12月25日,年末を迎え市政報告臨時号を作成し支援者のみなさまへ第4回定例会の議会報告に伺っております。話題の中心は政務活動費,仙台市議会では早い時期から改善に取り組んでいるもののオンブズマンからの訴えにより裁判中である点も報告。昨今報道がされている政務活動費の使途とは違い,現在使用している政務活動費が政務活動に値するか否かを争う裁判であり,各級議会で報道されている内容とは違った次元での内容であります。議員として調査活動は必要不可欠であり更に精進してまいりたいと思います。
12月24日,外部コーチとしてお手伝いしている中学生と今年最後の部活動。現在,教職員の長時間労働の要因の一つとして部活動が議論されております。仙台市教育委員会では休日部活動は土日のどちらかとするよう指導がなされておりますが,教職員のための視点であってはならないと思います。やる気のある子どもたちの視点が重要であり,教職員の負担軽減のためには外部コーチの活用も一つの解決策であると思います。早いもので外部コーチも7年目になりました,先日も部活動における不適切な指導がなされるなど,子どもたちの指導にあたってはデリケートな点や苦慮する点も多々ありますが,引き続きお手伝いしてまいりたいと思います。
12月20日,平成28年最後となる仙台市議会第4回定例会が計36件の審議を行いすべての議案を可決し閉会しました。本議会では「政務活動費に関する検討会議」が設置されました。政務活動費の使途の透明性向上等を図ることを目的にその手法等を検討するための組織として設置したものです。政務活動費についてはこれまでも検討を重ね必要に応じてさまざまな改定を行ってきており,現在において不具合は感じていないものの,他自治体での政務活動費の問題やインターネットによる領収証の公開の動きがあることから仙台市議会としても改善すべき点は改善していくことを確認しました。
会議の構成は議長が指名する座長及び交渉会派から推薦を受けた委員で構成することとなっており,他の会派は幹事長を中心としたベテラン議員のみなさんです。所属する市民フォーラム仙台からは2期目でありながら私が指名を頂き委員として選出頂きました。これまでの規制概念にとらわれず様々な角度から政務活動費に関する検討に取り組んでまいりたいと思います。
12月16日,北朝鮮に拉致された日本人を救出支援する仙台市議会議員連盟の総会が開催されました。1970年代から1980年代を中心に北朝鮮が多くの日本人をその意思に反して北朝鮮に連れ去りました。長年にわたり日本人拉致を否定していましたが2002年9月小泉総理との会談において初めて日本人拉致を認め謝罪しました。しかし,拉致された日本人のうち帰国できたのは5人にとどまっており,拉致被害者の速やかな帰国を北朝鮮に対して強く要求しております。北朝鮮による拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題でもあり解決に向け取り組んでいかなければなりません。
12月8日,上杉山通小学校6年生による上杉公園デザインのプレゼンテーションが実施されました。5年生の総合学習の際,学区内にある上杉公園がリニューアルされるのをきっかけに,身近な公園について調べデザインし模型を作成。今年6年生となり更にリアリティを持ってデザインし直し1/50の模型を持ってこの日を迎えました。環境性・場所性・安全性に加え防災性をも盛り込んだデザインは小学生とは思えないほどの内容でありました。自分たちが暮らす地域の公園を自ら考え提案することで更に愛着が持てることと思います。プレゼンテーションを終え報告書として青葉区長に提出いたしました。今後は地域の方々との調整を進めながら年度内には構想をかため来年度には基本設計・着工へと進んでいく予定です。子どもたちの提案が現実となるよう応援してまいりたいと思います。
12月5日,仙台市議会第4回定例会が開会しました。本定例会には条例案13件・人事案1件その他案20件・補正予算案2件の合計36件の議案が審議されます。補正予算では国の補正予算に対応し消費税率引上げによる低所得者への影響を緩和するため臨時福祉給付金を支給するための経費の追加29.7億円,仮称広瀬第二中学校用地整備の追加として1.7億円,小中学校のトイレ改修や音楽室空調整備など大規模改造事業費6億円,市内中心部に開設予定の病児・病後児保育施設に対し改修費等助成660万円を計上。条例案では落合児童館等の名称及び位置を変更する仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例,東部沿岸地区のかさ上げに伴う復興道路整備事業としての工事請負契約の締結に関する件等々,議案・資料を調査すると共に市民目線でしっかり審議してまいりたいと思います。
12月4日,中山川平地区老人クラブ連合会主催による「年忘れ演芸大会」が開催されました。今年で30回目となりますが,これほど長きにわたり継続開催されていることに敬意を表すると共に,継続が出来る老人クラブの役員のみなさまと地域の力に関心であります。全老連では「伸ばそう!健康寿命。担おう!地域づくりを。」のメインテーマに取り組みを強化されております。高齢者のみなさまには「教育」「教養」が大事だというお話しを良くお聞きします「今日,行く所がある」「今日,用事がある」ということだそうです。この日も諸先輩のみなさまより元気を頂いてまいりました。
11月28日,仙台港・仙台空港等利用促進議員連盟のみなさんと仙台港を視察してまいりました。東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所の佐野透所長のご配慮により実現したものです。仙台塩釜港は,総取扱貨物量ランキング東北1位・全国では20位に留まっておりますが,コンテナ取扱量は全国11位,うち国際フィーダー取扱量では全国1位にあり国際戦略港湾政策に大きく貢献している港です。東北地域の経済を支える国際拠点港湾である仙台塩釜港の取扱貨物の内訳は,完成自動車25%・フェリー23%・原油石油等エネルギー19%・残りがコンテナ貨物となっております。特にコンテナン貨物は,外貨コンテナ定期航路や国際フィーダー航路を多数有しており東北港湾の約6割を占めており更なる航路開拓が期待されております。利用促進議員連盟のみなさんと更なる調査を進め,東北全般にわたる交流人口の拡大と持続的な経済発展に向けて役割を発揮してまいりたいと思います。
11月24日~25日,仙台市議会会派市民フォーラム仙台による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
足立区では,平成27年度に政策経営部に新たに「子どもの貧困対策課」を設置。未来へつなぐ『あだちプロジェクト(年次別アクションプラン5カ年計画)』を策定。これまでの現状は,生活保護受給者数は14年間で1.4倍,児童扶養手当受給者数は20年間で1.8倍,就学援助率は全国平均の2倍,全国学力学習状況調査の全国平均との差・歯科検診でむし歯がある子どもの割合・都立高校の中途退学者数等々を分析し,4つのボトルネック的課題を洗い出し「治安」「学力」「健康」「貧困の連鎖」について自ら公表し克服に向けた取組みを展開。取組みの中から根底にある共通の原因として「貧困の連鎖を断つ」→「次代を担う子ども支援」→「活力にあふれ進化し続ける足立」という方向性を導き出し,子どもの貧困対策に焦点をあて取り組みを進めてきたとのこと。更に子どもの貧困対策実施計画を策定し,「教育・学び」として学校をプラットフォームに関係機関との連携など学びの環境整備や居場所づくりに取り組んでおります。「健康・生活」としては妊娠期から切れ目ない支援を行うとともに保護者や若年者の社会的孤立を予防する取組みを展開しております。子どもの貧困に関する指標も具体的に24項目設定し検証していることも特徴であります。足立区の取組みとして最も参考となるのは政策・企画立案の部署に子どもの貧困対策課を設置し全庁的な課題として対応している点であり学ぶべき先見事例であると思います。
川崎市では,既存庁舎のうち本庁舎と第2庁舎は平成15年度に実施した耐震診断の結果,災害対策活動の中枢拠点として求められる耐震性能を大幅に下回っていることや,年間10億円を超える賃料を考慮し建替えを決断されたとのこと。決定的となったのは平成23年の東日本大震災によりクラックや漏水,天井からの部材落下等が発生し機能不全になりつつあったことも影響していると伺いました。平成25年度に学識経験者と市民代表からなる検討委員会を設置し,本庁舎建設に適した未利用地が無いため別地で建替えることが困難であることや,地震等の影響,機能・サービス,まちづくり,コスト比較検討した結果「現庁舎敷地での建替え」を決定。現在は建替えに関するパブリックコメント等を実施しながら平成34年度完成を目指しています。予算規模は約400億で想定し年間賃料10億円も40年で解消されることや,職員数3370名の超長期の推計で減少することがあれば貸出も想定していることも市民に説明しています。耐震改修不可能の理由以外に庁舎の集約化や狭隘化解消の視点もあり市民のみなさんからも厳しい意見はほとんどないとのこと。建替えの構想には,駅前通りからの動線を寸断している現在の建屋を移し「にぎわいの核」として交流する空間を創出するなどまちづくりと一体となった視点が特徴的です。仙台市の本庁舎の在り方について,我が会派の質問に対し市長は「年度内に一定の方向性を示す」と答弁しており川崎市の現地建替えの取組みは参考となる事例であります。
横浜市では地域防災拠点(指定避難所である小中学校)のうち中学校に炊き出し用備品としてLPガスを燃料とする「ガスかまどセット」を配備しております。阪神淡路大震災をきっかけに検討をはじめ平成7年度から導入したとのこと。法律により,小中学校などの第1種保安施設にはボンベを単独で備蓄することはできないため,一般家庭と同様にガス湯沸器などの燃焼器に接続し平常時も使用する状態にすることで事業化が可能になったとのこと。1拠点あたり50kgボンベを4本設置し,このうち2本は常に満タンの状態を確保しつつ残り2本については常時利用。ボンベ1本で1人1食おにぎり2個,一日3食6個を1000人に対し5日間供給することができます。
予算額では1校あたり約80万円/年間程度で委託契約を締結,小学校には灯油と発電機による移動式炊飯器を備蓄しておりエネルギーミックスの観点もあり現段階では小学校までの拡大は考えていないとのこと。本市においても避難所となる小中学校へのLPガスボンベ常備事業について導入に向けて審議してまいりたいと思います。
