便・定期便の就航であり航空会社との連携が重要である点を実感,札幌市単独ではなく北海道や商工会議所とも連携を図り対応してきているとも伺ってまいりました。今後の取組みとしては,欧米豪に対する認知度向上策と富裕層に対するプランナーへの旅行関心の獲得を図るためターゲットやセグメント別による取組みを予定しているとのこと。昨年度は約10ケ国に対して旅行博の出店も実施しております,仙台市においても2月にタイのバンコクにおいて旅行博を予定しておりますので着実に成果が出せるよう期待したいと思います。
札幌コンサートホールは平成3年12月に基本構想を策定し平成6年8月に着工し平成9年7月にオープンしました。基本構想からわずか6年でのオープンです。当初は「音楽専用ホール」「演劇専用ホール」「能楽堂」を15年間で建設する計画で最初に音楽専用ホールに着手,その後北海道にて劇場専用ホール建設の動きがあったため札幌市としての構想は中断し現在にいたっているとのこと。総工費は190億円で維持費は年間約9億円,内6億円は指定管理料として拠出し残り3億円は使用料収入で対応しているとのことで収容2000人の施設であれば年間6億円にも及ぶランニングコストも検討の一つと感じました。大ホールの稼働率は80%を超えているものの貸館事業だけではなく主催事業も月に2~3件実施しており,建設後の市民サービスに向けたソフト事業も考慮しなければならず有名なアーティストになれば経費もかかり苦労している点とのこと。今年の秋には2300人収容の「札幌文化芸術劇場」が完成する予定でコンサートホールとすみ分けした多目的ホールとのことでありますが,これまで2000人収容の旧厚生年金会館が廃止されることから建設に踏み切ったもので総工費は270億円で年間経費は約10億円を見込んでいるとのこと。人口194万人の札幌市では2000人収容のホールが2施設,108万都市仙台としては2つの施設建設は論外だと思いますが,音楽ホール建設の気運が高まっている仙台市として音楽専用か演劇専用か多目的なのか議論が必要であると感じてまいりました。
札幌市コールセンターは,平成15年4月に開設され日本初のアウトソーシングによる行政総合案内コールセンターです。市の制度・手続き案内 の他イベントの申込受付を行っているのも特徴の一つであります。コールセンターの稼働実績は平成28年度16万件で1日あたり400件~600件の件数を24名の人員で繁閑差に応じて調整し対応にあたっております。札幌市の最大の特徴は市民サービスの向上はもちろんのことITを使わない市民の方をサポートする「情報格差対策」を第一義として掲げている点でありました,ITを活用する市民は多くの情報を得ることができるのに対しITを活用しない市民は得られる情報が少ないという課題をコールセンターで解消をするという視点は興味深く拝聴いたしました。その他コールセンターの対応記録はすべて庁内イントラにて閲覧可能であり寄せられた声を施策にも反映できるという利点も生み出しておりました。また,役所の事務効率化という点では職員が直接電話対応する件数は開設前と比較すると約10万件減少したとのことで事務軽減に加え人件費に換算しても大きな成果に結びついたとのこと。コールセンターの運営は民間への業務委託で一般競争入札にて対応,平均して5社程度が入札されており昨今ではテレマーケティング業界だけではなくIT業界や印刷業界も参加しており委託費は年間6500万円程度で対応出来ることも確認させて頂きました。政令指定都市では先日視察させて頂いた横浜市の他,京都市・大阪市・相模原市・千葉市など多くの自治体でコールセンターを開設しており市民サービスの向上のためにも仙台市での開設に向けて議論してまいります。
1月15日,仙台市議会スポーツ市議の会主催による「東北楽天ゴールデンイーグルス激励会」を開催いたしました。今,仙台ではスポーツから目が離せません。サッカーJ1「ベガルタ仙台」,プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」,プロバスケットボールBJリーグ「仙台89ERS」 の3つのプロスポーツに加えて、バレーボール女子チャレンジリーグ「仙台ベルフィーユ」,サッカー女子チャレンジリーグ「ベガルタ仙台レディーズ」も新たな地元スポーツチームとして活動を始めました。スポーツ市議の会では仙台で活躍するスポーツチームを全力応援しております。この日もスポーツ市議の会幹事長として楽天ドラフト10名の選手を受入れ,激励会では司会を担当させて頂きました。
1月14日,仙台市の小正月伝統行事「どんと祭」が各地で催され愛好会のみなさんと恒例の裸参りに参加してまいりました。大崎八幡宮の今年の裸参りには116団体約3100人が参加されたとのことです。私が所属する愛好会は100名を超え裸参りとして参加する団体では最大であると聞いております。昨年からみなさまには大変申し訳ないのですが「裃」にて参加させて頂いております,裸よりはご利益が少ないかも知れませんが,家族や友人たちの幸せと健康そして仙台市の発展を祈願してまいりました。
1月6日,毎年恒例の仙台市消防出初式が挙行され出席してまいりました。特に「仙台消防階子乗り」は平成29年11月30日に仙台市指定無形民族文化財に指定されてから初めてのお披露目ということもあり例年より多くの市民のみなさんに駆けつけて頂きました。明治28年から消防組員の心意気を示すと同時に士気を鼓舞し1年間の安全と奮闘を誓い合う出初式でありますが,今年も晴天のもと盛大に実施されましたことに感謝いたします。仙台市の火災発生状況は平成29年の速報値で265件,ここ数年では平成26年の334件を最高に250件前後で推移しております,また出火原因の第一位は放火です,防火防止の環境づくりに向けて共に実践してまいりたいと思います。
1月5日,仙台市中央卸売市場業務開始式いわゆる「初せり」が行われ出席してまいりました。平成29年取扱高は,水産物部門は取扱数量で前年比を若干下回っているものの取扱金額では上回っております。青果部門と花き部門では残念ながら取扱数量・金額ともに若干下回ってますが,食肉部門では昨年の和牛コンテストの反響もあってか取扱数量・金額ともに上回る結果となっており好調さをうれしく思います。108万市民の台所として,また食の文化の発信拠点として仙台中央卸売市場の今年1年の益々の繁盛をご祈念いたします。