2月3日,座長を拝命している「(仮称)今を大切に生きる終活支援条例」の検討会議メンバーにて記者レクを実施。中間案を取り纏めたことからパブリックコメント(意見公募)を実施することを発表しました。合わせて市民説明会も開催いたします。取り纏めた中間案の基本的施策では「相談窓口の一本化」終活登録制度・エンディングノートの作成配布・生前の葬儀相談・死後事務に関する相談などの「環境整備」に加え,イベントや講座の開催など「広報・周知」を盛り込みました。「終活」はネガティブなイメージを持たれる方が多いと思いますが,条例の制定により将来に対する不安の解消や負担の軽減に資する今を大切に生きるための取組みであることの理解が深まることを期待したいと思います。
① 震災の経験と教訓の伝承について [人と防災未来センター 須貝副センター長]
1月22日,神戸市の「人と防災未来センター」にて調査視察の機会を頂きました。当施設は2002年4月,阪神淡路大震災から7年後に総工費60億円をかけて兵庫県が建設し(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構が5億円/年間の予算にて管理運営を行ってきています。震災とその後に発生した国内外の災害の経験と教訓の継承,災害文化の形成,地域防災力の向上,防災政策の開発支援ならびに創造的な復興を図り安全・安心な市民協働・減災社会の実現に貢献することをミッションとしています。仮設住宅や復興公営住宅でのコミュニティの崩壊などの課題が浮き彫りとなり,東日本大震災の際にはこれらの課題を踏まえ,コミュニティごとの集団移転などに活かされました。阪神淡路大震災から30年の節目に視察の機会を頂き改めて防災・減災の取組みの重要性を感じました。
② 地域との連携強化について [堺市総合防災センター 永野所長・他]
1月23日,堺市総合防災センターにて施設の概要および利用状況,地域との連携強化ならびに地域防災を担う人材育成について伺いました。令和4年に開館し南海トラフ巨大地震などのリスクが比較的低いことや,被害リスクの分散のため消防本部庁舎から離れた場所に建設された。大きく3つの目的で事業を実施しており,①地域防災力の向上のための「地域の連携強化」②消防職員・消防団員の資質向上や人材育成を目的とした「消防・防災力の強化」③大規模災害発生時の「円滑な受援体制の確立」に取り組んでいる。来館者数は令和4年度49,176人,令和5年度57,868人で約3割が小中学校で防災教育にも寄与されている。映像により災害を学習できるガイダンスシアター・地震などの災害体験コーナー・火災受信盤や避難誘導灯の模擬装置を実際に操作しながら学べる消防設備体験室等々展示設備も充実しており,設備を活用した様々な体験コースを用意していることで来館者の多くは体験コースに参加されているとのこと。
1月14日,崎八幡宮どんと祭裸まいりに3参加してまいりました。仙台市の冬の風物詩でもある裸まいりは,厳寒時に仕込みに入る酒杜氏が醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのが始まりとされており江戸時代中期には既に定着していたと言われてります。正月の間に各家庭に訪れていた神々を送る「御神火」としてあたると心身が清められ一年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えがあります。数年ぶりの平日開催としうこともあり,裸参り参加者ならびに参拝者の数は昨年よりも若干少なかったように感じましたが,今年も出身組織のみなさんと無事に参拝し無病息災・家内安全・仙台市政の発展等々祈願することが出来ました。今年もみなさまにとって良い1年になりますようご利益のお裾分けが出来ればと思います。
1月10日,新たな年をむかえ恒例の市内事業所にて挨拶の機会を頂いております。現在,仙台市環境審議会では「新築建築物への太陽光発電導入・高断熱化促進制度」いわゆる太陽光発電設備の設置を義務化する検討がなされております。大手ハウスメーカー等は,既に屋根と太陽光パネルを一体化した設備を構築しており,制度の組み立て如何によっては地場工務店などが不利になることも想定されます。また,太陽光発電設備は一定成熟してきており,本市が目指す新築建築物への太陽光発電導入・高断熱化促進制度にあたっては住宅性能に力点を置くなどの検討が必要と考えます。挨拶ではエネルギー産業出身の議員としてその対応に当たっていく旨お話しさせて頂いております。
1月6日,市民の皆さまの安全・安心を願うとともに,消防関係者の1年の安全と奮起を誓うため新春恒例の仙台市消防出初め式が挙行され出席してまいりました。令和6年1月1日から12月末までの仙台市内の火災発生件数は247件,これにより9名がお亡くなりになり50名が負傷しております。火災件数は前年同期と比較すると1件増加し,出火原因は「こんろ」「放火(疑い含む)」によるものがそれぞれ35件,「電気機具」によるものが22件,「電灯・電話等の配線」によるものが21件,「たばこ」によるものが19件と依然として近年は横ばいとなっています。乾燥する季節となっておりますのでくれぐれも火のもとにはお気をつけ願います。日夜,市民の安心・安全のために活動している消防職員・消防団のみなさまに心から敬意を表したいと思います。