11月21日,毎月定例開催されている常任委員会でありますが,この日は委員長と交代し委員会の運営にあたらせて頂きました。常任委員会の副委員長を拝命頂いたのは本委員会で3回目,その他にも調査特別委員会・決算等審査特別委員会等何度か副委員長の役割を頂いておりますが,委員長と交代する際は都度緊張感を持って運営にあたっております。この日も大きな課題もなかったことから無事に任務を全うすることが出来ました。まだ始まったばかりの委員会でもありますので委員長を補佐しスムーズな委員会の運営に努力してまいります。
11月12日,第6回仙台リレーマラソンが開催され今年も仙台市議会スポーツ市議の会有志のみなさんと参加してまいりました。市民のみなさまから好評を頂いており今年は期間を拡大し2日間にわたり開催され,533チーム・5600名を超える方々に参加頂きました。職場や友人・ご家族とグループを組みチームのメンバー全員でたすきを繋ぐという目的のもとに走ることで一体感を得られることが魅力の一つでもあります。スポーツ市議の会での参加は今年で5回目となりました,議会での議論とはまた違った形で超党派による取組みもリレーマラソンならではであると思います。スポーツ市議の会幹事長として引き続きの役割を担ってまいりたいと思います。
11月8日~10日,仙台市議会市民教育委員会による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
北九州市の「白島国家石油備蓄基地」にお伺いし安全・安心な石油の備えについて調査・視察し てまいりました。貯蔵船による洋上での備蓄は全国でも2ケ所しかなく,白島基地では560万k ℓ(70万kℓ×8隻)の備蓄能力を有しており約9日分の原油を備蓄。緊急事態において石油の安 定供給を確保し私達の生活や経済を守るためにもエネルギーの安全保障というべき施設でもあります。最大の課題は安全対策であり,①貯油タンクの油面と天井の間に不燃性ガスを封入し爆発・燃焼を防止②一次防油堤を各ピットごとに設置し流油を防止③防潮堤13.5mが津波や爆弾低気圧を防御する「3つの砦」にて安全対策を講じております。消火設備も固定泡放出口・固定包放射砲を設置し自主消防隊と消防車も完備しています。石油備蓄は消防法の遵守も必要なことから北九州市消防局とも連携が図られておりました。仙台市では東日本大震災の教訓から軽油30kℓ・ガソリン18kℓを昨年から備蓄(宮城野消防署・若林消防署にて)しており危険物管理の安全対策として参考となる取組みでもありました。
長崎市の空き家の現状は,平成25年度の統計で約2800となっていることから仙台市同様「長崎市空き家等の適正管理に関する条例」を平成25年7月に施行し,その後特措法の施行に伴い条例改正を行い対応してきており,法対象となる特定空家は本年10月末現在で383件とのこと。空き家対策の特徴の一つとして,長年にわたり使用されず適正に管理されていない老朽危険空き家のうち,所有者からその建物及び土地を市に寄付されたものを除去する「老朽危険空き家対策事業」に取り組んでおりました。特に整備が必要な既成市街地区域(105町丁目)を指定し平成18年度より実施,対象地域の拡大を求める声が多く平成24年度から330町丁目に拡大し現在に至っております。また,「老朽危険空き家除去費補助金制度」を導入し安心・安全な住環境づくりを促進しております。空家対策計画の策定に着手した本市において,「老朽危険空き家対策事業」は空き家の利活用の観点から参考となる取組みであり,「空き家除去費補助金制度」についても特定空家の早期解決に向けて有効な取組みであると考察いたします。
長崎県における児童生徒の携帯電話利用状況調査(H27年度・経験した嫌なこと)によると,チェーンメールや迷惑メールなど情報モラルの低さが顕著であり「指導教材及びトラブル対応マニュアル」を適宜改訂し小学校編・中学校編・高等学校編として校種別に対策を講じております。知事部局に子ども政策局を設置し教育委員会と連携のもと対応しており,特に携帯電話等の危険性や購入した場合の使用ルールの必要性など保持・管理は「保護者の責任」として保護者対象の研修会も実施しているのが特徴でもあります。所持率が9割を超える高等学校では必履修科目である「社会と情報」や「情報の化学」の中で情報モラル教育を実施。長崎県では過去にインターネットが原因で重大な事件が発生したことを重く受け止め「長崎っ子のこころを見つめる教育週間」を設定し道徳授業の地域住民への公開や情報モラル教育を盛り込んでいる点は,他都市と比較しても力を入れている背景であると思います。事が起きてから対策を講ずるのではなく未然に防ぐことが出来るよう「情報モラル教育」の必要性を改めて実感いたしました。
11月4日,平成29年度予算に対する要望書(青葉区関連)を青葉区長に提出いたしました。会派市民フォーラム仙台では,10月21日に当面する主要課題について基本政策を取りまとめ市長に提出し,これを踏まえ平成29年度予算編成にあたっての青葉区関連の要望を取りまとめ青葉区長に提出したものです。○歩行者安全対策として「歩道根上り箇所の改修」や「歩道の拡幅・修繕」○高齢化社会に対応した公共交通政策として「西部地区へのバス路線拡充・見直し」「バス停へのベンチ整備や屋根の整備」○安心安全なまちづくりとして「管理不全な特定空家に対する勧告」「信号機設置への協力」等々24項目について要望しました。今後とも地域課題の解決に向けて取組んでまいりたいと思います。
11月1日,平成28年度仙台市交通指導隊観閲式が挙行され市民教育委員会副委員長として出席してまいりました。この日は387名の隊員の他,警察署長・各地区交通安全協会会長など多くの来賓も出席され全体で交通安全宣言を確認いたしまた。交通事故撲滅は108万仙台市民の願いであり,交通ルールを守り交通事故防止に努めることは安全かつ明るい地域社会を築くうえで大変重要な取組みの一つであります。交通事故から市民の生命を守るために日々取り組まれている交通指導隊のみなさんに心から敬意を表したいと思います。
10月30日,第34回杜の都全日本大学女子駅伝が開催され,地元上杉体育振興会のみなさんと恒例の沿道整理にあたってまいりました。第23回(2005年)から舞台を仙台に移し「杜の都駅伝」の通称で仙台の秋の風物詩として定着してきました。過去には五輪メダリストの有森裕子さんや高橋尚子さんも出場した大会でありアスリートを目の前で見ることのできる貴重な機会でもあります。スポーツ市議の会としても「みる」「する」「ささえる」として各種スポーツ競技を応援し続けてまいります。秋色に染まった仙台を駆け抜けた選手のみなさん「感動」を与えて頂きありがとうございました。
10月29日,上杉チャンネット(地域おやじの会)主催による「ハロウィン」と「芋煮会」を兼ね合わせた行事を開催しました。当日は小学生と保護者約100名の参加を頂き,地域内にある子ども110番のお店と町内会長宅を巡りお菓子を頂くという企画であります。常日頃お世話になっている110番のお店に感謝状をお渡しすると共に,町内会長宅では地域の歴史についてお話し頂くなど防災と学習の視点を取り入れた企画でもあります。芋煮は災害時に利用する大鍋を活用するなどの工夫も取り入れました。今後とも上杉チャンネットは「子どもたちの健全育成」「地域との繋がり」の視点で,地域活動のモデルとなれるよう活動続けてまいりまたいと思います。
10月24日,仙台・福島・山形市議会の3市による広域観光連携推進協議会の研究会が開催され出席してまいりました。山形市観光協会の新関理事より「日本一の芋煮会フェスティバルから城下町やまがた探検隊へ」と題し観光事業について講話を拝聴しました。平成14年に「日本一の芋煮会」を一緒に実行してきたメンバーにて,街なか観光資源の発掘・情報収集によりガイドマップを作成し積極的にまちづくりに取り組んできています。特に「城下町やまがた探検隊地図」は山形市内にあるレトロ建築や隠れた名所などをコース毎に紹介しており各方面より賞賛されているとのこと。市民や観光客と街歩きの企画運営など街なか観光事業に精力的に活動されており参考となる取組みであると思います。
10月20日,全国市議会議長会研究フォーラム2日目は「監視権を如何に行使すべきか」と題し事例報告。改めて地方議会の主な役割は①政策や予算の「決定者」②執行機関への「監視者」③政策や条例の「提案者」④民意の意見の「集約者」特に②の役割重点主義から①~④までをバランスよく議会活動に取り入れていくこと等の講演を拝聴しました。議会側が住民が提起する問題に対し説明し説得する能力を高めていくこと,議会がこれまでのように執行機関をチェックする機能を持つだけでなく,まちづくりの将来構想案や特定の問題を議会主催で取組んでいくことが必要である,という点は気づきの機会となりました。藤沢市議会からは100条委員会を通じた取り組み,和歌山市議会からはすべての付属機関への議員参画に向けた取り組み,日田市議会からはまち・ひと・しごと創生総合戦略への政策提言の取組みが報告されました。フォーラムを通じ改めて「政策に強い議員」を目指し精進してまいりたいと思います。
10月19日,全国市議会議長会主催による研究フォーラムに出席してまいりました。基調講演は東京大学名誉教授の大森氏による「二元代表制と議会の監視機能」について。議会は憲法要請であり執行機関と議事機関(議決機関)で成り立っていること。首長と議員はそれぞれ住民に対して任務遂行に関し政治責任を負っていること,首長と議員はともに住民のために行動するため一定の緊張関係のもとに協力しあうことなど,改めて二元代表制について確認の機会でもありました。自治法ではそもそも首長優位の制度となっており,企画立案や予算編成権を有しておりほとんどが首長提案となっている。必要なことは議会側が「施策案は地域の将来展望の中に位置づけられているか」「他の施策案は考えられないか」「軽視・放置・無視されている施策課題はないか」「立案過程で十分住民の声を吸収したか」「住民に負担や不便をかけ新たな困難を生み出すことはないか」等々議案審議を通じ明らかにすることであり,議決権を行使し監視機能を強めることである。改めて議会の役割発揮について考える機会となりました。
10月15日,後援会による「つり大会」を開催して頂きました。少人数による行事でもあり懇親を目的として実施したものです。当日は天候も良く波も穏やかで,和やかな雰囲気のもと懇談をしながらの大会となりました。普段お会いする機会が少ない方々から市政に対する様々なご意見を頂くこともできました。会報や市政相談にて声を寄せて頂くだけの取組みでなく,イベントを通じ直接お話しを聞く機会も大切でありますので今後とも各種行事も大事にしてまいりたいと思います。
10月12日,顧問を拝命している企業後援会主催による「加藤けんいち顧問杯」を開催して頂きました。第3回定例会の閉会後間もない開催でもあり,本議会における市政報告も合わせて行いました。仙台市内の中小企業の皆さんによる会でもありますので経済対策等のトピックスについて報告したところでありましたが,補正予算ならびに条例案ともに中小企業活性化策や経済対策に係る直接の議案がなかったことから,市民全体に係る「仙台市債権管理条例」等について報告させて頂きました。青空の下,スポーツの秋にふさわしい一日を過ごすことができました。
10月11日,9月7日に開会された仙台市議会第3回定例会が閉会しました。今回の定例会では人事案件2件,平成28年度補正予算2件,条例案6件,その他案件11件,決算認定7件の計28件の審議が行われ可決しました。補正予算の内訳としては,来年10月予定の子ども医療費助成制度の拡充に対応するため国保・医療助成システムを改修すめるための経費の追加4000万円を可決,また,私立保育所施設整備費補助に係る債務負担行為として4.6億円,食肉市場運営費に係る債務負担行為として1.7億円の設定についても可決いたしました。条例案件では,市の債権の管理に関する事務処理について必要な事項を定める「仙台市債権管理条例」,保育所等施設を設けて都市公園を占用する場合の使用料の上限を定める「仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例」等について審議可決いたしました。また,東部復興道路整備事業として6工区の「工事請負契約の締結に関する件」についても可決し,津波から命を守る「かさ上げ道路」の整備に着手することとなり平成30年上期完成に向けて取組みを進めてまいります。
10月4日,仙台市議会スポーツ市議の会主催による「センダイガールズプロレスリング」激励会を開催いたしました。仙台市ではスポーツ推進計画において「みる」「する」「ささえる」「ひろがる」の施策を打ち立て市民参加型のスポーツ推進に取り組んでおります。仙台市議会で唯一全員が参加している議員連盟「スポーツ市議の会」においても仙台市の施策に連動しプロスポーツを応援しております。センダイガールズプロレスリングは,団体設立10年目を迎え,プロレスや地域貢献活動を通じて元気と勇気を与えて頂いております。スポーツ市議の会幹事長として引き続き仙台のプロスポーツを応援してまいります。
10月3日,国家戦略特区による都市公園への保育園整備事業として仙台市では第1号となる(仮称)中山とびのこ保育園の地鎮祭に出席してまいりました。仙台市国家戦略特別区域会議にて都市公園の占用許可に係る都市公園法の特例により整備されるもので,社会福祉法人中山福祉会が設置,平成27年3月に中山地域コミュティ活性化構想の策定を踏まえ今後の街づくりの基礎とすべく進めてまいりました。この社会福祉法人は中山学区連合町内会・なかやま商店街振興組合・なかやま街づくり委員会により平成28年8月に設立し本日の地鎮祭をむかえることが出来ました。地域自らが立ち上げた社会福祉法人で待機児童の解消に貢献すると共に,子育て世代の定住促進など活気ある地域づくりにも期待が寄せられる事業でもあります。
10月2日,顧問を拝命している中山地区の学区民運動会に出席してまいりました。天気が心配されておりましたが当日は雲一つない快晴のもとでの開催となり老若男女が親睦を深めながらの行事開催となりました。前日準備ではトラックへのライン引きから始まり地域あげての一大イベントでもあります。今年も審判のお手伝いを担当,年に一度のことでもあり何度経験しても慣れないことがありながらもお互いに思い出しながら和気あいあいと進めることが出来ました。運動会や夏祭りなどの行事を通じて地域の絆がより深まっていくことを感じた一日でもありました。
9月23日,決算等審査特別委員会において質疑いたしました。今回から導入した分科会方式による初めての決算委員会となりましたが,持ち時間が増えたことにより審議の深堀が出来る反面,他局や市長・副市長への答弁を求める場面がなくなったことで庁内全体に係る審議が出来なくなったという課題も感じました。今回の質疑では,平成25年に開始した「エコモデルタウン事業」について,単年度の採算性や費用対効果という視点を評価に取り入れるよう求めました。また,地域防災計画の見直しに係る経費において「大雨時における避難所開設基準」の地域への説明を求めると共に,避難所運営マニュアルの整備における地域との連携について質疑いたしました。
9月17日~18日,外部コーチとしてお手伝いしている中学生の子供たちと強化合宿を行いました。中総体を終えて新しい体制となった1年生は初めての強化合宿です,10月に開催される新人戦に向け良い練習が出来たものと思います。今回の合宿はあくまでも親の会主催による開催で部活動とは区別しての対応でした,文部科学省では中学校教職員の部活動における負担軽減について議論が進められております,私も本議会において「部活動における教員の負担軽減」について取り上げましたが,部活動のみではなく全体としての業務負担軽減策を講じていく必要があると思います。
9月16日,仙台市議会第3回定例会において一般質問を行いました。今回の質問では① 避難所開設基準と運営の課題について② 空家対策の現状と課題について③ガスシステム改革と市民の利益に繋がる民営化について④部活動における教員の負担軽減について質疑。特に空家の課題について本市では助言・指導後も改善されない「特定空家等」への勧告が一度も行われていないことを指摘,当局からは「勧告に至るまでの事前の助言・指導の回数や期間等の具体的基準を定め,近日中に運用を開始する」旨の答弁を引き出すことが出来ました。これからも市民目線で課題解決に取組んでまいります。
9月10日,地元中学校の文化祭と共に毎年実施しているPTAバザーのお手伝いに伺いました。二人の子供がお世話になった中学校でもありますが下の子が卒業してから早いもので5年が経過しました。保護者の年代が変わってもPTA役員のOBとして携わることが出来ることに感謝いたします。地域行事を通じて小学校の児童や,中学校の生徒の様子を見る機会もありますが,子どもたちが中心となる学校行事を見ることが出来る貴重な機会でもあります。今後とも健全育成や教育環境の整備に向けて取組んでまいりたいと思います。
9月4日,仙台市青葉消防団特別点検が挙行され出席してまいりました。毎年この時期に開催される競技会ともいえます,日頃の訓練の成果を披露する機会であり選手のみなさんの緊張感が伝わってまいりました。特に競技の部としての「小型ポンプ基本操法」では何度も点検・練習を重ねて当日を迎えているにも関わらず,ポンプ始動がままならない場面も,常日頃からの点検や訓練の必要性を改めて感じました。地域住民の生命と財産を守り安全・安心を与えて頂いている消防団のみなさまに心から感謝いたします。
9月1日,顧問を拝命している企業後援会「ニューシティ懇話会」主催のビアパーティーを開催して頂きました。市内の中小企業を中心とした会員のみなさまで,いつも市政に対するアドバイスやご意見を頂いております。この日は会員の他,加藤けんいちを囲む会の幹事の皆さまにも足を運んで頂きました,台風11号・10号の通過に伴う避難所設置をはじめとした地域課題についても色々とお話しをさせて頂きました。様々な立場の方から声を寄せて頂く機会にもなっており継続開催できるよう取組んでまいりたいと思います。
8月27日,TOINXUNIONさんの大会にお招き頂き挨拶の機会を頂きました。今週は23日東北電労宮城支店支部,24日東北発電工業労組本社支部,25日ユアテックユニオン結成50周年記念パーティー,26日は東北電気製造労組定時大会と,5日間続けて挨拶の機会を頂きました。常日頃お世話になっている組織の方々に対し短い時間ではありましたが,仙台市が進めているエネルギー政策をはじめ震災からの復旧・復興状況についても報告。活動をお支え頂いている仲間のみなさんに心から感謝いたします。
8月25日,青葉区老人クラブ連合会主催による青葉はつらつ「明老祭」にお招き頂き出席してまいりました。仙台市老人クラブでは,高齢者が支えられるだけでなく社会を「支える」役割を担えることができるよう社会活参加活動の促進など様々な取組みを行っております。この日は,学習機会や文化活動の発表と合わせ,詩吟・舞踊・レクダンスなど,まさにはつらつとした姿を拝見させて頂きました。生きがいづくりの場でもある明老祭,これからも継続した取組みとなるよう願うものです。
8月21日,各地域の夏祭りも終盤を迎え最後の夏祭りは地元「上杉地区」にて。毎年,連合町内会・地区社会福祉協議会・学区民体育振興会等々地域のほとんどの諸団体による実行委員会を結成し準備にあたっております。私も体育振興会の役員として事務局の一旦を預かり大変忙しい時間を過ごさせて頂きました。地域コミュニティの形成に向けては夏祭りなどの行事が不可欠であり地域の諸団体のみなさんとの絆も深まるものと思います。昨今,地域の担い手となる先輩方の高齢化も課題の一つでありますが上杉地区では上杉チャンネット(おやじの会)が大活躍,30代~40代の方々が積極的に地域行事に参加している好事例ではないでしょうか。
8月20日,青年部のみなさんと仙台市内の宅老所「ふれあいの家さざんか」にてボランティアに伺いました。宅老所は地域の関係機関と連携し高齢者の自立支援や見守り活動を行っております。介護保険が適用になる通所介護事業とは異なり地域の方々のボランティアにて介護予防のため高齢者に居場所づくりでもあります。この日は電気器具点検・高い場所の清掃・庭の草むしり等々,日頃みなさんの手が届かない所を重点にお手伝い。代表の方からは,運営にあたっている自分たちも高齢化してきており若い方々の力は大変重要との言葉を頂きました,継続的な取組みが出来るよう青年部のみなさんにも協力をお願いしていきたいと思います。
8月19日,仙台市議会市民教育常任委員会が開催されました。9月より新しい常任委員会の選任が行われるため最後の常任委員会となりました。私からは,仙台市空家等対策計画の策定について質疑,平成26年に議員提案により「仙台市空家等の適正な管理に関する条例」を制定し国の動きよりも早い対応を進めてまいりました。翌年5月国の特別措置法が施行されましたが,この間837件の相談が寄せられており条例による総改善件数は241件,進捗中も含めれば一定の成果を上げているものの助言・指導に留まっており「勧告」まで至ったケースは1件もありません。今後の対策計画にいかに盛り込んでいくのか来月開催の定例会でも質疑してまいりたいと思います。
8月18日,任期も終盤となる議会運営委員会が開催されました。第3回定例会に予定されている「決算等審査特別委員会」について議会機能充実会議の答申に基づき,初めて分科会方式を導入するにあたっての審議を重ねております。この日の委員会では議員の発言に係る持ち時間について意見が分かれておりますが審議を尽くすための手法を全体で確認してまいりたいと思います。また,発言順や質疑通告の在り方等々議会運営委員会の果たす役割は大きいものがあります,来月には新たな委員選任となりますので与えられた期間しっかり取り組んでまいります。
8月10日,14の地域ならびに団体の代表による「加藤けんいちを囲む会幹事会」を設置して頂きました。これまで「囲む会」としての組織は設置をして頂いたものの,役員会のような計画を組み立てたり・今後の活動に向けた相談をする正式な会がありませんでしたが,各地域の代表や企業後援会の代表の方々にお引き受け頂き「幹事会」の設置に結びつきました。議員としての役割を頂き早いもので6年目の活動を迎えました。活動領域のキャパシティも広げながら市民のみなさんのお役に立てるよう更に精進してまいりたいと思います。
8月3日,顧問を拝命している企業後援会(ニューシティ懇話会)主催による「親子施設見学会」を開催しました。例年,夏休みの宿題に役立てればとエネルギー施設を訪れております。今年は東北電力本道寺水力発電所を見学,本道寺発電所は最上川治水事業の一環として建設省が昭和47年から寒河江ダムの実施計画調査を始めたのを受けて発電参加し平成2年に営業運転を始めました。出力は最大75,000kW一般家庭約25,000軒に電気を供給できる量となります。国立公園内に位置していることもあり極めて稀な地下式発電所として建設し自然環境にも配慮した発電所です。参加された子どもたちも熱心に話しを聞いていた様子で,資源の少ない日本の貴重な純国産自然エネルギーの大切さを学ぶ機会になったことと思います。
8月2日,仙台市南吉成学校給食センター開所式が挙行され出席してまいりました。加茂及び宮城の2つの学校給食センターを統合し7月に竣工,8月26日より小学校10校・中学校15校に提供され11,000食/日の調理食数となります。公共施設の設計・建設,維持管理及び運営等を包括的に委託し,民間の資金・ノウハウを最大限に活用し,より効果的な公共サービスの提供を行うPFIを導入し政令市でも画期的な手法による整備でもあります。10月には他給食センターもカバーしアレルギー対応食も提供していくこととしています。子どもたち・地域から愛される施設となるよう期待しております。
7月30日~31日,上杉チャンネット主催の学校へ泊ろうを開催いたしました。今年で17回目となる上杉山通小学校ではお馴染みの行事として定着しております。上杉チャンネットは,他地域のようなPTAのおやじの会とは違って子どもが小学校を卒業したおやじが過半数を占めているいわば地域のおやじの会のような団体です。今年も防災の視点を取り入れアルファ米による夕食や,震災時に煮炊きに活用できるボンファイヤー,バケツリレーによる火消し,翌日は仙台市消防局の協力による小学生と親子向けの救急救命講習会を実施いたしました。上杉チャンネットは商店街七夕飾りのお手伝いや地域の夏祭りにも積極的に参加しております,引き続き地域のネットワークの形成に向けて活動してまいります。
7月25日,青葉区近隣中学校ソフトテニス研修大会が開催されました。新チームとなった2年生初めての団体戦で自分たちの実力がどのレベルなのか参考となる大会でありました。また,この大会は県大会出場を逃した3年生もエントリーが可能であることから3年生たっての希望で出場しました。結果は3年生・2年生共にリーグを1位で通過し決勝トーナメントへ進み,なんと両チームとも決勝までコマを進め同校対決に。結果は3年生が優勝,2年生が準優勝というすばらしい内容でした,3年生にとっては有終の美を飾る大会となり,2年生にとっては自身に繋がる大会になったことと思います。部活動って本当に素晴らしいと改めて感じました,部活動を巡っては教職員の負担の要因の一つという議論もなされておりますが,今後も議会を通じ子どもたちの健全育成の観点から議論してまいりたいと思います。
7月22日,東北発電工業労組本社支部定時大会にお招き頂きました。ここ数日はお世話になっている組織の大会やOB会総会等々が続いており挨拶ならびに市政報告の機会を頂いております。震災から5年が経過し,仙台市においては震災復興計画期間も終了しました,ピーク時12000世帯だった仮設住宅にお住まいの方々は1700世帯まで減少し,6月末の六郷復興公営住宅の完成により3206戸のすべての整備が図られるまでに至りました。住まいの再建が進む一方で新たなコミュニティに関する課題も生じておりますで,引き続き見守り・生活相談などの支援についてもしっかり取り組んで行かなければなりません。
7月13日~15日,仙台市議会会派市民フォーラム仙台による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
徳島県神山町が取組む「神山プロジェクト」の取組みの一つ。外部から若者やクリエイティブ人材を誘致することによって人口構成の健全化を図るとともに,ICTインフラ等を活用し多様な働き方を実現できるビジネスの場としての価値を高め持続可能な地域を目指す取組みです。本年5月現在13社がサテライトオフィスを設置,合計30名新規雇用し数年後に30程度の新たな雇用が生まれる見込みとのこと。エンジニアやプログラマーだけでなく営業部門(オンライン)も展開しております。大南理事長は「作品や物」ではなく「人」に焦点をあてることが必要と話されており,自費滞在を希望する「人」に対して宿泊等のサービスを有償提供することによってビジネスを展開。また,「空家改修プロジェクト」の取組みとして,お試し滞在できるオフィス兼住居を提供し定住を図る取組みも展開しておりました。更に光ファイバーを全戸に配備しておりウェブ活用の環境整備を図っている点が特徴でありました。(牛小屋までオフィスに)現在では法人税の7%がサテライトオフィスによるものまでに成長。
本市においても全国のITベンチャー企業が事務所を構える動きが広がっておりますが,学生の流出防止や産業創出の効果も期待できる取組みであり行政として環境づくりの取組みが必要であります。
愛媛県が取組んでいる広報広聴戦略プラン。ゆるキャラグランプリ2015において,インターネット投票第1位,準グランプリに輝き飛躍的に知名度と人気が高まった「みきゃん」や新たに誕生した「ダークみきゃん」を広報ツールとして積極的に活用。SNS等の活用にも取組み「Facebook」「YouTube」に加え,若者の間で普及している「Instagram」についても準備を進めているとのこと。ゆるキャラ「みきゃん」はH23年4月に全国公募し11月より各種イベントに参加しイメージアップを図ってきている。手作りで作成し古いぬいぐるみの更新および追加配備を行い計13体にて運用。使用許可については,当初は営利目的での利用の場合は小売価格の3%の使用料を徴収していたが昨年より無償化し申請件数は2.2倍に増加したとのこと。519の企業・団体が応援団として登録しており商品売上見込額は156億円,更にビジネス化に向けて取組みを展開しております。
マクドナルド・セブンイレブン・大王製紙等々大手企業とのコラボが特徴的でパブリシティ効果は45億円まで成長。仙台市においても,ゆるキャラは市長部局だけで82種類ありますが愛媛県の戦略を参考に絞込・コラボ・PR手法について検討が必要であります。
四国タオル工業組合にて「今治タオルプロジェクト」起死回生のブランド戦略を視察。タオル生産地になった3つの理由として①染色に優れた地下水(軟水)②雨量の少ない地域気候(天日)③貿易しやすい港町,この条件が繊維産業の発展を支えてきたとのこと。国内のタオル生産地は衰退の一途をたどっているがブランド化することで差別化を図り事業展開しております。2006年プロジェクトをスタートしブランド化への基本的考え方として,産地で危機感を共有,今治タオルの本質的な価値を明確にし定義,価値を世の中に伝える仕組み構築,そしてブランド力を活かし組合が利益を生み出せる事業展開を行いその利益で継続的なPR活動を行っていくことと伺いました。現在112社が組合加盟し90社が生産されておりますが,ブラントマーク&ロゴの策定(合格した製品のみロゴ&マークを付与)と独自の品質基準(吸水性→沈降法5秒以内)を設定している点が特徴。昨年度末で認定商品は2600商品で今年度は3000商品を超える勢いであることも伺いました。統一基準を設けることで新たなブランド作りを行った事例は中小企業復活のヒントになるものでありました。
尾道市からの一部委託を受け尾道空き家再生プロジェクトを展開しているNPO法人を視察。事務所も古民家を改築し風情ある建物でもありました。尾道らしい家をひとつでも残したいという思いから実際にいくしかの空き家を再生しております。プロジェクトではさまざまなイベントを行い斜面地の魅力の発掘と再生活動を展開しており,夏合宿や脱空き家化事業なども行っておりました。車両や重機が入らない不便な地域でもありリノベーションが困難ではあるものの,建築家などの専門家だけではなくアートやカフェ・ゲストハウスなど16軒の再生を手掛け収益も上げているとのこと。150人の会員の協力により資材運搬なども人力で行っており空き家を使った世代間の交流とコミュニティづくりにも貢献されております。
倉敷市は人口48万人,中国地方では広島市・岡山市につぐ第3の都市で美観地区を中心とした観光の町のイメージが強いと思うが臨海工業地帯を抱えており工業の町でもある,磯田副議長より歓迎のご挨拶も頂きました。アメリカで生まれたジーンズは1世紀を経て東京オリンピック開催の翌年,日本初の国産ジーンズが児島で誕生しました,もともとは学生服を中心に栄えていた繊維産業もグローバル化が進む中衰退が著しく年300社程度が廃業するなど減少に歯止めがかからない現状を打破するために,江戸時代からの綿花栽培という伝統と「国産ジーンズ発祥の地」という革新性を切口に事業を展開し,ジーンズによる商店街の空き店舗へショップを誘致するなど地場産業を活用したまちづくりにも貢献しております,倉敷市としても空家改修の助成金制度を創出しサポート体制を構築。「児島ジーンズストリート」は推進協議会を設置し現在では年間100本を超すメディア取材や視察は5~10件/月,集客は14万人まで成長しており産業観光の大きな位置づけになっております。地元の素材を活かしたブランド化や活性化の取組みに加え産業を観光化へと結びつける取組みは本市においても参考となるものと思います。
7月9日,第23回公労使海外労働事情視察団のみなさんとの同窓会に出席してきました。毎年出発した7月に近況報告含め情報交換の機会を頂いております。この視察団の目的は行政・経営者協会・労働団体の3者が共通の課題である労働政策について先見的な取組みを学ぶこと,と同時に全く立場の違う3者が視察を通じ共感しあえることで今後の労働行政にいかに反映していくことが出来るか等々意味深い取組みでもありました。私自身にとっても有意義なこの経験は議員活動の糧となっております,あれから12年の月日が流れ今では各々が当時とは違った役割を担っておられますが当時と変わらず意見交換が出来ることうれしく思います。
7月6日,仙台市議会「環境・エネルギー政策調査特別委員会」の市内視察を実施いたしました。以下に概要を報告いたします。
ジェイネックスでは,総工費27億円(うち農水省補助金約7億円)にてバイオマス再生利用プラントを建設。残さ類・汚泥・廃飲料などのバイオガス発行処理160t/日をメインとし脱水処理・発酵堆肥化の事業を実施しております。「飼料製造販売」「熱利用」「発電」「肥料販売」のサイクルを構築し『バイオマスゼロエミッション』として残さすべてを活用した完全リサイクルに取組んでいるのが特徴でありました。プラセント建設から5年が経過しようやく収支バランスが取れるようになったとのこと。処理能力160t/日に占める稼働率は3割程度であり残さ類の回収に課題が残ることも確認できました。バイオガス発電においては375kwが2台,1台は24hフル稼働であるのに対してもう1台は6割程度であり,燃料であるメタンガスを調達するためには残さの回収を増加させなければならず,食品残さのリサイクルを進めるためには食品を取扱う事業者のリサイクル意識高揚と協力が必要であることを感じました。
新港リサイクルでは,容器包装プラスチックの「ベール化」「再生処理(プラスチック原料)」「最終製品化(パレット製造)」の事業を実施しております。特に容器包装リサイクル法により市町村の役割となっている再商品化のための前処理(選別・圧縮・梱包)←「ベール化」を仙台市からの委託事業として実施しており,家庭ごみとしてプラスチック製容器包装指定袋(赤い袋です)すべてが新港リサイクルさんへ集約されリサイクル処理がなされております。仙台市内のプラスチック製容器包装の排出量は約12000tで75%にあたる9150tがベール化されております。工場視察にて拝見した選別作業は手作業で行われており一番大変なところと伺いました,家庭から排出されるゴミ分別の徹底が必要であると改めて感じました。
7月4日,仙台市市制施行127周年記念式が挙行され出席してまいりました。例年記載しておりますが,仙台市の礎は慶長5年(1600年)に初代仙台藩主・伊達正宗公によって築かれた城下町に遡ります。城下町の町割の名残や寺社などは仙台の歴史を物語る存在として今もなお受け継がれております。明治22年市制が施行され「仙台市」が誕生し市制100周年の平成元年に東北地方で初めて政令指定都市に移行,平成11年には人口100万人を突破し平成28年6月の総人口は1,084,019人まで増加しております。東北地方の中枢都市として,私たちの仙台市は前進を続けております。
6月25日,副会長を拝命している地元町内会(北杜会)の防災訓練を実施いたしました。私からはアルファ米の作り方について説明させて頂き災害時には誰でも対応できるよう確認しあうことが出来ました。引続き消防訓練として水消火器を活用し消火器の使用方法と初期消火訓練を実施し,更には119番の通報訓練を行いました。単位町内会での取組みではありましたが日頃から防災への取組みが被害の軽減につながることと思います,共助の取組みとして大切な訓練でありました。
6月18日,副会長を拝命している上杉学区民体育振興会運動会を開催いたしました。小学校との合同開催として今年で節目である50回を迎えましたが地域と学校が連携し開催を続けていることに感謝をするものです。上杉山通小学校の児童数は900名を超えており,保護者を含め参加者は2000人を超える市内でも最も参加人数の大きい運動会でもあると思います。小学校の校庭では手狭であることから,近隣の上杉山中学校をお借りして開催しており,ここでも小中連携が図られていると思います。地域と学校の更なる連携のためにもこうした行事の開催は大切な取り組みであります。
6月11日~14日,第65回仙台市中学校総合体育大会が開催され,外部コーチとしてお手伝いしている子どもたちの応援に青葉区ソフトテニス競技大会に伺いました。県大会出場を目指し日々練習に励んできた子どもたち,特に3年生にとっては最後の大会となります。コーチングもむなしく残念ながら,団体戦・個人戦ともに県大会決めの試合にて惜敗。勝たせて上げることが出来なく自分自身の無力さと子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。現在,国では中学校教員の負担軽減策として部活動に週1日以上の休養日を設けようという動きがありますが,教員の長時間労働の課題は部活動だけではありません,やる気のある子どもたちの気持ちを尊重しいかに部活動の時間を担保できるかを議論すべきだと思います。その解決策として地域の方々等外部コーチの活用は有効な手法の一つではないでしょうか。
6月10日,宮城県民社協会第23回総会が開催されました。国おいては少子高齢化社会に対応した経済・福祉対策や地方創生に向けた対応策が求められているとともに,武力増強を進めている隣国の脅威に対する対応,歴史認識問題や領土・海域問題など外交面においても様々な課題に直面しております。民社党が解党し21年が経過しますが,その理念を継承し民社党精神である労働者・生活者目線にたった政治「自由・公正・友愛」を基本とする国家観・世界観を持ちつつ,他国の脅威に毅然と立ち向かう真に国益を考えた政治の実践が求められています。民社協会はこの視点に立ちそれぞれの議会の場で取組みを進めてまいります。
6月5日,仙台西けんちゃん会の総会を開催して頂きました。常日頃から私の議員活動を支えて頂いているみなさんです。こうした機会に仙台市政に対するご意見・ご要望などお声を寄せて頂いており,いわば「移動市政相談会」という側面も持ち合わせております。この日も,空き家・空地対策に係る相談,歩道の修繕に対する相談,イノシシなどの有害鳥獣対策に対する相談等々多くの声を頂きました。後日現地を確認する約束もさせて頂きましたので,生活に密着する課題解決に向けて引き続き取組んでまいりたいと思います。
6月1日,宮城県民社協会・宮城友愛核禁会議の合同研修会「放射線基礎講座」を開催し改めて生活の中の放射線について学びました。プラスチック注射器はγ線にて滅菌,人工樹脂にβ線をあて架橋反応を活用しテニスラケットのガットにも利用,グラフト重合という特性を活用し靴の消臭剤にも放射線が使われております。一般的に「放射線は危険」というイメージがあります。しかし,放射線は自然界にも存在し医療・工業・農業などあらゆる方面で利用されております。放射線の正しい理解に向けて取組みが求められております。
5月28日~29日,外部コーチとしてお手伝いしている中学生の子どもたちと合宿へ。学校との調整の結果,部活動としての宿泊合宿はリスク管理の観点から難しいとのことで,あくまでも自主練習の位置づけとして親の会主催で実施し私はコーチとしてお手伝い。教職員の負担や怪我などのリスクを考えるとやむを得ない対応かな?と理解するものです。3年生にとっては最後の合宿でもあり大変意義深い時間を過ごすことが出来たと思います。合宿を通じて仲間を信じること・チームワークの大切さを改めて感じることが出来たでしょうか,県大会目指して頑張ろう。
5月27日,地元上杉山通小学校PTA歓送迎会に出席してまいりました。学校関係者評価委員の役割も頂いており毎年伺っております。この歓送迎会の特徴は,連合町内会に加え社会福祉協議会・民児協・商店街・体育振興会等々地域の諸団体すべての方々に案内している点であります。新しく赴任された中学校の校長先生からお話しを伺ったところ,小学校PTAの歓送迎会に中学校までお声がけ頂くのは初めてのことです,とのこと。学校だけではなくPTAや地域においても「小中連携」に貢献している取組みであります。
5月22日,副会長を拝命している地元町内会「北杜会」の総会が開催され出席してまいりました。4月~5月にかけて地域の諸団体総会と町内会総会の時期でもあることから今年も多くの総会にお招き頂き懇談の機会となりました。仙台市政全般の課題というより,みなさんが普段生活されていてお困りになっている生活に密着する課題が多かったようです。歩道の修繕や側溝の整備・街路灯の整備・カーブミラーの調整等々ご意見を賜りました。こうした身近な課題に対してもしっかり対応していくことも大切なことだと思います。
5月19日,先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の開催に向けて歓迎レセプションが挙行され出席の機会を頂きました。会場入口となった地下鉄東西線国際センター駅では構内にて身分確認の上IDを発行,そして国際センター入口では金属探知機によるチェックと厳重な警備のもとに開催されました。レセプションには麻生財務大臣と黒田日銀総裁をはじめ各国の大臣と総裁約20人が来賓として出席され,世界経済の安定と成長には東北の復興を世界に発信することも大切なことであり,G7を契機に改めて仙台・宮城・東北の復興を世界にアピール出来ればと思います。
5月14日~15日,第32回仙台青葉まつりが開催され,今年も代表を拝命している地元祭連上杉山雀「絆」のみなさんとすずめ踊りに参加してまいりました。今年は過去最多の144団体4300人祭連が参加,杜の都に笛や太鼓の音,威勢のいい掛け声が響きわたりました。復興を祈願し伊達正宗の騎馬を中心とする武者行列や11基の山鉾が繰り出し仙台を訪れて頂いたみなさんを魅了したものと思います。「宵まつり」と「本まつり」の両日の人出は96万人で4年連続過去最多を記録したとのこと,初夏の訪れを告げる青葉まつり。これからも地域のみなさんと共に参加者として盛り上げてまいりたいと思います。
5月11日,常日頃お世話になっている千田宅にお伺いし「藤棚」を拝見させて頂きました。仙台市指定天然記念物に指定されており,推定樹齢約420年,伊達正宗公が(1593年)朝鮮半島から鉢植えとして持ち帰ったものを千田家の祖先が拝領したと伝えられております。言い伝えでは6尺一寸5分[185cm]の長さまで成長すると言われておりますが,平成25年に170cmまで成長したのがここ数年では最長とのことで,梅雨時期の雨量と夏場の寒暖差で影響されるようだとの話しも伺ってまいりました。千田家は当時仙台藩御大工棟梁として出入りしていたとのことで,仙台城や江戸上屋敷主要建物姿絵図などの貴重な資料を仙台市博物館にも数多く寄贈しております。 14代にわたり丹精込めて育てられていることに心から敬意を表します。
5月8日,第26回仙台国際ハーフマラソン大会が開催され,地元上杉学区民体育振興会のみなさんとボランティアにて参加してまいりました。市民参加型としてリニューアルされてから5回目となった今年の大会には1万3000人を超える方々が出場,新緑が美しい杜の都を堪能して頂けたものと思います。私自身もいつかは「杜の都ハーフ」に参加をと思い続けておりますがボランティアの対応を優先?という言い訳で数年が経過,こうした大会はボランティァのみなさんの協力が欠かせないのも事実であり今後ともボランティア優先で頑張りましょうか。
5月7日,中山川平地区老人クラブ連合会の総会にお招き頂きました。この老人クラブは演芸大会の開催やペタンク大会・健康麻雀大会に加え地元商店街行事へのレクダンス披露等々,他地区老人クラブの模範ともいえる活動を行っております。健康寿命を伸ばそうとの掛け声のもと会員増員への取組みにも力を入れており頭が下がる次第です。今後,地域の福祉や介護の視点から地域包括ケアの取組みが加速してまいりますが,元気な高齢者である老人クラブの役割は益々重要な位置づけになろうかと思います。諸先輩のみなさまより元気を頂いた日でもありました。
4月25日~27日,仙台市議会有志のみなさんと台湾ならびに台南市視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
直接的な国交のない台湾,しかしながら日本と台湾との貴重な架け橋の役割を担っているのが交流協会であり外務省・経産省・農水省などの政府系機関より約40名のスタッフが勤務しております。相互交流530万人を突破し,日本人訪台者約163万人・台湾人訪日者約367万人で対前年比では訪台者0.5%減に対して,訪日者は30%増となっており台湾人の訪日人口の多さが目立ちます。特徴としては女性が過半数をしめており特に30~40歳代が多いとのこと。課題として認識してきた点は,地域別訪問率において関東圏36%・近畿圏30%に対して東北圏はわずか「1.6%」。急増する台湾人観光客をいかに東北の地へと誘客していくかが今後とわれております。また,お客さま(旅行会社含む)の声として,バス等のサービス低下に懸念する意見もあり具体には,「長距離移動に伴うバス移動においてトイレ休憩など融通が利かない」とのこと。こうした消費者目線での課題も重要な要素の一つだと感じてまいりました。
交流促進都市として姉妹都市交流の提携から10周年を迎えた台南市に伺いました。台南市では日本に例えれば「広報・国際交流」の責任者である許所長と陳課長に受け入れて頂きました。2月の大地震からまもなく3ケ月をむかえた震災からの復興状況についても懇談。補助金などの金銭的な対応は目途がつきつつあり現在は生活のサポートに全力であた っているとのこと。民家の宅地などの液状化現象とは違い,ビルの被害などは建築物の構造に欠陥がある可能性が高く係争中であるとのこと。既に仙台市議会として義援金の対応はさせて頂いておりましたが,訪問にあたり改めて少しばかりの義援金をお渡しさせて頂きました。許所長からは足を運んだことに何度も感謝の言葉を頂きました,インバウンドを議論する中で大切なことはアウトバンドの視点を欠かせないということを改めて感じることができました。呼び込むだけでなく相互交流が重要な視点であります。
日台交流人口の推移について,現地旅行会社JTB台湾にお伺いし林社長から貴重なお話しを聞くことができました。当初日本向けアウトバンドは利益があわないと言われていたが昨年実績では367万人が日本を旅行先として選択するようになり,台湾人の人口2343万人と比較してもまさに7人に1人が日本に来ているところまで成長したとのこと。その背景には旅行業界の強みを生かした並々ならぬ努力の積み重ねがあったようです,それはまさに現地のマーケッティングと歴史追及。例えば1662年オランダの統治から救い台湾設立者といわれる「鄭成功氏」は田川福松氏であること。1895年日清戦争で勝利した際第4代総督児玉源太郎氏(陸軍総長)は,台湾に上下水道等のインフラ整備の他農業という産業を普及させたことを現地の方々は今でも忘れてないこと,1945年敗戦後の中国との関係で現在でも「本省人」と「外相人」に二分されており政治に大きく影響を与えていること等々,日本の文献だけではなく現地の方々からリサーチし台湾人は日本という国をいかに見ているか?台湾との交流に向けて林田社長は日・中・台とのデリケートな関係について足を使い収集したことであります。最後に今後の台湾からのインバウンドに際し台湾人が日本への訪日で一番重要にしている点は「旅館で中国人と一緒にならないこと」だそうです。こうした視点は机上では得られない情報であり,インバウンド対策を進めるにあたり各国の歴史と現地マーケティングは今後の取組みのキーポイントだと思います。
4月22日,特別展「国立カイロ博物館所蔵黄金のファラオと大ピラミッド展」仙台展の開会式が挙行され出席してまいりました。監修にあたられた吉村作治工学博士の挨拶では,国立カイロ博物館に約100点の申し出をしたところ,すべて了承頂いたとのこと。通常であれば8割~9割が一般的,背景には観光客が減少しており特に日本人観光客の集客を期待しエジプト政府が協力してくれたもの,と話されておりました。今回の展示では「人間力」と「永遠性」をテーマに現代社会に対するメッセージも込められているとのこと。至宝約100点を一箇所で堪能できる貴重な機会です,是非足をお運び頂きたいと思います。
4月21日,仙台市議会市民教育常任委員会において質疑いたしました。今回は教科書発行会社が現場の教員に検定中の教科書を見せた上謝金等を渡していたという問題について質疑,調査の結果仙台市では21名の教員が該当しておりました。質疑の中で8名が選定協議会2名・調査研究委員会2名・調査研究専門委員会4名が委員として教科書採択の会議に出席していることが判明,更に内4名が出席した教科について,謝金を授受した出版会社の教科書が採択されていることも判明しました。当局は「教科書採択への影響はなかった」としておりますが,客観的に影響がなかったことを裏付けるための再調査を求めました。これまで教科書採択にあたっては透明性・客観性の担保を求め続けてきておりますが,まさに今回の事象を受けて更なる取り組みが必要であります。
4月12日,仙台市議会1期生有志のみなさんに声掛けし女川原子力発電所を視察いたしました。原子力発電所は世界最高水準の安全レベルを目指した新規制基準が施行され,現在女川原子力発電所2号機は原子力規制委員会による審査中でありますが,震災を経験し更なる安全性向上に向け様々な対策を講じております。電源確保の取組みとして,これまでの非常用ディーゼル発電機と外部電源の確保に加え大容量電源装置の設置・ガスタービン発電機の配備更には高台電源センターを整備し電源車の配備により電源供給の複数ルートを確保。冷却機能確保の取組みとして,代替注水車の配備に加え大容量送水ポンプ車の配備・約1万㎥の淡水貯水槽を設置し事故時に必要な冷却水を確保。閉込機能確保の取組みとして,原子炉建屋ベント装置に加えフィルタ付格納容器ベントの設置や水素再結装置により放射性物質の放出量の抑制と水素爆発防止に取組んでおります。津波対策としては,防潮堤をこれまでの14.8mから海抜29mにかさ上げし新知見を上回る津波に備えた対策を講じております。仙台市議会においても原子力政策について様々な議論がなされておりますが,現地視察を行うことで正しい理解のもと議論が進められるよう期待するものです。
4月10日,5月14日~15日に開催され仙台青葉まつりに向けて,代表を拝命しているすずめ踊り「上杉山雀“絆”」のみなさんと練習に励んでおります。私たちの祭連は小学生を中心にその保護者も含めた地域で活動しているすずめ踊りです。地元の小学校では仙台の伝統であるすずめ踊りを,運動会の表現として小学校3年生に毎年引継ぎ披露されております。私たちも青葉まつり終了後は小学校への指導の他,地元夏祭りにて演舞するなど地域を中心に活動しております。私も例年お囃子として参加させて頂いており,地域のみなさんと共に盛り上げてまいりたいと思います。
4月2日,今年で第69回となる杜の都づくり「春の植木市」の開市式が開催されました。仙台春の風物詩となった植木市ですが,震災で失われた緑を市民力で取り戻そう“緑の再生”を合言葉に緑化推進及び緑化啓発を目的として仙台市との協賛で開催しております。宮城県内の都市緑化議員連盟として所属している県議会議員をはじめとした各級議会議員の出席のもと盛大に開市式が行われました。期間中多くのみなさんに足を運んで頂き,杜の都仙台を花と緑で飾って頂ければと思います。
3月29日,後援会のみなさんと懇談の機会を頂き,膝を交えてじっくりと意見交換させて頂きました。今年は大雪の機会は少なかったものの仙台市としての除雪の在り方についてもう少し対応できないものか?震災から5年が経過し道路補修や側溝整備など我慢してきている地域も多いそろそろ対応の時期ではないか?高齢者の福祉施策として介護予防にもっと力を入れるべきではないか?地下鉄東西線に伴うバス路線再編だけではなく,北西部地区のバス路線の増便に対しても検討すべき時期ではないか?等々,多くの課題提起を頂きました今後の議員活動に活かせるよう取組んでまいりたいと思います。
3月27日,プライベートではありますが週末の休みを利用し台湾へ行ってまいりました。台北市内の地下鉄に乗車,地下鉄東西線と高さは同様でしたが幅が広く左右2人がけの席を設置,車内入口には中央上部に円状の手摺りが特徴的でありました。新幹線にも乗車,日本の技術を投入した新幹線だけあって日本と変わらない安定性と乗り心地,駅校内の案内板や車両の内部まで日本同様でありました。仙台との就航便がある台湾です,インバウンド対策が求められていることからも仙台に関する広告等を探してみましたが中々発見できませんでした,外国人観光客誘致に向けた更なる取り組みが必要と感じました。
3月24日,市政相談として多くの声を寄せて頂きました。この日は除雪区域を拡大できないか?との内容,仙台市では幹線道路の他バス路線を優先に除雪を行っており地域の路線までの対応は困難でありご近所の協力による門前除雪をお願いすることでご了承頂きました。相談頂いたご要望に対してお応え出来ない課題も多いことも事実であります。しかしながら,多くの声を寄せて頂き内容を精査し出来る事と出来ない事をしっかりお伝えするのも私たちの役割だと思います。
3月20日,これまで地域のみなさんから要望頂いていた課題について現地を確認してまいりました。樹木の成長に伴う根上りによる通学路の安全対策。路面の損傷による安全対策。豪雨の都度,畑や宅地への浸水による雨水対策等々これまで当局にその対策を求めてまいりましたが工事施工完了の報告を頂き改めて現地を確認。要望から数年かかった案件もありますが,当局のご努力により対応頂いたことに感謝申し上げます。生活に密着した課題解決に向けた取り組みも議員の役割の一つだと思います。
3月14日,2月10日から開会された仙台市議会第1回定例会が閉会しました。今回の定例会では,条例案42件,人事案6件,当初予算案17件,補正予算14件,その他案16件に加え議員提出議案4件の計99件の審議を行いました。条例案では,事務分掌条例の一部を改正する条例として都市の活力を維持向上させるため交流人口の拡大が急務であること,交流人口拡大に向けて文化・スポーツ・観光分野の一体的取組みを本格化させること,東北の中心都市として持続的な活力増進施策が必要なことから「文化環境局の設置」が提案され審議,市民利用施設使用料の改定については,改定による増収分は対象施設の小修繕・備品更新などの日常的な利用環境向上に活用することを前提に提案され審議。当初予算では,「東西線開業を契機とした都市創造」に17億円,「人口減少に挑むまちづくり」に605億など,一般会計5067億円合計1兆910億円の予算について審議。補正予算では復興交付金基金造成積立金116億円のほか,不用額の減額補正▲236億円など合計では▲246億円の補正予算について審議。議員提案の2件を除き可決いたしました。また,「青少年健全育成基本法の制定を求める」意見書,「G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の開催に関する」決議も採択されました。
3月12日,卒業式を目前に控えた小学校の体育館清掃を行いました。常日頃から施設開放として体育館を利用させて頂いている諸団体のみなさんにお声がけし毎年実施しております。普段の清掃で子どもたちの手の届かない所や換気扇・ガラス窓など1年に1度の大掃除でもあります。子どもたちが6年間お世話になった学び舎です,少しでもきれいな環境のもと卒業式を迎えてほしていとの願いから,地域のみなさんにも参加頂いておりますこと感謝申し上げます。
3月5日,今年高校を卒業する上杉山中学校ソフトテニス部OGの子どもたちと卒業祝いをかねて当時の顧問の先生と共に集まる機会を頂きました。早いもので今年の4月からみんな大学生となります。この子たちは春の大会で県ベスト4とベスト8入り,仙台市中総体では団体戦2連覇と共に個人戦では優勝・準優勝・第3位と上位すべてを同学校が勝ち取るという偉業を達成した子どもたちでもあります。部活動を通じ技術の向上だけでなく強い精神力を培い成長した子どもたちの姿を見て,改めて外部コーチとして携わることが出来たことに嬉しく思った日でもありました。
2月29日,顧問を拝命しております企業後援会ニューシティ懇話会の「新春の集い」を開催して頂きました。会員のみなさまの他仙台市からは伊藤副市長,宮城県民社協会の各級議会議員,仙台市議会会派市民フォーラム仙台の議員をはじめ中山地域・上杉地域の連合町内会役員や後援会等々多くのみなさまに出席を頂きました。2期目をむかえ,先の定例会では決算等審査特別委員会の副委員長,環境エネルギー調査特別委員会の副委員長を拝命し委員会の運営にも携わっていることも報告。さらに「地域」と「教育」をキーワードとした取組みと,中小企業活性化条例に基づく新たな事業により本市経済を支えて頂いている中小企業支援についても触れさせて頂きました。会員のみなさまはじめみなさまからの更なるご指導を賜りますようお願いいたします。
2月27日,中山とびの子公園芝生広場の除草作業に参加してまいりました。なかやま地域づくり委員会・とびの子公園愛護協会・なかやま商店街振興組合の主催による公園清掃活動の一環です。なかやま地域づくり委員会では経済産業省の委託により,地域活性化に向けた様々な事業展開を進めております。このなかやまとびの子公園は,国家戦略特区の都市公園内への保育所整備の候補として検討がなされており若い世代の方々が住みよいまちづくりを目指しております。
2月26日,予算等審査特別委員会にて質疑いたしました。この日は総務費の人件費において,勤務実態の伴わない不正の超過勤務手当を受給した不祥事の再発防止に向けて労働時間管理の徹底を求めました。市長部局の職員の超過勤務は年間28億円にもなります,この金額は300名を超える職員を採用できるぐらいの額に匹敵するもので,職員定数を削減している本市として今後の方向性について確認いたしました。また,あまり知られておりませんが地方公務員の一般職は労働基準法の適用となります,更に,人事委員会が労働基準監督機能を有していることも知られていません。職員の健康配慮のみならず超過勤務手当は税金でもありコスト管理の視点を持つよう強く指摘いたしました。
2月22日,新任期2回目となる一般質問を行いました。①『仙台市地球温暖化対策推進計画について』国を上回る目標設定に至った根拠を確認すると共に,今後導入が検討されている「計画書制度」について,既に国の省エネ法に基づき計画書提出が義務付けられている事業者に対し上乗せ規制とならないよう配慮を求めると共に事業者にとって効果的な制度となることを求めました。②『災害時要援護者支援について』3年間で1734名しか増えていない登録状況を踏まえ原因と対策について質疑。また,更新前リストの取扱について各自に破棄を求めるのではなく当局が責任をもって対応するよう求めました,更に地域の福祉課題解決に取り組めるようコミュニティソーシャルワーカーの役割について質疑しました。③『青葉山公園整備について』本市中学校運動部活動の人口で最も多いのはソフトテニス部であり生涯スポーツとしても高齢者にも愛好されている,市内のテニスコート22施設の中でも稼働率が高い青葉山テニスコートの存続を強く求めました。④『スケートリンクに設置検討について』フィギアスケート国内発祥の地として羽生・荒川選手に憧れて練習に励む子どもたちのためにも設置に向けた検討を求めました。⑤『交通局ICカード「イクスカ」について』市営バスと宮城交通バスではポイント率に差が生じているため格差是正を求めました。また,ポイントの有効期限の失効の時期を向かえたことから改めてポイントを無駄にしないようチャージする方法など周知徹底を求めました。
2月20日,日頃からお世話になっている仙台西後援会のみなさまとの新年会。西部地区では昨年9月の関東東北豪雨による農業用水路被害の復旧が待たれております。特に,昨年12月に熊ヶ根水利組合の役員の方々と現地確認をさせて頂いた水路は,その時点で当局が把握されていなかった被害箇所でもあり,私から当局に現状報告し着手に至った経過にあります。把握が遅くなったことから今年の作付に間に合わない可能性もあり,この日も農業を営まれているみなさまから多くのご意見を頂きました。何とか今年の農耕期に間に合うよう努力してまいります。
2月16日,仙台子ども体験プラザを視察してまいりました。平成26年8月のオープンし小中学校段階での「仙台自分づくり教育」の更なる充実と推進を図るため,小学校高学年を対象に勤労観や職業観を育てる「スチューデントシティ」と中学生を対象に生活設計力を育成し将来設計に繋げる「ファイナンスパーク」を設置。今年度は仙台市内小学校全校に拡大し,平成28年度からは市内中学校全校に拡大いたします。スチューデントシティには10企業,ファイナンスパークには12企業からの協力を頂いております。また,各学校の保護者・地域の方々によるボランティアの協力を頂き取組んでおります。
2月14日,上杉学区民体育振興会主催,上杉チャンネット(地域おやじの会)共催によるチャレンジランキング冬の陣を開催いたしました。子供会対抗によるミニ運動会の冬バージョンであり今年で5回目となります。上杉体育振興会では春に小学校と共催による運動会を実施し,秋にチャレンジランキングというミニ運動会を実施しておりますが,冬場の活動を模索し今日に至っております。この日は帰省中の息子と,今年から大学生となる娘もスタッフとしてお手伝いに参戦,地域活動に学生が参画していくことも必要な取り組みであると思います。
2月12日,明日からオープンする「せんだい3.11メモリアル交流館」開館式が挙行され出席してまいりました。地下鉄東西線荒井駅舎内の1Fに交流スペース,2Fに展示室とスタジオを整備したものです。東日本大震災を知り学ぶための場であるとともに,津波により大きな被害を受けた仙台市東部沿岸地域への玄関口でもあります。大きな痛みと共に数々の大切なことを私たちの中に呼び覚ますことになったあの日を起点にして,震災の記憶と教訓を未来へ,そして世界へ発信していく拠点となる施設であります。
2月3日~4日,仙台市議会議事運営委員会による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
一宮市議会は,庁舎新設に伴い議会棟を別棟に建設せずに議会事務局を12階,議場を13階に設置しており総建設費は100億程度。セキュリティ対策も施している。傍聴席は60席を確保し身体障害者席11席,車椅子スペース3席確保。14階エレベーター前にはモニターを設置し傍聴フロアとしており,本市の傍聴という概念とは異なった対応をしている点が特徴的でありました。議場には200インチスクリーンを設置しPCを使用し映写も可能としている。長浜市議会も庁舎改築に伴い議場を6階に設置している点は一宮市と同様,総建設費は約60億程度で一つのフロアあたり約10億円は共通であります。傍聴席は64席と車椅子スペースを確保している,特徴としては「ヒアリングループ補聴システム」を採用し,専用受信機(補聴器タイプとヘッドホンタイプ)を無料貸出し毎定例会ごとに一定の利用者があるとのこと。本市の議会傍聴環境の整備にあたっては築年数の関係からハード面での対応には時間を要することも課題の一つであり,簡易修繕や運用面を中心に議論を進めていくことが必要であると感じました。
関市議会では,平成25年2月の会派代表者会議にてタブレット端末の試験的使用を確認し,当初は常任委員会・特別委員会からスタート。同年6月の定例会より個人所有のタブレット端末の使用も確認し本格導入に至ったとのこと。メリットとしては,クラウドサーバーを利用して最新の情報を常に共有出来ることに加え,従来のFAXにかえてメールにて通知を行うことにより迅速な連絡体制が可能になったとのこと。更に同年12月定例会からは完全ペーパーレス化を実現し紙資料の削減にも大きく寄与している。導入にあたり議員からは慎重な意見はなくスムーズにタブレット端末導入が可能となった点は正直驚きを感じました。事務の効率化・コスト削減・省資源化に向けて本市における導入に向けて議論を加速していくことも必要であります。
1月27日~28日,仙台市議会環境・エネルギー政策調査特別委員会による視察をしてまいりました。以下に概要を報告いたします。
広島市は政令指定都市20都市中一人当たりのごみ排出量が最も少ない都市であります。ごみ減量に向けた取り組みについて伺ってまいりました。昭和50年ゴミ非常事態宣言を発し全国に先駆けて昭和51年から5種類の分別回収として資源ごみ回収を始めたとのこと。昭和60年以降増加傾向となり平成12年には年間49万トンとなり「ゼロエミッションシティの実現を目指す都市」を基本理念に平成17年6月「広島市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」を策定されました。計画策定後年間35万トンまで削減されたものの平成23年以降再び増加傾向に転じたため,平成27年3月に改めて基本計画を策定。減量目標として平成36年度までに排出量785g/人日【参考:平成25年度1人1日あたりのごみ排出量,仙台市1105g,広島市859g】,総排出量を33.7万トン/年として各種施策を展開しております。目標として焼却量・埋立量も具体的数値を掲げている点が特徴的でありました。また,現在は家庭ごみ8種類・事業ごみ5種類のきめ細かな分別により回収している点も大きな特徴であり,市民・事業者の協力なくしてごみ削減の取組みは成り立たないことを強く感じました。行政の施策として「食品ロス削減運動」「学生と連携したごみ減量活動の推進」の展開や,スーパーマーケットに働きかけ「ばら売り・量り売り・簡易包装の促進」「レジ袋の無料配布中止の拡大」等々,市民に対する啓蒙活動に合わせ学生や流通事業者への働きかけの取組みが特徴であると感じました。
西部下水汚泥燃料化施設は,下水汚泥を原料として炭化燃料を製造しJパワー竹原火力発電所の石炭代替燃料として利用しており,下水汚泥の資源化促進に取組んでおります。平成24年4月から運営開始,DBO方式(設計施工及び運営の一括契約)の民間委託にて事業期間は40年。事業の背景として,焼却炉の老朽化に伴う建替の課題と汚泥処理によ
る焼却灰の処理を他県に持ち込んでいる状況であったが,他都市の先見事例など民間事業者からコストパフォーマンスを踏まえた提案に基づき事業を展開したとのこと。効果として,焼却炉2つをそのまま維持した場合と,西部水資源再生センターによる集約及び汚泥燃料化施設にしたことにより2.6億円/年の削減に結びついております。
広島市全体の温出効果ガス排出量に占める下水道事業の割合は21.4%,内下水道事業に占める汚泥処理の割合は約20%であり,広島市全体の4%の削減につながり,昨年実績は9000トン/1年の削減となったとのこと。
脱水汚泥から摘出できる炭化燃料は約16%で,竹原火力発電所の燃料比率は1%未満であるものの下水汚泥の資源化の促進や温室効果ガスの削減による地球温暖化防止への貢献度は非常に高いものがあります。
宇佐市では平成20年4月に「宇佐市バイオマスタウン構想」を策定し,民間企業と連携を図りながらバイオマス利活用の取組みを行っております。市職員の自主研究グループである「役所の底力推進プロジェクトチーム」から政策提言を受け「バイオマス・ニッポン総合戦略」に基づき策定に至ったとのこと。生ごみの発行堆肥化を行う「バイオマスセンター」では民間企業がスーパーやレストランから排出される食品残さを発行処理し堆肥化後有償売却を行っています。廃食用油のバイオ燃料を精製する「資源作物エコセンター」ではこちらも民間企業により店舗・給食センター・病院・家庭から回収し回収契約事業所は159事業所で1リットルあたりのバイオ燃料精製率は約80%となっており,市役所のスクールバス等に活用されております。この日は三和酒類株式会社(麦焼酎いいちこで有名)の拝田グリーンバイオ事業所にて,焼酎粕の利活用についても伺いました。濃縮乾燥設備では焼酎粕を個体と液体に分離し濃縮・乾燥して飼料の原料としております,メタン発酵設備ではメタン菌などの微生物を利用しバイオガスをつくりボイラーの燃料として活用して年間3000トンのCO2削減になっているとのこと。
視察を通じ感じたのは,他都市のバイオマスタウン構想は行政が中心となり助成金の制度創設などにより対応しているのに対し,宇佐市では民間企業の力を多いに活用し単費の持ち出しなく進めている点であり理想的な好事例であったと思います。
1月21日,仙台市議会スポーツ市議の会主催による東北楽天ゴールデンイーグルスの激励会を開催いたしました。スポーツ市議の会では仙台市を本拠地として活躍しているプロスポーツの激励会を適宜開催し,議会としても気運を高め応援の機会を設定しています。スポーツを通じた振興という観点からも重要な取り組みの一つであると思います。現在仙台市を拠点としたプロスポーツは「ベガルタ仙台」「ベガルタレディース」「89ers」「ベルフィーユ」「仙台女子プロレス」新たに女子野球の「東北レイア」など多くの種目にわたります。この日はスポーツ市議の会幹事長として初めてとなる激励会でもあり選手の受入れ等貴重な機会となりました,今後とも夢と希望を与えてくれるプロスポーツ選手のみなさんを応援してまいりたいと思います。
1月19日,仙台・福島・山形市議会による3都市連携による広域観光連携推進協議会の研究会が開催され出席してまいりました。南東北の自然と温泉等を中心とした観光振興について調査・研究を重ねてきております。記念講演では「じゃらん宿泊旅行調査報告と観光マーケット」と題し観光振興に最も大切な旅行者数や旅行先の動向・旅行費用の総額や現地支出額等々,観光宿泊旅行調査結果に基づき様々な角度から講話を拝聴いたしました。1回あたりの旅行費用は49,200円,1泊を2泊にするのは厳しいが滞在時間を増加させるのがポイントとのこと。お土産の平均金額5500円・飲酒が4600円と高く旅先でのもう一杯飲んで頂く工夫も必要。旅行目的の第1位は「食」で35%を占める,若年男性の一人旅が増加しておりSNSの普及により評価を気にする傾向,宮城県は1人旅の比率が20%と全国平均を上回っておりターゲット戦略も必要と感じました。東北の特徴としては域内観光(東北地方の中で)が40%であり他地域からの誘致が今後の課題だと思います。旅行先に対する満足度は16位と中位であるものの食べ物満足度では11位と貢献しており,やはり「食」に力を傾注した取り組みも必要ではないかと感じました。仙台市単独では,宿泊数は微増で60%が男性で東京居住者が一番多く次いで宮城県内が多くなっており一人旅の割合が28%,特徴としてお祭りやイベント・スポーツ観戦の割合も高く「食」に加え,この点を活かした取組みが必要と感じました。同じように福島市は「温泉・宿でのんびり過ごす」山形市も「温泉と食」の割合が高く,今後3市の特徴を活かした更なる連携を模索してまいりたいと思います。
1月15日,この日も常日頃からお世話になっている組織の新年会に出席してまいりました。1月も中旬をむかえ各種新年会のピークは過ぎたものの折り返しといった感じです。各種団体や地域の新年会において様々なご意見も頂いております。特に昨年12月開業の地下鉄東西線についての話題も多いようです,厳しいご意見だけではなく今後の事業展開に対する期待のお話しも頂いております,いずれ関心が高いという点はありがたいことだと思います。様々な機会での意見交換大切にしてまいりたいと思います。
1月14日,今年も大崎八幡宮どんと祭裸参りに参加してまいりました。裸参りには約115団体3200人が参加されたとのことですが私どものように100名を超える団体は極めて稀になってきたと思います。昨年の選挙戦にて無事初期の目標を達成出来たことの報告と,震災からの着実な復興とその先を見据えたまちづくりに,今年も積極果敢に取組んでいくことを祈願してまいりました。今年は暖冬といわれておりましたが,どんと祭となった当日は気温も低く例年以上に厳しい裸参りとなりました。
1月10日,仙台市成人式が挙行され来賓として出席してまいりました。東日本大震災の時は中学3年生,卒業式を目前に控えていた時期でもあり,卒業式が年度末に実施された学校も少なくなく,高校入学後も授業再開が1ケ月遅れになる等々震災による影響を大きく受けた子どもたちも今年成人を迎えました。今年の新成人は10927人,会場には約6900人が来場されました。晴れて成人となられた皆さんには,未来を切り開きあふれる可能性を最大限に生かし東北全体をリードする本市の一翼を担って頂きますようご期待申し上げます。
1月6日,今年も市役所前市民の広場において平成28年消防出初式が挙行されました。寒さが厳しいといわれる「小寒」の日でありましたが,例年とは違い温かい日差しを浴びながら消防職員や消防団員など約1200名が参加され伝統のはしご乗りや一斉放水などが披露されました。仙台市内の火災発生件数はここ数年300件を超える水準で推移しておりますが,平成27年の速報値では286件に減少しております,消防の出動が少なくなるよう火災予防の取組みも必要であります。「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づき郷土愛に溢れる消防団員のみなさまに心から敬意を表します。
1月5日,平成28年の業務開始式と初せりが行われ,関係者が各売り場に一堂に会して商売繁盛と安全を祈願いたしました。全体の取扱高は震災前の水準まで回復し前年比102.9%の実績となりました。各部門の前年比は水産部102.3%・青果部99.6%・花き部102.7%・食肉部においては115.7%と前年を大きく上回りました。宮城県の食肉生産量は全国第7位であるのに対し消費量では第45位と全国ワースト3位とのこと,地元の良質な仙台牛の消費拡大と共に地産地消の取組みが必要であります。107万市民の台所として中央卸売市場の安定供給と商売繁盛ご祈念申し上げます。